透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野幌森林公園の雪解け

2019-03-21 19:22:05 | 日記

曇りのち雨。最低気温2.1℃、最高気温8.1℃。

暖かくなり、雪がざくざくのザラメ状になっていました。ぬかるみに長靴がとられそうになることも。

夕方からは雨が降り出し、一気に雪解けが進んでいます。

雪に馴染んだ目に、久しぶりの雨がなんだか新鮮。でも、今晩の満月は、見ることが叶わないようです。

それで、月のイメージを綴ったみすゞさんの詩、「草原の夜」を。

 


 

「草原の夜」      金子みすゞ

ひるまは牛がそこにいて、

青草たべていたところ。

 

夜(よる)ふけて、

月のひかりがあるいている。

 

月のひかりのさわるとき、

草はすっすとまたのびる。

あしたもごちそうしてやろと。

 

ひるまこどもがそこにいて、

お花をつんでいたところ。

 

夜ふけて、

天使がひとりあるいてる。

 

天使の足のふむところ、

かわりの花がまたひらく、

あしたも子どもに見せようと。

               『金子みすゞ童謡集 明るいほうへ』

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