
今回は、映画「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」のお話をさせていただく訳ですが、その前に、「ウルトラセブン」のダンとアンヌの後日談からお話したいと思います。
ちょっと前にご紹介した「ウルトラマンレオ・運命の出会い!ダンとアンヌ」の記事で、私はモロボシダンが出会った女性はアンヌではないかと書いたのですが、それに対し、あれはアンヌに似せた宇宙人だと断定した方がいらっしゃいました。
その根拠として、ラストで、女性がレオに運ばれ、宇宙に飛んでいく時、宇宙服も何も身につけていなかった点を挙げられたのです。
もし、あの状態で、生身の人間が、宇宙空間に突入したら、その瞬間に呼吸困難に陥り、即死するに違いないと極めて冷静に分析されたのです。
その答えに、私は自分の盲点をつかれた思いで、思わず、絶句してしまいました。
でも、一言だけ言わせてもらえば、あの女性が「私はアンヌではありません」とモロボシダンにかたくなに否定し、みなの反対を押しきって宇宙人の捨て子を育てようと決心したと告げた時、私は自分の夫と息子の姿が脳裡をかすめ、妻として、そしてママとして、どう生きるべきか、その事で頭がいっぱいになっちゃったんです。
それは、きっと私だけじゃなく、多くの女性が、少なくとも愛する夫と子供のいる女性なら、誰でも私と同じ考えをするのではないかと思います。
また、そうでないといけないのではないでしょうか?
だから、私としては正解がどうであれ、あの答えに至ったことを決して後悔はしてないです。
でも、だからと云って、その方に反旗を翻したい訳ではないのです。
というより、その方は男性なりに冷静に分析されて、そう結論付けられた訳ですから、男性と女性の見解の相違は当然あってしかるべきだと思いますので。
何より、私はその方を男性として心から尊敬し、全幅の信頼を寄せていますから。
それでは、次に移ります。
二番目のダンとアンヌの後日談は映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」についてです。
ダンとアンヌは、「ウルトラセブン」の(史上最大の侵略)で知られているように、結ばれることなく悲しい別れをしなければならなかったのは今更言うまでもないです。
そして、あの衝撃的な別れに、涙した人はこの私を含め沢山いらっしゃることと思います。
ところが、映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」では、なんとダンとアンヌは結婚しちゃってるのです!
ただし、パラレルワールドという設定ではありますが。
だけど、アンヌが甲斐甲斐しくダンに尽くし、幸せそうな笑顔を浮かべている二人の姿を見て、長年、胸につかえていたものがようやく取れた思いで、涙せずにはいられませんでした。

また、この映画では、ウルトラシリーズのほかのヒロインも仲良く登場しているのです。
ウルトラマンの桜井浩子さん。
帰ってきたウルトラマンの榊原ルミさん。
ウルトラマンAの星光子さん。
そして、ウルトラセブンの我らがアンヌ隊員こと、ひし美ゆり子さんです。
実はこの映画で、四人揃って仲良くフラダンスを踊る場面があって、それにも私は涙せずにはいられませんでした。

というのも、ウルトラシリーズではみな、なぜか不幸な運命を辿ってますからね。
前置きが長くなってごめんなさい!
いよいよ、本題に入ります。
それは、「ウルトラセブン」の(アンドロイド0指令)を観ていた時のこと。
このお話に出てくるマネキンが、どこかで見たような気がしてならなかったのです。

それは私が懇意にしている女性のプロフィールの絵にそっくりだったのです。

ね、髪の毛を分けてるのが右と左の違いだけで、よく似てるでしょう?
実はその絵は、マリー・ローランサンの「ヴァランチーヌ」という絵なんです。
だから、私は彼女はマリー・ローランサンの「ヴァランチーヌ」が好きなので、この絵をプロフィールの画像にしてるのだろうなと勝手に決めつけていたのです。
だけど、「ウルトラセブン」のマネキンを見た時、もしかしたら、「ヴァランチーヌ」が好きというより、このお話に出てくるマネキンそっくりの女性が好きなのかも知れないなという疑問がわいてきたのです。
このマネキンは、オモチャジイサンによって、人間になることも出来るのです。
それが、これです。

