今回のオリンピックでの日本の活躍、すごかったですね!
私も、今まで生きてきた中で、日本がこんなにメダルラッシュにわいたのは初めてでし
た。
オリンピックには様々な競技がありますが、その中でも一際、注目を集めるのは、何と
言っても、マラソンですよね。
それに、私にはフルマラソンをやっているブロ友さんがいるんです♪
だけど、マラソンだけは、なぜか、男子も女子もメダルには遠く及びませんでした。
敗因は、一体、何だったのでしょう?
それはともかく、これを気にすることなく、今後の日本マラソン界に頑張ってもらおう
と、何か、書きたくなっちゃいました。
まあ、金メダルを必ず取る方法を伝授出来れば、一番いいのですが、この私が、そんな
方法を知っている訳もなく、ある映画のお話をしたいと思います。
それは「幻の湖」という映画です。
ほら、ご覧のように、女性が走っています。
この映画は、東宝が、巨額の費用を惜しげもなく使い、会社の威信をかけて作った創立
50周年記念作品なんです。
だから、当然、素晴らしい映画のはずなんです。
この映画の製作・原作・脚本・監督を一手に引き受けた橋本忍さんは、こう書いていま
す。
誰もが走っている。
みんなが走っている。
ただ遅いか早いか、走っていることを意識するかしないかだけだ。
「砂の器」は宿命的な親子の旅だった。
「八甲田山」は白い地獄の雪の中を這いずりまわる群像達の喘ぎだった。
三作目の「幻の湖」は、怒りを追い、涙と愛を追い、彼岸の彼方の永遠のロマンを追い
、ただ走り続けるものを描きたい。
橋本忍さんは、日本を代表する名脚本家で、あの黒澤明監督が、世界に認められるきっ
かけになった「羅生門」の脚本も書いた人であります。
名作「砂の器」、「八甲田山」も、橋本忍さんの手によるものとして知られています。
ところが、この映画の評判には惨憺たるものがあり、わずか2週間足らずで、公開を打
ち切られたという曰く因縁のある作品なんです。
そして、後年、映画雑誌「映画秘宝」で、さんざん面白おかしく書き立てられ、DVDを
観た人からも、さかんに笑いものにされいるのだとか。
では、この映画は本当に駄作なのか?
見ようによっては、傑作に見えるのではないか?
例えば、この映画は走るのが、重要なポイントとして出てきますので、マラソンをやっ
ている人が観たら、一般の人が気づかないところに感動するかも知れません。
いいえ、もしかしたら、マラソン界では、すでに「この映画の素晴らしさを知れずして
、マラソンをするなかれ」と言われ、マラソンのバイブルと認知されてるかも知れません
。
それは、この映画の主人公、道子(南條玲子)が、元オリンピック選手の宇佐美彰朗氏
の指導のもと、6ヶ月にわたる特訓を受けて、迫力ある本物の走りを披露しているからで
す。
それだったら、マラソンのバイブルと言われても仕方ないですよね?
そこで、私はその点にも注意して観てみることにしました。
実は、わたくし、この映画を観るのは初めてなんです。
それでは、ここで簡単にあらすじをご説明します。
主人公の道子は、雄琴のソープランド街で、「お市」の名で働くソープ嬢でした。
彼女にはシロという愛犬がいて、一緒に琵琶湖の周りを走るのを日課にしていました。
ところが、ある日、シロが、何者かに斬りつけられ、死んでしまうのです。
シロとともに走ることに、人生の喜びを感じていた道子は悲嘆に暮れますが、やがて、
その想いは復讐へと変わり、犯人の作曲家、日夏を刺し殺すに至るのです・・・
このあらすじだけだと、何の変哲もないストーリーみたいですが、戦国時代から、45億
年先の地球の未来までを扱い、普遍的な人間の業、言いかえれば、女性の怒りや哀しみを
描こうとしたように思われます。
でも、この映画、確かに、どこかおかしいのです!
台詞の緩慢さはまだいいとして、何を言いたいのかが、なかなか伝わらず、退屈するか
と思えば、突飛もない設定や、場面転換、それにあまりにもオーバーな表現に、笑いたく
ないのに、つい吹き出してしまうのです。
その一例が、ソープ嬢にして、諜報部員という設定のアメリカ娘ローザが、突然、つぶ
やく「あれはファントムではない。イーグルだ。イーグルはすでに実戦配備されている」
という台詞です。
ローザが、日本の性風俗の調査をしている点も可笑しいですが、退屈な映画だなと思っ
て、あくびをしているところへ、突然、こんな台詞が飛び出してくる訳ですから、開いた
口がふさがらないというか、あまりにも意表をつき過ぎるのと説明不足で、脳がたちまち
混乱してしまうのです。(苦笑)
ラストの道子が、日夏を刺した瞬間に、スペースシャトルが、宇宙に向けて発射する場
面も表現があまりにもオーバー過ぎて、笑うのをこらえきれませんでした。(笑)
あれって、「2001年宇宙への旅」で、類人猿が、骨を空中に放り投げた瞬間に、はる
か未来の宇宙船にすり替え、一瞬にして、時間の流れを現した有名な場面がありますが、
その手法を真似たものだったのでしょうか?
でも、「2001年宇宙への旅」では感嘆させられましたが、この「幻の湖」の場合は?
??
東宝さんは、なんで、こんな映画を作っちゃったのでしょう?
