プログラムの2番目は、3年生による「オペレッタ ピノキオ」
演目の「めくり」も素敵なデザインですね。
物語は、歌で語られていきます。
孤独な人形づくりのゼペットじいさんが作った、木の人形。
「話し相手がほしいけれど、おまえは木の人形…。」
哀愁ただよう歌声。
その夜、星の女神が現れ、ピノキオに命を吹き込みました。
「ぼくはだれ?ぼくはピノキオ 歩けるのさ、歌えるのさ。ぼくはピノキオ。」
イキイキと、うれしそうに歌います。
この作品では、伴奏も3年生が担当。木琴、鉄琴、太鼓、ウィンドチャイム・・・。
舞台の動きに合わせて、ぴったりのタイミングで4人が音楽を奏でます。
「いい子」になるために、学校へ行くつもりだったピノキオ。
でも、自称「悪役」、コミカルな演技のネコとキツネにだまされて…
人形芝居の親方に捕まえられ、売られそうになったり、
楽しそうな遊園地に誘われて入ってみれば、そこは子どもをロバに変えてしまう、恐ろしいところ。
ロバ使いの親方が、ムチをヒュンヒュンと振り回しながら歌います。
逃げろ、ピノキオ!
「おじいさんの言いつけを守らなかったぼくがいけないんだ…おじいさんのところへ帰りたいよ~」
時すでに遅し、ゼペットじいさんはピノキオを助けるために海に出かけて、クジラに飲み込まれていました。
ここはクジラのおなかの中。
クジラと波のコーラスは「あばれてやるんだぞ!あばれてやるんだぞ!」と大きな声で歌います。
「こんどはぼくがおじいさんを助ける番だ。」勇気を出して、おじいさんを助けに来たピノキオ。
2人はクジラのおなかの中でたき火をたいて、くしゃみとともに海へ投げ出されました。
おじいさんは助かりましたが、ピノキオは目を開きませんでした。
おじいさんは祈りの歌を歌います。「かわいい息子をお助け下さい。」 バックコーラスのみんなが、目をつぶって必死に祈る姿、かわいい!
おじいさんとみんなの祈りが通じ、ピノキオは息を吹き返しました。よかったね、ピノキオ!
おじいさんを助けようとした勇気によって、ピノキオは人間の子どもになることができました。
最後は、伴奏の4人もステージに上がり、みんなでフィナーレを迎えました。
「ピノキオ」は、誰もが知っているお話ですが、歌で聴くとまた違った印象でした。
役柄ごとのソロのパートも、バックのコーラスも、とても声がきれいで、歌詞がはっきりと聞こえていました。
前回の学芸会では1年生だったみんな、ひと回りもふた回りも大きく見えましたよ!
協力してひとつの舞台を作り上げる楽しみも、味わったことと思います。これからも素敵な歌をたくさん歌って、仲良しの学年でいてくださいね!
(author:HPボランティア)