新米の季節です。
太もも米は等級検査が済んだ新米「ひとめぼれ」が好評発売中。
我が家の飯米も新米をいただきました。
香り、色艶、甘みとも充分、とてもおいしかったです。
「おかず要らずで何杯でも」
というのが新米ならではの喜びの感想でした。
というのは以前の話。
わが家では近年、ご飯が新米に切り替わったことに
ともすれば家族が気がつきません。
それは何故か。
昔に比べ、お米の保存方法が格段によくなり、
しかも食べる分ずつ少量精米して炊飯して食べているために、
年間を通してご飯をおいしく食べられるようになったのです。
したがって新米を食する感激が薄らいできたと思われます。
昔私が小さい頃は、手軽に使える精米機というものがないため
(コイン精米機なんてもちろんない)
出来秋に1年分の家族の飯米を全量白米にしてしまいました。
今ではとうてい考えられません。
それをブリキ缶などに入れて保存するのですが、
当然ながらしだいにお米は酸化劣化してしまいます。
特に季節があたたかくなってくると虫が湧いたり、
梅雨を越した頃には、お米が黒く変色したりしました。
そんな風味が落ちたお米を夏から秋にかけては食べているわけですから、
おいしい訳がありません。
そんな中、喜びの収穫の秋、
飯米が新米に切り替わります。
新米を食べる感激はひとしおでした。
穫れたての新米はつやつやと白く輝き、
甘い香りが鼻をくすぐり、歯ざわりのいい食感に舌鼓を打ちます。
1年中お米をおいしくいただけることは、何よりもうれしいことなのですが、
昔のような「胸躍る新米をいただく感激」を味わうことが出来なくなってしまったのは、
なんか寂しいような気がします。
とは言うものの、やっぱり新米は今が「旬」です。
皆さん、おいしい新米をどうぞたくさん召し上がってくださいね。
雪化粧した朝の鳥海山。
工業高校付近より。