浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

コロナ災害と豪雨災害

2021年08月18日 05時51分28秒 | 政治

日本中コロナの感染拡大が進み、もはや災害並みと言及される中、九州を中心に豪雨の災害も襲ってきており、テレビでは、この二つの災害のニュースで溢れかえっている。但し、この二つの災害に対する政府からのメッセージは、大分異なる。豪雨災害や土砂災害については、過去の経験があるためか、先手先手の対策や国民への呼びかけが徹底されている気がする。川が急に増水したり、決壊したりする恐れがあるので危険な場所には近寄寄らないようにとか避難勧告前に安全確保のための緊急行動をとるようにとか避難情報を確認し、安全な場所で待機するようにとか危機意識がある程度徹底されていると思うが、コロナ禍については、後手後手で大分様相が異なる。

まず、政府の危機意識が強いとは到底いえないし、強く持っていると主張しても、そのアクションを見ている限り、そのメッセージは国民には伝わって来ない。感染が拡大しても医療崩壊が起こっても、危険性の高いオリンピックやパラリンピックは平気で強行する。増水して川が氾濫しようとしているのに、子供たちの現場への見学は止めようともしないし、川の増水や決壊を防ぐ対策も的外れに飲食店のお酒の提供禁止策にこだわったり、まさに溺れようとしている人達の救助方法として中等症・軽症の人達の自宅療養の原則を打ち出すとか、非常事態宣言の適用地域の可否を通告するだけとかでまさにトンチンカンな対策に終始している。

17日に打ち出した「酸素ステーション」設置の対策もトンチンカンそのものである。病床確保が前提でつなぎの緊急措置として、酸素ステーションを活用すべきものであり、いかに無知、無能かが暴露されつつある。いまだに国会を開こうともしないので、真剣に何とかしようというヤル気は全く感じられない。同じ災害というなら、コロナに対しても「命を守る行動を取ってください」と強く呼びかける必要もある。緊急事態宣言の拡大発出などは小学生でもできる対策である。政府は、コロナを災害並みと言うなら口先だけでなく、誰もが納得する効果のある対策を遅滞なく講じるべきである。できないなら早く退陣し、できる人に交代してもらわないと日本が駄目になる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする