浪漫飛行への誘(いざな)い

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日中国交正常化50年

2022年09月29日 08時02分49秒 | 政治

 

1972年9月29日に田中角栄、周恩来両国首相が日中共同声明に署名し、日中の国交が正常化してから、今年で50年という節目を迎える。50周年を祝う記念式典をはじめ、関連するイベントが、中国と日本の両方で開催される旨のニュースが流れていた。最近の日中関係は、必ずしも友好的な関係になく、様々な摩擦が生じている中での50周年記念なので、複雑な気持ちである。

日中国交正常化といえば、今から40年前の1982年に、正常化10周年という節目を迎え、日中航空協定の改定も協議されていた。当時、日中航空交渉が頻繁に行われていたが、たまたまそんなタイミングで、日中の航空会社による卓球の友好親善試合の話しが持ち上がった。1983年11月に世界の航空会社による卓球の親善大会(インターライン大会)が東京で開催されることが決まっていて、中国側に参加を求めたことがきっかけで、2社による友好試合を大会にさきかげて実現しようというものであった。当時、中国の航空会社(当時は中国民航1社で航空局と兼務)は、正常化10周年に合わせて、外の世界に羽ばたこうとしていたようである。1982年後半の航空交渉の宴席の場で、大会への勧誘をした際、中国側が強い関心を示し、まず中国での友好試合に招待したいという前向きの回答があって、とんとん拍子に話が進んだものである。

結果的には、1983年6月に北京、杭州、上海の3都市で友好親善試合が実現し、11月のインターライン大会は、世界各地から250人が参加し、中国も初めて参加することになった。中国遠征にあたっては、日本から、12名の代表団(男子6名 女子CA4名と役員)が派遣され、卓球を通じた友好交流が行われ、熱烈歓迎を受けたが、当時は、それほど、日中関係は良好であったといえる。まさに民間のピンポン外交であった。あれからもう40年が過ぎ、50周年記念を迎えるというから感慨深いものがある。個人的には、中国の歴史、観光資源、中国語も大好きであるが、残念ながら習近平率いる中国共産党には違和感がある。今後日中の関係はどうなるか見通せないのが残念である。

 

毎日新聞記事: https://news.yahoo.co.jp/articles/898a0a302af2fe729b36ad0cefa1e1d48da1684f

 

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