最近、「ミラーマン」「仮面ライダー」「ウルトラセブン」と、子供のヒーロー番組のお話をしてきましたが、アニメではロボットものが人気があるようです。
そのなかでも、「機動戦士ガンダム」は1970年代後半に誕生し、現在に至るまで圧倒的な支持を得ているみたいです。
ところが、このアニメは私が十代の頃に始まったものの、これまで、ちゃんと観たことはただの一回もなかったのです。
断片的なエピソードや登場人物だけなら少しは知っていますが、殆ど知らないに等しいのです。
でも、私が親しくさせていただいている人に、「ガンダム」が好きな人がいて、事あるごとに私にも観てほしいみたいなことを言ってくるのです。
今日も、ちらっとシャルル・アズナヴールのことを囁いていました。(笑)
そこで、あまりにも熱心に私をかき口説いてるものですから、一つその手に乗って、「ガンダム」を観てみようと思ったのです。
だけど、いきなり、まったく観たことのないものを観るより、私がこれまで、一番、よく観ていたロボット・アニメ「マジンガーZ」からロボットものの魅力に迫りたくなったのです。
つまり、ある程度、ロボットやヒーローものの勉強をしてから、ガンダムを観た方がより楽しめるのではと思ったのです。
実は、調べてみると、ロボットものはそれまでのヒーローものと、一線を画しているらしいのです。
そこで、子供たちに愛された懐かしのヒーローものから考えてみることにしました。
まず、テレビのヒーロー番組の元祖といえば、「月光仮面」です。

はっ!
私としたことが間違えちゃいました!!
こっちが本物の月光仮面です!!!

♪どこの誰かは知らないけれど、どこの誰もが知っている 月光仮面のおじさんは・・・
知らない人は、今でもいない超有名な主題歌ですが、驚いたことに月光仮面は超人でもなけばロボットでもなく、ごく普通の人という設定だったとか。
普通の人と言ったら、「まぼろし探偵」もそうだったようです。

キャッ!
私ったら、またやっちゃった!!(真っ赤)

ここに写ってる女の子は十代の頃の吉永小百合さんです。
つまり、ヒーローはごく普通の人から始まり、そこから、だんだん、普通の人以外の者を求めるようになったようです。
そこで超能力者の登場です。
超能力者のヒーローの元祖といったら、七色仮面です♪

特殊能力といったら、忍者を主人公にしたものもありました。
「仮面の忍者赤影」です♪

ここまでは、地球のために活躍する訳ですから、みんな、地球人だったのですが、そこに宇宙という概念を持ち込み、あらたなヒーローになった者が出てきました。
それが、ウルトラマンです。

遠いM78星雲からやって来て、わざわざ地球人のために、怪獣と戦ってくれる訳ですから、なんて親切な宇宙人なんだろうって思いますね。
だけど、広大無辺な宇宙へのロマンを感じさせてくれて、そこがウルトラマン達ウルトラ兄弟の魅力ではないでしょうか。
ところが、ここまでのヒーローはみな自分の意志で、悪と戦うわけですが、自分の意志を持たない者もヒーローとして登場し、少年たちに大人気となってしまうのです。
それが、ロボットなのです。

