晴れ。最低気温12.4℃、最高気温26.3℃。
ちょうどお昼時に現れたリスさん。村の農村群の旧屯田兵屋前に実っているクルミを小さな手でくるくる回しながら、丈夫な歯で緑の皮をむき、続いて固い殻から実をほじりだして食べていました。(カリカリと微かな音を立てて・・・・。)
手と言ってしまうのですが、前肢というべきなのかもしれません。指は5本。それでクルミをしっかり押さえることができるのかと納得しました。
また、切歯(せっし)は門歯(もんし)ともいうそうで、ヒトの前歯にあたるもの。この切歯がクルミの実を食べる時に大活躍しているようなので、さぞかし立派ものなのだろうと思います。
エゾリスはその名前の通り、北海道に生息するリス。冬眠しません。冬になり、秋に埋めておいた木の実などを深さ50cmの雪の下でも見つけることができます。ただし、しまった場所を忘れることもしばしばだそう。取り残された実は成長して樹木となり、森を豊かにする役目を果たすことになります。忘れたことも、無駄ではないところが自然の味わい深いところで。
「この村はリスも自由に走り回れるところなんだねー」と滋賀県から小学生の女の子二人を連れて訪れていた若いお母さんが話されていました。
確かに自然に囲まれ、自然豊かな開拓の村です。
エゾリスについてウキペディアから一部を抜粋。
エゾリス(蝦夷栗鼠、Sciurus vulgaris orientis )は、ネズミ目(齧歯目)リス科リス族キタリス種の亜種で、北海道に生息するリスである。
和名「蝦夷栗鼠」の命名者は黒田長禮。種の学名Sciurus vulgarisの意味は「平凡な栗鼠」で、Sciurusが「リス」、vulgarisが「平凡な」。1940年代までは「木鼠」(キネズミ)という俗名で猟師や山子(やまご)の間で呼ばれていた。
歯数は、切歯が上2本下2本、犬歯は無し、前臼歯は上4本下2本、後臼歯は上6本下6本、合計22本。乳頭数は、胸部1対、腹部2対、鼠径部1対、合計8個。指趾数(指の数)は、前肢が5本、後肢が5本、合計20本(前肢の第1指は短い)。