透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野紺菊と新北のうた暦と

2024-10-09 17:00:53 | 日記

晴れ。最低気温4.3℃、最高気温17.2℃。

今日は最低気温4.3℃とこの秋の冷え込みとしては9月24日とともに一番を記録。

夕方近く、ピアノの先生のお宅から戻る頃、吹きわたる風はあれっと思うほどにぐんと冷たく感じられました。

野紺菊が群れ咲くさまは心を優しくしてくれる気がします。

野幌森林公園の散策コースにはいたるところに野紺菊の群落があり、目を楽しませてくれています。

本日の新北のうた暦の掲句にはその野紺菊が取り上げられていました。

「遠きことほど鮮やかに」の「遠きこと」とは古い思い出だろうと解説にあります。

昔のことほど鮮明に覚えているものだとも。

それは人生を左右するような重要なことというよりは、何げないことで、「たとえば、幼いころ母に手を引かれ歩いた秋の道」のようなものかと。

作者は秋の日を浴びてしめやかに群れて咲く野紺菊に触発されて、遠い日の思い出がよみがえったようだと解説を踏まえて思いました。

秋の深まりとともに、野幌森林公園の野紺菊は咲き終えていきます。

枯れていく姿も含めて、遊歩道沿いの野紺菊を見ると、この句に詠まれた心情を情景とともに思いが浮かべることになりそうです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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