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テレビドラマ「サインはV」

2014-07-14 18:12:38 | 映画・テレビ
 

 このドラマ、かなり古いのですが、観てましたね~!

 しかも、毎回、手に汗握りながら観ていた記憶があります。

 なにより、「♪V I C T O R Y サインはV 開け放した空へ ジャンプ ジャンプ ジャンプ ジャンプ うちよせる雲に アタック アタック アタック・・・」で始まる主題歌が大好きでした。

 だけど、それは私がまだほんのちっちゃい頃の出来事で、あれから、いろんなドラマや映画の名作を何百本も観てきた私が、今、観ても、果たして感動出来るでしょうか?


 しかも、このドラマには魔球が出てきたはず?

 
 魔球を使うなんて、ちょっとあざとくない?

 魔球なんか使わずに、スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と闘うのが、素晴らしいスポーツドラマじゃないかしら?

 
 そう思わないでもなかったのですが、レンタル屋さんで、このドラマのビデオを見つけた私は、なぜ子供の頃、あんなに熱中したのか気になって観てみる事にしたのです。

なんでも、このドラマの平均視聴率は32・3%で、最高視聴率は39・3%を取り、大ヒットしていたそうです。

 それなのに、私は朝岡ユミ(岡田可愛)や椿麻理(中山麻理)、ジュン・サンダース(范文雀)、それに中山仁さん演じるコーチの牧圭介が登場していたのは覚えてましたが、そのほかのことは殆ど忘れていたのです。(苦笑)

  
 ところが、今、観ても、果たして感動できるかという不安はあっという間にどこかに吹っ飛んでしまい、ぐいぐいドラマに引きつけられて、選手や牧コーチを応援せずにはいられなくなったのです。

 そうです!

 このドラマは選手ばかりか、コーチも素晴らしいのです。

 私が、牧コーチに着目したのには、こんな理由があります。

 子供の頃、私は、テレビアニメの「エースをねらえ!」を観たのをきっかけに中学生の時、テニス部に入ったのですが、高校生になったら、バレーボール部に入りたいと思っていたのです。
 ところが、体育の授業で、バレーボールをやらされ、その頃、すでに大人の女性と変わらないほどのお胸をしていた私は、お胸を揺らし、むっちりしたふとももで、必死にボールを追いかけていたところ、鼻の下を伸ばし、目を三角にして、さもイヤらしい目つきで、私を見つめる先生に気づいたんです。

 バレーボールって、お肌の露出が多いですし、結構、運動量が激しいので、私のお胸はどうしても揺れてしまってたんです。(真っ赤)


 そうして、その先生のせいで、私はバレーボール部に入る気持ちがなくなってしまったんです。(苦笑)


 でも、このドラマの牧コーチは違うんです!
 


 特訓に次ぐ特訓で、選手にはメッチャメチャ厳しいのですが、かっこよくて優しい面も持っているのです。

 それに、主人公の朝丘ユミを始めとする、元高校生バレーボールナンバーワンと謳われた椿麻理や、心に深い傷を負っているジュン・サンダースなどのキャラが光ってるんです。

 
 このドラマは、主人公の朝丘ユミが、高校生活最後のバレーボールの試合で、亡き姉とともに編み出した稲妻落としという魔球で優勝した場面から始まります。
 その試合を観ていた牧圭介は、彼がコーチをつとめる社会人バレーボールチームの立木大和に、ぜひ入ってほしいと朝丘ユミに頼むのです。

 しかし、ユミは姉が亡くなったのはバレーボールのせいだとして、もう二度とバレーボールをする気はないと牧圭介に言うのです。

 しかし、「東京オリンピックで、女子バレーが日章旗をあげた駒沢の体育館で待っている」という牧の言葉と、母親の説得で、立木大和に入る決心をするのです。

 そこで、ユミは椿麻理、松原かおり、小山チイ子らと出会い、一緒にバレーボールを始めるるのですが、椿麻理はさすが高校生ナンバーワンのバレーボール選手と言われただけあって、人一倍負けず嫌いで、自分が一番でないと気がすまない性格で、しかもお金持ちの令嬢で、小生意気な面が多々あり、事あるごとに、ほかの選手と衝突するのです。
 私も最初は何なの?この女???って感じで、あまりいい印象は持たなかったのですが、みんながある大会で優勝し、祝賀ムードに酔っている最中、たった一人で、夜中に、布で目隠しをし、手足にスプリングをつけて、必死にトレーニングをしたり、父親の秘書が麻理に関東バレーボール選手権で、最優秀選手に選ばれるよう、ユミの母親が危篤だというウソの電話をかけたのに怒った場面などを見て、だんだん彼女が好きになってしまいました。

 しかし、ユミとどちらが優れているかを争うためには同じチームにいるより、ほかに移った方がいいと考え、全日本の優勝チーム、レインボーに移籍するのです。

 そして、そのあとに入ったのが、ジュン・サンダースで、ユミは牧コーチの指導の元、ジュンと組んで、魔のX攻撃を編み出すのですが、この技を成功させるのはなかなか容易ではなかったのです。


 それというのも、ユミとジュンの二人の呼吸がぴったり合わないと、この技は使えないからです。

 なぜ、容易でないかと言うと、ジュンは幼い頃、大好きだった母親に捨てられ、孤児院に入れられた悲しい出来事に原因があったのです。

 その捨てられた日が、ちょうどクリスマスの日で、みんなで飾り付けしたクリスマスツリーを壊すなど、どんなに人に優しくされても、どうしても素直に喜べず、かえって嫌われるような事をしてしまい、みんなの反感を買ってばかりなのです。

 ユミも初めのうちはジュンの行為が理解できなかったのですが、母親の愛情を一番必要としている幼い頃に、母親に捨てられたという記憶がそうさせてるのだと知った時から、なんとか彼女を立ち直らせようと努力するのです。

 このドラマは、そうして、たとえどんなに自分と人生経験や価値観の違う相手でも、投げ出したり、見捨てたりしないで、優勝という共通の夢に向かって、バレーボールに取り組む姿が胸を打ってやまないのです。

 
 世の中には、自分と生き方や考えの違う人が、たくさんいます。


 でも、それでいいんです。

 顔も違えば、育った環境だって違う訳ですから、違ってて当たり前なんです。



 だけど、追いかける夢は、同じ。


 さあ、一緒に「サインはV」の主題歌を口ずさみましょう♪
 


 岩谷時子 作詞   三沢郷 作曲


 V I C T O R Y サインはV 開け放した空へ 
 
 ジャンプ ジャンプ ジャンプ ジャンプ 

 うちよせる雲に アタック アタック アタック アタック 

 風に向かい 砂を走り 若い夢を

 トストス パスパス トスパス トスパス

 光追いかけて ジャンプ ジャンプ ジャンプ ジャンプ

 幸せの旗 胸に抱くまで

 V I C T O R Y サインはV






 青春は素晴らしい♪






  

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