なかには「鉄腕アトム」みたいに電子頭脳という意志を持ったロボットものも作られ、それなりに人気を得ていたようですが、子供たちは人間が自由に操れる巨大ロボットに次第に惹かれるようになっていったのです。
どうやら、子供たちにウケるロボットは巨大でなくちゃいけないみたいです。
だから、もし鉄人28号が、アリとかミジンコみたいに、ちっちゃかったらウケなかったかも知れません。
それはさておき、人間が操るロボットに、なぜ、子供たちが魅力を感じるのか、その理由が「巨大ロボット読本」という本に、「鉄腕アトム」と「鉄人28号」を例に書いてありますので、ご紹介しますね。
昔、「少年」という漫画雑誌があり、ダントツの人気を誇っていた。
理由は「鉄腕アトム」と「鉄人28号」という超人気ロボット漫画2本が同時連載されていたからだ。
ちっちゃくて自分の意志を持ったよい子のアトムと、でっかくてリモコン次第で悪い奴の言うことだって聞いちゃう恐い鉄人。対極のロボットが人気を二分していたわけだが、われら空想科学研究所のメンバーは、本音を言うと鉄人ファンだった。
「本音を言うと」と、何やら後ろめたそうに小声で言わなければならないのは、当時、いくらガキだったからといって、道徳的なアトムより、悪の破壊王・鉄人の方が好きだったなんて、やっぱり声を大にして言いにくかったのである。
それに、何より意志を持ったアトムとは友達になれるかもしれないが、リモコン次第の鉄人はこっちのめちゃくちゃな命令にだって従ってくれる頼もしい僕(しもべ)なのだ。
この差は大きい。
男の子というものは、自分を鎧う武器を求める。それがナイフであったり拳銃であったり、自分の肉体を鍛えることだったりする。
女の子は自分を守ってくれる頼もしい男を求めるが、男の子は物心がついたときから、自分の身は自分で守らなきゃいけないと刷り込まれているのだ。
しかし誰もが強いわけじゃないし、まして子どもは体が小さい。いきおい、その差を武器に求めるのだ。もちろん、心の中では卑怯だとわかっているが、この防衛本能はどうしようもない。男の哀しい性である。
鉄人28号は、とにかくでかくて丈夫で強い。マシンガンだって、戦車だってかなわない。その鉄人が小学生の正太郎君のいうがままになるのである。
あのリモコンさえ手に入れば自分だって強くなれる!世界征服だって夢じゃない!!こんな妄想を抱きながら鉄人をこっそり支持していた少年たちが多かったはずである。
それが証拠に、鉄人以降、巨大ロボット漫画が雨後のたけのこのごとく生まれ、少年たちの負の願望を満たし続けたのである。
そんな願望がエスカレートし、より、いうことを聞きやすいように、少年が巨大ロボットに乗り込むスタイルに変えたのが「マジンガーZ」である。リモコン操縦から、運転に進化したといっていい。巨大ロボットは正義のためという旗印の下、破壊を繰り返し、少年たちのカタルシスを満足させたのである。
なるほど、よいこのアトムに反して、操縦するロボットに人気が集まったのは、こういう訳だったのですね。
そこで史上初めて、ロボットに乗り込み、敵と戦うアイディアをアニメにした「マジンガーZ」に敬意を表して観てみることにしました。
と言うか、私自身、子供の頃、このアニメはよく観てましたので、その理由を思い出したかったというのもありました。

この「マジンガーZ」は、まず、アニソン界のアニキこと水木一郎さんが歌う「♪空にそびえるクロガネの城 スーパーロボット マジンガーZ~」っていう主題歌がいいですよね。
私も名曲だと思います♪
この主題歌を聴いてから、本編を観たら、だんだん、当時のことが蘇ってきました。
「マジンガーZ」には兜甲児が乗り込むマジンガーZのほかに、弓さやかという女の子が乗り込む女性型戦闘用ロボット・アフロダイAが登場していたのです。
「巨大ロボット読本」によりますと、人間サイズの女性型ロボットは数多く存在しているらしいです。
例えば、アトムの妹ウランちゃん、ペンギン村のアラレちゃん、映画では、私もブログに書いた「メトロポリス」のマリアなど。
しかし、女性型の巨大ロボットは「マジンガーZ」にしか登場していないのだそうです。
それで、私は数あるロボット・アニメの中で、「マジンガーZ」だけはよく観てたのですね!
でも、それだけじゃなかったのです。
このアニメには、半身は男で、残りの半身は女の奇っ怪な姿をしたあしゅら男爵という悪役が出ていたんです!

つまり、男でもなければ女でもないと同時に、そのどちらでもあるんです。
その姿の訳は、あしゅら男爵のボス、Dr.ヘルが古代ミケーネ人の夫婦のミイラを組合せてサイボーグ化したからだとか。
このあしゅら男爵、アニメでは半分しか体が見えていない時は、それぞれ男や女の声だけを発し、両方の姿が見えてる時は、男と女の両方の声を発していて、私はこのどっちつかずのキャラクターが気になって気になってしょうがなかったのです。(苦笑)
でも、もしかしたら、男性と女性、両方の姿をしていることで、それぞれの醜い部分を現していたのかもしれないなと思いました。
こうして、子供の頃以来、久しぶりに「マジンガーZ」を観ましたが、絵のセンスが抜群ですし、また、ただ戦うだけじゃなく、ボスボロットに代表されるように、ギャグもふんだんに散りばめてあって、今観ても、わりと楽しめちゃいました。
そして、ガンダムを観るために、ヒーローものやロボットものを調べてみたら、なんだか、すごく勉強した気になりました。
これで、ガンダムを観る準備が整いましたが、その前に「けっこう仮面」や「まぼろしパンティ」、そして「マジンガーZ」と永井豪作品が出てきましたので、私が子供の頃、好きだった永井豪のある漫画のお話もしてみたくなっちゃいました。
だから、その漫画のお話のあとに、ガンダムを観てみようと思います。
それにしても、あしゅら男爵、気になる・・・