ね、マリー・ローランサンの絵に瓜二つでしょう?
この女優さんは小林夕岐子さんといい、ひし美ゆり子さんと同期に当たるそうです。
そした、もう一つ、私が小林夕岐子さんに注目した訳は、ホラー映画「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」で、日本版の吸血鬼を演じていたからです。
私が懇意にしている女性は吸血鬼が好きで、子供の頃、吸血鬼の本をよく読んでいたと教えてくれたことがあったのです。
つまり、小林夕岐子さんは彼女がプロフィールに貼り付けているマリー・ローランサンの絵に似ていて、さらに彼女が大好きな吸血鬼も演じているのです。
しかし、一応、念のために、マリー・ローランサンに吸血鬼の絵がないか調べてみました。
だけど、どんなに探しても吸血鬼の絵は描いてなかったのです。
こうなったら、マリー・ローランサンの絵より、吸血鬼も演じた小林夕岐子さんが好きだと考えたほうが、よっぽど理に叶っています!
ということで、彼女も「ウルトラセブン」を観ていて、(アンドロイド0指令)に出演していた小林夕岐子さんが好きになり、プロフィールの画像に貼り付けたのかも知れません。
そこで、気になったのが、ホラー映画「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」で、
小林夕岐子さんが演じた日本版吸血鬼です。
実は私が懇意にしている彼女とは、もうかれこれ五年もお付き合いしているのですが、いまだに多くの謎を秘めていて、どんな人なのかよく分からないのです。
だけど、このホラー映画を観たら、少しはその謎に迫れるかも知れない!
そこで、ホラー映画苦手の私ではありますが、あらん限りの勇気を出して観てみることにしたのです。
ところが、小林夕岐子さんの日本版吸血鬼振りに圧倒されたのはもちろんですが、映画そのものにも没入し、すっかり魅了されてしまったのです。
この映画はホラーとして、実によく出来ているのですが、コミカルな要素もあちこちに散りばめてあり、それが、何とも言えない雰囲気をかもし出しているのです。
また、今、観ると、ちょっと笑えちゃうところがいくつもあります。
まず、冒頭に小林夕岐子さん演じる夕子の屋敷を訪ねに行く恋人がいるのですが、それが誰あろう、あの「木枯し紋次郎」で一世を風靡した中村敦夫さんなんです。

しかも、なかなかの爽やか青年で、この人がのちに紋次郎を演じた人とは思えないほどです。
木枯し紋次郎といえば「あっしには関わりのねえことでござんす」という名セリフがありますが、それとはうらはらに、夕子の行方を探しにどんどん深みに入っていくところが、ちょっと笑えちゃいます。
だけど、それよりすごいのが次に登場する中尾彬さんの演技です。

それを説明するのはかなり難しいのですが、演技が上手いというか、オーバーというか、わざとらしいというか、とにかく、その演技力を見ていると、このホラー映画を恐がっていいのか、笑わなくちゃいけないのか、ちょっと判断に迷ってしまうほどなのです。(笑)
しかし、そのどうとでも受け取れそうな演技力がまさに絶妙で、何とも言えない雰囲気をかもし出しているのです。
お次はお待ちかね、いよいよ小林夕岐子さんの番です。
この人に関して言えば、本当にお人形さんみたいに綺麗な人だなと思いました。


だけど、こんなに美しい人が命を奪うのですから、震え上がらずにはいられなかったです。
そういう意味で、この映画の最大の功労者と言っていいでしょうね?
ところで、この映画を観た私の最初の目的は達成されたかと言いますと?
私は五年もお付き合いしている彼女がますます謎めいてきて、とうとう訳がわからなくなっちゃいました。(苦笑)
P.S奈々さん、ご病気だった様に思います。退院されましたか?これから暑さが厳しくなります!奈々さんも静養されてお仕事にお戻り下さい。御互いに体調に気をつけましょう。お大事に‼
「運命の出会い!ダンとアンヌ」で、私があれは本物のアンヌではないかと書いたら、違う説を唱えた方がいらしたんです。
それで、そういう意見もお伝えした方がいいのではと思って、「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」の前に書いてみました。
あの捨て子は、ダンとアンヌの子供だったという説をはじめ、様々な説があるようなので、色んな解釈があっていいのではないでしょうか。
ところで、妄想モロボシダンさんも、この映画に興味がおありだったのですね。
私は、「アンドロイド0指令」のマネキンを見たとき、マリー・ローランサンの絵にあまりにもそっくりだったので、そこから小林夕岐子さんに関心が出てきて、この映画を観たくなったんです。
また、私が懇意にしている女性がマネキンに似たマリー・ローランサンの絵をプロフィールの画像に貼り付けていましたし、吸血鬼も好きなので、吸血鬼の魅力も探りたくなったんです。
そういう訳で、この映画を観てみたら、すごく良く出来ていて傑作だと思いました。
中尾彬さんのお芝居もどう受け取っていいのか分からないほど、絶妙な演技をされてましたし。(笑)
それと、私の体にもお気遣い下さってありがとうございます。
昨日、一ヶ月半ぶりに退院することが出来ました。
妄想モロボシダンさんも、これからの季節、くれぐれもご自愛下さいね。
お礼を言うのを忘れてました!(汗)
先日、「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」をご紹介下さってありがとうございました。
早速、観て、ブログに書きました。
もしよろしければ、思い出話でもお聞かせいただけたら幸いです。
それにしても、よくそんな細かなところまで覚えてらっしゃいますね!
どれだけ、ひし美ゆり子さんがお好きなのか伺い知れるようです。
私が、この映画のひし美ゆり子さんで、一番印象的だったのは、かなり色っぽくなっていた点でした。
当時、ひし美さんは24歳だったそうですが、アンヌ隊員からの変貌ぶりにはかなりびっくりでした。
この時、パンタロンをはかれてますが、ミニスカートのあと、パンタロンが流行っていた頃でしょうか。
この時の演技が、「プレイガール」につながる訳ですね?
「プレイガール」はなんでも、ひし美ゆり子さんが登場した回はぐ~んと視聴率がのびたというエピソードがあるみたいです。
私の体のことまで、お気遣い下さってありがとうございます。
もう、7月に入っちゃいましたので、これからますます暑くなりますが、妄想モロボシダンさんも、お体、くれぐれもご自愛下さいね。
またのご訪問も、心からお待ちしています。
ありがとうございました。