農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

はかりの検査

2015-08-05 22:25:26 | 日記

新米を出荷するときに軽量する秤(はかり)は、
2年に一度の検査が義務付けられています。

検査機関は酒田衡量という秤やさん。
写真は、1.5トン対応の大型台秤に、
1000kgと500kgの分銅を載せて、
狂いがないか確かめているところ。


台座を外して中を掃除点検中。
掃除を疎かにすると、虫が巣くって
悪さをすることがあるそうです。


今日はほかに60kg用の小型秤も検査を受けました。

2台とも甲種(?)合格。
出来秋にはいくら新米を載せても大丈夫ですよ。

出穂期の田んぼ

2015-08-05 22:07:31 | 田んぼ

出てきたばかりの稲穂は淡い緑色なのですが、
緑濃いイネ株の中では、幾分黄色がかって見えます。

穂は一面揃って出てくるわけではなくて、
水口から遠いところ、葉色が褪めたところから先に出てきます。

反対に葉の色が濃いところや、冷水がかかりやすい
水口周辺は遅れます。

今日は早くも「ひとめぼれ」の穂が出揃ってきました。
業界用語で言う「穂揃い(ほぞろい)」です。

全体ではクリーム色に見える稲穂は、
次第に穂が傾いて、籾の中の養分がでんぶん質に変わっていきます。

でんぶんがおコメに変わる頃、
稲穂は稔り、濃い黄色に色づいていきます。

その鮮やかな濃い稔りは「赤らむ」という言葉で表現されます。

稲穂が頭を垂れて、いい具合に赤らんだら
いよいよ刈り取り時期です。

今年の場合、それは9月半ばでしょう。