エリザベス女王が崩御され、そのご遺体がエデインバラのホリールード宮殿に運ばれた旨のニュースが流れていたが、その宮殿は、生前、彼女が夏季の滞在地として、よく滞在していたことで有名である。正式には、ホリールードハウス宮殿といって、イギリス王室の公邸で、1128年にデイビッド1世が宮殿を建てその後廃墟と化したが、後世になって新しい宮殿が建てられ、16世紀に女王メアリーが住んで以来、歴代の女王が正式な住居として利用してきたという。
この宮殿は、一般公開されており、自分自身、2012年6月にエディンバラに旅行した時、訪問したことがある。エリザベス女王が毎年夏季にこの宮殿に来ていることは当時も知っていたが、今まさに棺が宮殿に運び込まれる映像をテレビで見ると感慨深いものがある。旅行の醍醐味でもあるが、行ったことがあるところがテレビで映ると妙に嬉しい気持ちになる。女王の棺は、この後、セント・ジャイルズ大聖堂まで運ばれ、一般の人の弔問を受けるようであるが、この歴史ある大聖堂にも行ったことがあるので、感慨深い。エディンバラは、英国王室と深い関係があり、街全体が世界遺産に指定されるほど魅力ある街である。繰り返される映像でエディンバラ旅行のことがよみがえってきた。
女王亡き後、チャールズが新しい国王として即位したが、このチャールズには、2013年5月にアルメニアという国のエチミアジンという古都の大聖堂で間近で見る機会があった。何かの用事で訪問していたようであるが、警護の人もほとんどおらず、2~3mという至近距離でお目にかかったことがある。その時英国王室はそんな感じなのかという印象を持った。イギリスはEUを離脱し、今年、首相も国王も交代するという激動期を迎えることになるが、行く末が心配な気もする。
写真は、ホリールード宮殿 アルメニアでのチャールス新国王
スコットランド旅行アルバム: https://youtu.be/f_gDC6UbN1k