Gabbie's Cafe

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第九を聴きにいきませんか?

2011年12月03日 | Season's Special


この時期は、なんと言っても『第九』ですよね。
東京近郊でも、実に60回あまりの第九コンサートが開かれているようで、有名な指揮者のもの、名門オーケストラや合唱団のもの、あの有名なホールで…などなど、一言で第九と言っても、どれを聴きに行こうか、ちょっと迷ってしまいますね。

先日の記事で、金聖響さんと神奈川フィルのことを書きましたが、その彼らの第九演奏会が、今月22日の夜に、調布であります。
素晴らしいことに、これ、東日本大震災のためのチャリティーコンサートでもあるのです。


2011年は、私たち日本人にとって、決して忘れることのできない年となりましたね。

有形無形の多くのものを失い、けれどもその中で、当たり前だと思っていたことが、実はとてつもない恵みと目に見えない守りの中に成り立っていたことに、気づいた年だったのではないでしょうか。

私自身、色々な思いをもって、この年の瀬を過ごしています。

まず、今までの自分の生き方を一掃するような、悔い改めの機会に恵まれた年でした。
格好つけと、言い訳と、取り繕いが一瞬にして押し流されて、自分の真の姿が突きつけられました。
それはとても恐くて、恥ずかしくて、つらいことでした。しかしそれでも、そんな自分が愛され、赦されている、神様から生きていて良いと言われている…そうと知ることは、私自身がまったく新しいスタートラインに立つことに繋がっていた、紛れもない恵みの出来事でした。

おろかで弱く、罪深い自分と向き合い、その中で、十字架の愛と赦しと回復を体験しました。
クリスマスの本当の意味を、心から身にしみて感謝しつつ、このアドベントを過ごしています。

これからの人生、偽りなく、一歩一歩、確かな道を、正しく聖く歩みたい。
私らしく、創られた姿で、神と人を愛せる歩みを、祈り求めて生きたいと思います。


神奈フィルは、現在かなり深刻な財政難に瀕しており、存続の危機にあります。
わが身も決して安泰ではない…そんな状況下においても、チャリティーコンサートをしよう!というその心意気が、なんとも心憎いではありませんか。

若い頃、ゴスペルを歌いに行っていた思い出の場所・調布で、今、ひそかにマイブームとなっている地元・神奈川のオーケストラが、この節目の年に第九をやってくれる…私にとっては、実に奇跡のような、幸いなことです。
しかも、それが震災復興の一端を担うことになるのなら、こんなに有意義なこともありません。

Tと一緒に、行ってみようと思います。

チケットには、まだ余裕があるみたい。この種の音楽、場所になじみのある方もそうでない方も、
『チャリティー』という言葉をきっかけに、そして合言葉に、足を運んでみるのはいかがでしょうか?

東日本大震災チャリティー演奏会 金聖響×第九