深川小では毎年5年生がお米について学び、田植えと稲刈りを本物の田んぼで実際に体験します。
5月24日(木) 埼玉県宮代町 NPO法人 宮代 水と緑のネットワーク より
鶴見さんと近江さんを講師に迎え、田んぼの役割について教えて頂きました。
授業は「朝ごはんに何を食べましたか?」という問いかけから始まりました。
結果は、ごはんよりパンの方が少し多く、麺類を食べてきた子もいました。
お米の自給率は、100%
かたや、パンや麺の原料となる小麦の自給率は、5%。 ほとんどを輸入に頼っています。
日本人の主食であるお米は、田んぼで育てられます。
田んぼには、どのような役割があるのでしょうか。
<田んぼの役割>
1.お米を作る。
2.小さなダムの代わりになる。(大雨の時など、いったん田んぼに水をため、 少しずつ放水することができる。)
3.生き物のすみかとなり、生命の循環を守る。(微生物、プランクトン、虫、カエ ル、ドジョウ、メダカ、鳥、など)
4.稲が育つ時、二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出すので、地球温暖化防止に役立つ。
お米を作る、という本来の目的以外にも、田んぼは私たちを取り巻く環境の中で、大切な役割を担っているのですね。
近江さんが手にしておられるのは、昨年刈り取った稲です。
「お米は完全食品と言われ、お米と、水と、塩があれば、人間は長く生きていられるのです。お米を食べる人が減ると、お米を作る人もだんだん減って、田んぼも荒れてしまいます。みなさん、お米をたくさん食べてください。」
これは、「彩(さい)のかがやき」 という品種の苗です。
5年生のみんなが、これを1本1本 手で植えるのです。
秋まで化学肥料や農薬を使わずに育て、無事お米が実ったら、1升ずつ頂けるそうです。
(1升=10合。つまり計量カップの10杯分。)
休み時間、興味津津に 苗の根っこや、稲の実を観察しています。
「お米の品種は、全部で何種類あるのですか?」
「田んぼの土が変わると、お米の味も変わるのですか?」
子ども達からたくさんの質問が飛び出したことに、講師のみなさんは感心しておられました。
来る6月12日(火) 5年生が宮代町に出向いて田植えを行います。その日が待ち遠しいですね!
(author:HPボランティア)