キャッ♪
そのなかでも、「機動戦士ガンダム」は1970年代後半に誕生し、現在に至るまで圧倒的な支持を得ているみたいです。
ところが、このアニメは私が十代の頃に始まったものの、これまで、ちゃんと観たことはただの一回もなかったのです。
断片的なエピソードや登場人物だけなら少しは知っていますが、殆ど知らないに等しいのです。
でも、私が親しくさせていただいている人に、「ガンダム」が好きな人がいて、事あるごとに私にも観てほしいみたいなことを言ってくるのです。
今日も、ちらっとシャルル・アズナヴールのことを囁いていました。(笑)
そこで、あまりにも熱心に私をかき口説いてるものですから、一つその手に乗って、「ガンダム」を観てみようと思ったのです。
だけど、いきなり、まったく観たことのないものを観るより、私がこれまで、一番、よく観ていたロボット・アニメ「マジンガーZ」からロボットものの魅力に迫りたくなったのです。
つまり、ある程度、ロボットやヒーローものの勉強をしてから、ガンダムを観た方がより楽しめるのではと思ったのです。
実は、調べてみると、ロボットものはそれまでのヒーローものと、一線を画しているらしいのです。
そこで、子供たちに愛された懐かしのヒーローものから考えてみることにしました。
まず、テレビのヒーロー番組の元祖といえば、「月光仮面」です。

はっ!
私としたことが間違えちゃいました!!
こっちが本物の月光仮面です!!!

♪どこの誰かは知らないけれど、どこの誰もが知っている 月光仮面のおじさんは・・・
知らない人は、今でもいない超有名な主題歌ですが、驚いたことに月光仮面は超人でもなけばロボットでもなく、ごく普通の人という設定だったとか。
普通の人と言ったら、「まぼろし探偵」もそうだったようです。

キャッ!
私ったら、またやっちゃった!!(真っ赤)

ここに写ってる女の子は十代の頃の吉永小百合さんです。
つまり、ヒーローはごく普通の人から始まり、そこから、だんだん、普通の人以外の者を求めるようになったようです。
そこで超能力者の登場です。
超能力者のヒーローの元祖といったら、七色仮面です♪

特殊能力といったら、忍者を主人公にしたものもありました。
「仮面の忍者赤影」です♪

ここまでは、地球のために活躍する訳ですから、みんな、地球人だったのですが、そこに宇宙という概念を持ち込み、あらたなヒーローになった者が出てきました。
それが、ウルトラマンです。

遠いM78星雲からやって来て、わざわざ地球人のために、怪獣と戦ってくれる訳ですから、なんて親切な宇宙人なんだろうって思いますね。
だけど、広大無辺な宇宙へのロマンを感じさせてくれて、そこがウルトラマン達ウルトラ兄弟の魅力ではないでしょうか。
ところが、ここまでのヒーローはみな自分の意志で、悪と戦うわけですが、自分の意志を持たない者もヒーローとして登場し、少年たちに大人気となってしまうのです。
それが、ロボットなのです。