とは言うものの、部分的に見れば、琵琶湖の四季の移り変わりとか、戦国時代のエピソ
ードなど、素晴らしいところもない訳ではありません。
その極端さも含め、超一流のスタッフが、壮大なスケールで、超ちぐはぐに作ったとこ
ろが、この映画の最大の魅力のように思えてなりませんでした♪
日本のマラソン、ファイト♪
私も、今まで生きてきた中で、日本がこんなにメダルラッシュにわいたのは初めてでし
た。
オリンピックには様々な競技がありますが、その中でも一際、注目を集めるのは、何と
言っても、マラソンですよね。
それに、私にはフルマラソンをやっているブロ友さんがいるんです♪
だけど、マラソンだけは、なぜか、男子も女子もメダルには遠く及びませんでした。
敗因は、一体、何だったのでしょう?
それはともかく、これを気にすることなく、今後の日本マラソン界に頑張ってもらおう
と、何か、書きたくなっちゃいました。
まあ、金メダルを必ず取る方法を伝授出来れば、一番いいのですが、この私が、そんな
方法を知っている訳もなく、ある映画のお話をしたいと思います。
それは「幻の湖」という映画です。
ほら、ご覧のように、女性が走っています。
この映画は、東宝が、巨額の費用を惜しげもなく使い、会社の威信をかけて作った創立
50周年記念作品なんです。
だから、当然、素晴らしい映画のはずなんです。
この映画の製作・原作・脚本・監督を一手に引き受けた橋本忍さんは、こう書いていま
す。
誰もが走っている。
みんなが走っている。
ただ遅いか早いか、走っていることを意識するかしないかだけだ。
「砂の器」は宿命的な親子の旅だった。
「八甲田山」は白い地獄の雪の中を這いずりまわる群像達の喘ぎだった。
三作目の「幻の湖」は、怒りを追い、涙と愛を追い、彼岸の彼方の永遠のロマンを追い
、ただ走り続けるものを描きたい。
橋本忍さんは、日本を代表する名脚本家で、あの黒澤明監督が、世界に認められるきっ
かけになった「羅生門」の脚本も書いた人であります。
名作「砂の器」、「八甲田山」も、橋本忍さんの手によるものとして知られています。
ところが、この映画の評判には惨憺たるものがあり、わずか2週間足らずで、公開を打
ち切られたという曰く因縁のある作品なんです。
そして、後年、映画雑誌「映画秘宝」で、さんざん面白おかしく書き立てられ、DVDを
観た人からも、さかんに笑いものにされいるのだとか。
では、この映画は本当に駄作なのか?
見ようによっては、傑作に見えるのではないか?
例えば、この映画は走るのが、重要なポイントとして出てきますので、マラソンをやっ
ている人が観たら、一般の人が気づかないところに感動するかも知れません。
いいえ、もしかしたら、マラソン界では、すでに「この映画の素晴らしさを知れずして
、マラソンをするなかれ」と言われ、マラソンのバイブルと認知されてるかも知れません
。
それは、この映画の主人公、道子(南條玲子)が、元オリンピック選手の宇佐美彰朗氏
の指導のもと、6ヶ月にわたる特訓を受けて、迫力ある本物の走りを披露しているからで
す。
それだったら、マラソンのバイブルと言われても仕方ないですよね?
そこで、私はその点にも注意して観てみることにしました。
実は、わたくし、この映画を観るのは初めてなんです。
それでは、ここで簡単にあらすじをご説明します。
主人公の道子は、雄琴のソープランド街で、「お市」の名で働くソープ嬢でした。
彼女にはシロという愛犬がいて、一緒に琵琶湖の周りを走るのを日課にしていました。
ところが、ある日、シロが、何者かに斬りつけられ、死んでしまうのです。
シロとともに走ることに、人生の喜びを感じていた道子は悲嘆に暮れますが、やがて、
その想いは復讐へと変わり、犯人の作曲家、日夏を刺し殺すに至るのです・・・
このあらすじだけだと、何の変哲もないストーリーみたいですが、戦国時代から、45億
年先の地球の未来までを扱い、普遍的な人間の業、言いかえれば、女性の怒りや哀しみを
描こうとしたように思われます。
でも、この映画、確かに、どこかおかしいのです!
台詞の緩慢さはまだいいとして、何を言いたいのかが、なかなか伝わらず、退屈するか
と思えば、突飛もない設定や、場面転換、それにあまりにもオーバーな表現に、笑いたく
ないのに、つい吹き出してしまうのです。
その一例が、ソープ嬢にして、諜報部員という設定のアメリカ娘ローザが、突然、つぶ
やく「あれはファントムではない。イーグルだ。イーグルはすでに実戦配備されている」
という台詞です。
ローザが、日本の性風俗の調査をしている点も可笑しいですが、退屈な映画だなと思っ
て、あくびをしているところへ、突然、こんな台詞が飛び出してくる訳ですから、開いた
口がふさがらないというか、あまりにも意表をつき過ぎるのと説明不足で、脳がたちまち
混乱してしまうのです。(苦笑)
ラストの道子が、日夏を刺した瞬間に、スペースシャトルが、宇宙に向けて発射する場
面も表現があまりにもオーバー過ぎて、笑うのをこらえきれませんでした。(笑)
あれって、「2001年宇宙への旅」で、類人猿が、骨を空中に放り投げた瞬間に、はる
か未来の宇宙船にすり替え、一瞬にして、時間の流れを現した有名な場面がありますが、
その手法を真似たものだったのでしょうか?
でも、「2001年宇宙への旅」では感嘆させられましたが、この「幻の湖」の場合は?
??
東宝さんは、なんで、こんな映画を作っちゃったのでしょう?
とは言うものの、部分的に見れば、琵琶湖の四季の移り変わりとか、戦国時代のエピソ
ードなど、素晴らしいところもない訳ではありません。
その極端さも含め、超一流のスタッフが、壮大なスケールで、超ちぐはぐに作ったとこ
ろが、この映画の最大の魅力のように思えてなりませんでした♪
日本のマラソン、ファイト♪