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奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

映画「あげまん」伊丹十三・宮本信子

2012-01-15 19:55:36 | 映画・テレビ
先日、九重ゆみ子さんの「コメットさん」を観てたら、若かりし頃の伊丹十三さんがご出演されてて、その美形さに驚き、伊丹さんが監督された映画を観てみたくなっちゃいました。(笑)


生前、伊丹十三さんは何本も映画を監督され、その殆どを奥様の宮本信子さんが主演されていらっしゃいます。

当時、私はご夫婦で協力して、いい映画を作っていこうという姿勢に、とても好感を持っていました。

伊丹十三さんの映画はいわば奥様との愛の結晶なのです♪

そこで、今回、取り上げるのは、流行語にもなった「あげまん」です。

この「あげまん」という言葉、流行りましたね~

それと同時に「さげまん」という言葉も流行り、自分の彼女はどちらだろうと、喜んだり、がっかりしている男性を私の周りでも、よく見かけたりしたものでした。(笑)
ところで、私がこの現象をどう思っていたかと言いますと「あげまん」は女性を尊重している気がしないでもありませんでしたが、「さげまん」は自分の能力や努力の足りなさを女性に責任転嫁している気がしないでもありませんでした。
ですから、私は「あげまん」の女性はいても、「さげまん」の女性はいないのでは?と思っていました。(笑)

それにしても、本当に幸運をもたらす「あげまん」の女性っているのでしょうか?
それに、男性ではなく、どうして女性なのでしょう?

そういう事を考えていたら、その理由がだんだんわかってきました!

はっきり言って、これは女性の特殊能力です。

その訳は、女性がか弱く一人で生きていくのは困難で、男性の助けを必要とする生き物だという事と関係しています。

それゆえに女性はコミュニケーションをはかりやすいように、しゃべり好きになりましたし、愛情で男性に安らぎを与えられるようになったのです。

この愛情の究極の姿が、男性に幸運をもたらす「あげまん」という訳です。

女性で、好きになった男性の幸福を願わない人は一人もいないと言っていいでしょう。

ですから、男性の気を引こうと、お化粧して美しくなるように、男性に幸運をもたらす事で、愛情を得ようとする女性がいても、何も不思議ではないような気がするのです。


それを、この映画を例に詳しく書きますと、主人公、なよ子は捨て子で、両親の愛情を知らずに育ったという設定になっています。
という事は、人一倍、愛情を欲しがっていたために、あげまんの能力をフルに発揮出来る才能を身につけたと考えられるのです。

それで、芸者になったなよ子を身請けしたお坊さんが、あれよあれよという間に偉くなるのです。
いいえ、そればかりか、お坊さんが亡くなったあとに好きになった銀行の支店長もメキメキ才能を発揮して、異例の大出世を遂げるのです。

そして、ついに一国の総理大臣候補までが、なよ子のあげまんの才能にすがろうとするのです。

ここで注意してほしいのは、なよ子がかいがいしく愛した男性に尽くしている姿です。

なよ子が尽くす男性は、みな彼女を大切にしています。
少なくとも、最初のうちは。

女性は自分が大切にされていると感じる事で、その男性の幸福を願い、精一杯尽くそうとするものなのです。

ところが、世の中には女性の気持ちを、まるで理解出来ない男性がいるみたいで、この映画のように調子に乗って、自分の実力と勘違いして、なよ子を冷たくあしらってしまい、別れた途端、不幸のどん底に落ちちゃうのです。(笑)


だから、私は世の男性達に声を大にして言いたいのです。

現実は、才能や努力だけでは、どうにも無理で、運も必要だと思っている、そこのあなた!

決して女性を泣かせたり、悲しませてはなりません!

どうすれば、女性が喜ぶか、よ~く考えてみて下さい。

あなたに、もし女性の心が掴めたら、きっと幸運の道が開けるはずなのです。


というのも、女性はみな男性を幸せにする能力を持っているからです。

そして、それを開花させるのは、ほかならぬあなた自身なのです♪

















 

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