農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

田んぼの中の風車

2007-03-02 22:50:16 | おもしろ情報


庄内地方(山形県の海側)には風車が多くあります。
もともと風の強い所なので、風力を利用した発電が盛んです。

風車は海岸沿いに立っているものが多いのですが、庄内町には田んぼのどまんなかに8基もの風車が屹立しています。
庄内町の旧立川町は、風の町を町のキャッチフレーズにしています。
そう風車はまさしく町のシンボルです。

地図で地形を見ればわかります。
庄内平野は東側(内陸側)にいくにしたがって口をすぼめ、最上川という管に水を注ぐ漏斗のようなかたちをしています。
その漏斗の底に当たる部分が庄内町清川(きよかわ)という町です。
幕末の志士、浪士組の清河八郎の出生地としても知られています。

庄内は冬の季節風など、海からの西風がたいへん強いところです。
また同時に、最上川をさかのぼって内陸から平野に吹き出す、東風もたいへん強いところでもあります。
東風は、「だし風」と呼ばれ、特に清川から吹き出す強い「清川だし」は庄内の名物とも言えるほどの自然現象です。

そこで清川だしが良く当たる田んぼの真ん中に、写真のような風車が鎮座しているわけです。
8基の風車がぐるぐる回る様を近くから見上げるのは、ほんと圧巻ですよ。

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2 コメント

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Unknown (田舎のお百姓)
2007-03-04 00:18:54
ここの風車の発電の利用は何ですか?
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Unknown (ひろの元気村男)
2007-03-05 22:24:26
http://www.town.shonai.yamagata.jp/windome/index.html
以上のサイトによると、石油燃料に頼らないエコ発電システムとして、町内の消費電力のおよそ57%を風力発電でまかなっているそうです。
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