東京消防庁の放水活動を支援した
大阪市消防局の幹部隊員3人が24日、同市役所で会見。
会見したのは、
緊急消防援助隊の責任者を務めた
千福好伸警防部長と木村忠彦警備方面隊長、片山雅義警防担当課長代理の3人。
木村隊長は21日、同原発から南に約20キロ離れた前進基地で、
3号機への放水支援のため現場に突入する隊員6人に、
ヨウ素剤を口に含ませ水も飲ませた。
「大丈夫か」顔をのぞきこむようにして尋ねると、
「大丈夫です」
とはっきり隊員は答えた
「自分が行く方がずっと楽だった」祈るような、
非常に苦しい思いだった」と木村隊長。
「(突入に)一度投入すれば二度と使えない。
まるで特攻隊員のようでした」と片山課長代理。
自分の息子と同年代の東京消防庁隊員が、
手を震わせながらも「任務ですから」と向かった姿も忘れられない。
サイレンを鳴らし消防車両で同原発に向かう途中、
道路脇で
住民たちが感謝の気持ちをこめて深々とお辞儀をしてくれた。
片山課長代理は「その姿を見て絶対にお役に立たなければと思った」と話した。