なかには「鉄腕アトム」みたいに電子頭脳という意志を持ったロボットものも作られ、それなりに人気を得ていたようですが、子供たちは人間が自由に操れる巨大ロボットに次第に惹かれるようになっていったのです。
どうやら、子供たちにウケるロボットは巨大でなくちゃいけないみたいです。
だから、もし鉄人28号が、アリとかミジンコみたいに、ちっちゃかったらウケなかったかも知れません。
それはさておき、人間が操るロボットに、なぜ、子供たちが魅力を感じるのか、その理由が「巨大ロボット読本」という本に、「鉄腕アトム」と「鉄人28号」を例に書いてありますので、ご紹介しますね。
昔、「少年」という漫画雑誌があり、ダントツの人気を誇っていた。
理由は「鉄腕アトム」と「鉄人28号」という超人気ロボット漫画2本が同時連載されていたからだ。
ちっちゃくて自分の意志を持ったよい子のアトムと、でっかくてリモコン次第で悪い奴の言うことだって聞いちゃう恐い鉄人。対極のロボットが人気を二分していたわけだが、われら空想科学研究所のメンバーは、本音を言うと鉄人ファンだった。
「本音を言うと」と、何やら後ろめたそうに小声で言わなければならないのは、当時、いくらガキだったからといって、道徳的なアトムより、悪の破壊王・鉄人の方が好きだったなんて、やっぱり声を大にして言いにくかったのである。
それに、何より意志を持ったアトムとは友達になれるかもしれないが、リモコン次第の鉄人はこっちのめちゃくちゃな命令にだって従ってくれる頼もしい僕(しもべ)なのだ。
この差は大きい。
男の子というものは、自分を鎧う武器を求める。それがナイフであったり拳銃であったり、自分の肉体を鍛えることだったりする。
女の子は自分を守ってくれる頼もしい男を求めるが、男の子は物心がついたときから、自分の身は自分で守らなきゃいけないと刷り込まれているのだ。
しかし誰もが強いわけじゃないし、まして子どもは体が小さい。いきおい、その差を武器に求めるのだ。もちろん、心の中では卑怯だとわかっているが、この防衛本能はどうしようもない。男の哀しい性である。
鉄人28号は、とにかくでかくて丈夫で強い。マシンガンだって、戦車だってかなわない。その鉄人が小学生の正太郎君のいうがままになるのである。
あのリモコンさえ手に入れば自分だって強くなれる!世界征服だって夢じゃない!!こんな妄想を抱きながら鉄人をこっそり支持していた少年たちが多かったはずである。
それが証拠に、鉄人以降、巨大ロボット漫画が雨後のたけのこのごとく生まれ、少年たちの負の願望を満たし続けたのである。
そんな願望がエスカレートし、より、いうことを聞きやすいように、少年が巨大ロボットに乗り込むスタイルに変えたのが「マジンガーZ」である。リモコン操縦から、運転に進化したといっていい。巨大ロボットは正義のためという旗印の下、破壊を繰り返し、少年たちのカタルシスを満足させたのである。
なるほど、よいこのアトムに反して、操縦するロボットに人気が集まったのは、こういう訳だったのですね。
そこで史上初めて、ロボットに乗り込み、敵と戦うアイディアをアニメにした「マジンガーZ」に敬意を表して観てみることにしました。
と言うか、私自身、子供の頃、このアニメはよく観てましたので、その理由を思い出したかったというのもありました。

この「マジンガーZ」は、まず、アニソン界のアニキこと水木一郎さんが歌う「♪空にそびえるクロガネの城 スーパーロボット マジンガーZ~」っていう主題歌がいいですよね。
私も名曲だと思います♪
この主題歌を聴いてから、本編を観たら、だんだん、当時のことが蘇ってきました。
「マジンガーZ」には兜甲児が乗り込むマジンガーZのほかに、弓さやかという女の子が乗り込む女性型戦闘用ロボット・アフロダイAが登場していたのです。
「巨大ロボット読本」によりますと、人間サイズの女性型ロボットは数多く存在しているらしいです。
例えば、アトムの妹ウランちゃん、ペンギン村のアラレちゃん、映画では、私もブログに書いた「メトロポリス」のマリアなど。
しかし、女性型の巨大ロボットは「マジンガーZ」にしか登場していないのだそうです。
それで、私は数あるロボット・アニメの中で、「マジンガーZ」だけはよく観てたのですね!
でも、それだけじゃなかったのです。
このアニメには、半身は男で、残りの半身は女の奇っ怪な姿をしたあしゅら男爵という悪役が出ていたんです!

つまり、男でもなければ女でもないと同時に、そのどちらでもあるんです。
その姿の訳は、あしゅら男爵のボス、Dr.ヘルが古代ミケーネ人の夫婦のミイラを組合せてサイボーグ化したからだとか。
このあしゅら男爵、アニメでは半分しか体が見えていない時は、それぞれ男や女の声だけを発し、両方の姿が見えてる時は、男と女の両方の声を発していて、私はこのどっちつかずのキャラクターが気になって気になってしょうがなかったのです。(苦笑)
でも、もしかしたら、男性と女性、両方の姿をしていることで、それぞれの醜い部分を現していたのかもしれないなと思いました。
こうして、子供の頃以来、久しぶりに「マジンガーZ」を観ましたが、絵のセンスが抜群ですし、また、ただ戦うだけじゃなく、ボスボロットに代表されるように、ギャグもふんだんに散りばめてあって、今観ても、わりと楽しめちゃいました。
そして、ガンダムを観るために、ヒーローものやロボットものを調べてみたら、なんだか、すごく勉強した気になりました。
これで、ガンダムを観る準備が整いましたが、その前に「けっこう仮面」や「まぼろしパンティ」、そして「マジンガーZ」と永井豪作品が出てきましたので、私が子供の頃、好きだった永井豪のある漫画のお話もしてみたくなっちゃいました。
だから、その漫画のお話のあとに、ガンダムを観てみようと思います。
それにしても、あしゅら男爵、気になる・・・

キャッ♪