深川小学校 日々のできごと

深川っ子の学習や生活の様子、季節、地域の話題をお届けしています。学校をより身近に感じていただけたら幸いです。

5年生 田んぼの学校①~事前授業~

2012年05月27日 | 学校生活

   深川小では毎年5年生がお米について学び、田植えと稲刈りを本物の田んぼで実際に体験します。

  5月24日(木) 埼玉県宮代町 NPO法人 宮代 水と緑のネットワーク より 

  鶴見さんと近江さんを講師に迎え、田んぼの役割について教えて頂きました。

   授業は「朝ごはんに何を食べましたか?」という問いかけから始まりました。

  結果は、ごはんよりパンの方が少し多く、麺類を食べてきた子もいました。

お米の自給率は、100% 

   かたや、パンや麺の原料となる小麦の自給率は、5%。 ほとんどを輸入に頼っています。

 

日本人の主食であるお米は、田んぼで育てられます。

田んぼには、どのような役割があるのでしょうか。

 

<田んぼの役割>

1.お米を作る。

2.小さなダムの代わりになる。(大雨の時など、いったん田んぼに水をため、     少しずつ放水することができる。)

3.生き物のすみかとなり、生命の循環を守る。(微生物、プランクトン、虫、カエ  ル、ドジョウ、メダカ、鳥、など)

4.稲が育つ時、二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出すので、地球温暖化防止に役立つ。 

 お米を作る、という本来の目的以外にも、田んぼは私たちを取り巻く環境の中で、大切な役割を担っているのですね。

近江さんが手にしておられるのは、昨年刈り取った稲です。

   「お米は完全食品と言われ、お米と、水と、塩があれば、人間は長く生きていられるのです。お米を食べる人が減ると、お米を作る人もだんだん減って、田んぼも荒れてしまいます。みなさん、お米をたくさん食べてください。」

これは、「彩(さい)のかがやき」 という品種の苗です。

5年生のみんなが、これを1本1本 手で植えるのです。

秋まで化学肥料や農薬を使わずに育て、無事お米が実ったら、1升ずつ頂けるそうです。

(1升=10合。つまり計量カップの10杯分。)

休み時間、興味津津に 苗の根っこや、稲の実を観察しています。

「お米の品種は、全部で何種類あるのですか?」

「田んぼの土が変わると、お米の味も変わるのですか?」

子ども達からたくさんの質問が飛び出したことに、講師のみなさんは感心しておられました。

来る6月12日(火) 5年生が宮代町に出向いて田植えを行います。その日が待ち遠しいですね!

(author:HPボランティア)