Gabbie's Cafe

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ひまわり

2006年07月14日 | BGM

 湯布院を舞台にした、NHKの連続テレビ小説“風のハルカ”で、“猿丸啓太郎”なる人物を好演した松岡充さんという方…。軽快な大阪弁がなんとも心地よく、心に残りました。

その松岡さんはsophiaというバンドのヴォーカリストだそう(よく知らなくてごめんなさい)ですが、ある時コンサートで、彼が観客たちの笑顔を見て“ひまわりがこっちを向いて咲いているようだ”と言ったことから、以来ファンは手に手にひまわりの花を持ってコンサートにやってくるようになったそう。そしてついにはsophiaがツアーでやってくると、その町の花屋からひまわりが消える(つまり完売する)という事態までおきたのだとか…。

私が生まれた年のイタリア映画に“ひまわり”というのがあります。主演はソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ。そして音楽は、かのヘンリー・マンシーニ。どこまでも続くひまわりの花畑。戦争の悲劇を描いた、美しい、悲しい映画。
地球の裏側でまた、戦争がはじまってしまった…。
そんな風に思いながら車を走らせていると、突然町外れで出会ったひまわりの花畑。車を停めて写真を撮りながら、ふとこの映画に心が繋がっていきました。

昨日たまたま観た、近年のイタリア映画の傑作、ロベルト・ベニーニの“ライフ・イズ・ビューティフル”も、そういえば戦争の悲劇を描いた作品でした。全編に流れるのどかなメロディーと、“現代のチャップリン”ベニーニのハイセンスなコメディの中にも、観る者の心に強烈に残る反戦のメッセージがありました。

…ソフィア・ローレンの“ひまわり”を知らずして、sophiaというバンド名で“ひまわり”という一枚目のシングルを出したという松岡さん。発見したときは、きっと嬉しかったでしょう。不思議な導きを感じられたかもしれませんね…?
“すべてが繋がっていく”不思議、あなたも体験したことがありますか?

こんなふうに文章にしようとすると、どうもうまくまとまりませんが…ここ数日のそんな色々な出来事の切れ端を繋ぎ合わせていくと、ひとつの導く声が心に響いてきます。
今日、この日、宇宙を導く大きな力が、私に語りかけて来るのがわかります。
“平和を、祈り求めよ”と…。