「桜を見る会」の疑惑が連日マスコミを賑わせているが、首相はじめ政治家や高級官僚の常識的には理解できない言動が駆け巡っている。この騒動を見るに、偉くなる人は、次のような素質を備えている必要があると痛感する。
・平気で嘘がつけること
・平気で文書が改ざんできること
・平気で都合の悪い文書が廃棄処分できること
・平気で公私混同できること
・平気でえこひいきできること
・平気で忖度できること
・平気で上の者にゴマスリ、べったりができること
自分にとって、すべてできないものばかりなので、出世とは縁のないのも仕方がないところである。桜を見る会の説明で内閣府の役人が顔をひきつりながら虚偽の説明をしているのは見るに堪えないというか憐みすら感じる。それまでして出世したいのだろうか?今回の釈明にあたって菅さんは若干目がうつろになっているが、首相は顔色を変えずに平気で答弁しているのでたいした才能である。また、安倍政権がこれだけ明らかに追い込まれているのに、内閣支持率があまり下がらないことが不思議である。常識的には責任を取ってとっくにやめている事案なのに、野党やメディアの追求も甘いと言わざるをえないし、韓国とあまり変わらないと言われても仕方がないところである。中国の故事に「李下に冠を正さず」という言葉があるが、まさに、日本のトップの人たちに捧げたい。昔は、嘘つきは泥棒の始まりとか言われていたが、今や嘘つきは出世の始まり?となっていることは残念なことである。