ジャーナリストの西谷文和氏は大阪で「路上のラジオ」というラジオ番組を持っているが、9月15日は、おおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんをゲストに迎え、大阪万博の深刻な問題点を詳しく解説してくれている。夢洲は、もともとゴミ処理場なので、通常の埋立地よりはるかに地盤が軟弱で、2階建ての建物しか建てられない。パビリオンの建設遅れにより予定通りの開催が難しくなっていることがやっとマスメディアでも話題になってきたが、会場への輸送問題、台風・地震問題、税金の無駄遣い、経費の膨大化(1850億円)、SDGs問題、上下水道設備問題等あげればきりがないほど問題山積である。上下水道は、1日8万人分しか手当できないが、30万人位の入場者を見込んでいるため、完全パンクとなり、仮設トイレやらまさに「くみ取り万博」になる恐れがある。今どき、建物を作っては数ヶ月ですぐ壊すというような資源の壮大な無駄となる万博のようなイベントは見直されるべきである。特に、大阪万博は問題だらけなので、軽費節減、資源節減のためにもメンツを捨て、早期に中止を決断してもらいたいところである。
IR(カジノ)についても、IRを想定しない前提で土地の超格安の値段での売却に談合の疑いも出ており、最初からケチがついているが、IR計画そのものも色々な問題があるようである。導入を企てた昭和の改革政党と揶揄される大阪維新の連中は、責任逃れをしたり、国側に責任を押しつけようとしている。西谷さんの追及は、的を得たものばかりで、大阪府民、市民は一体どう感じているのであろうか?
西谷文和「路上のラジオ」~大阪万博は「くみ取り万博」:https://youtu.be/CUfcvmUIB5E?si=Kv-viMpc6MPH9MGi