花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

入来町大馬越 栗下の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 14:18:31 | 史跡巡り
3月16日(土)鹿児島市側から入来峠を下りた、大馬越地区の田の神様です。

8時58分 薩摩川内市入来町 大馬越コミュニティセンター 


栗下の田の神様はセンター敷地内の南側に祭られています。

すぐ後ろにはソメイヨシノが数本あり開花すると美しいことでしょう。

台座が高く目につきやすい


高い位置にあり、グーグルマップのストリートビューを拡大表示すると見えます。

立姿 風化が進み彩色が薄くなっている


彩色が施されていますが、明和六年(1769年)造立でだいぶ風化が進んでいます。

近くには山桜


各地で山桜が目に付きました。入来峠から北側へ下りる国道の右側に大きな山桜があり、明るい日差しを受けて特に目立っていました。

獣害対策の侵入防止柵 川沿いの水田を取り囲む


令和6年1月農林水産省 農村振興局の「鳥獣被害の現状と対策」によると、シカは平成元(1989)年度~令和3(2021)年度で約8倍に増加。

平成26(2014)年度以降は減少傾向にあるものの、そのペースは鈍い。令和3年度では222万頭(北海道を除く)と推定されています。

イノシシは平成元年度~令和3年度で約4倍に増加。平成26年度以降は大幅な減少傾向。令和3年度では72万頭と推定されています。

ここから少し南側、八重山の国立天文台入来観測局辺りに多数のシカが出没したころがありました。

猟銃等所持者数は一貫して減少、昭和55(1980)年は全国で56万人でしたが、令和4(2022)年には9万人。

狩猟免許取得者の減少・高齢化が深刻な状況です。60歳以上の割合は昭和50(1975)年は9%でしたが、令和元(2019)年では 59%。

古くからの農地でも耕作条件の悪いところほど休耕が進み、この先も農地減少傾向が加速しそうです。
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岩ツツジ山 さつま町鶴田 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-17 17:48:21 | 
3月16日(日)暖冬が続き、ここでも花が終わりに近づいていました。

10時26分 岩ツツジ山入口 以下の日付のない画像は3月16日に撮影


明日は雨予報、コロナ禍の影響もあり久しぶりに訪れました。

グーグルマップに岩ツツジ山の表示がある辺りに車を止め、東側の山手へ200mほど歩きます。

軽トラしか入れない道ですが、歩きやすいよう竹の杖が20本ほど置かれています。

西側斜面は殆ど花が終わっていた


暖冬のため今年は開花が早く、西側は2月に開花し殆どの花が終わり、周囲の水田はすべて耕作放棄地となり荒れていました。

2014年3月12日の様子


まだ水田が耕作されていて、山に植えられたイチョウが目立ちません。

岩ツツジ山を報道で知り始めた頃、ここの水田にはまり込んだ作業機械の引き出しを手助けしたことがあります。

この坂を50mほど上がると右手に休憩所


訪れるのは大半がシニア層で、ここにも杖が準備されていました。

東側の斜面を歩く


こちらは所々に花が残っていました。最初の頃はあまり気付きませんでしたが、植栽間隔が狭すぎて管理作業がしにくいとのこと。

東側から西側の休憩所を望む


中ほどの楠近くにある休憩所が見えないほど岩ツツジが伸びていました。

今が花盛り


ウグイスの鳴き声も聞こえた


盗難被害もあった


高度経済成長期には何十万円もの値が付いた岩ツツジ、春に先駆けた紫の花色が今も人気で不心得者がいるようです。

昭和49年(1974)から苗を育て始めた


山主の上埜(うえの)富雄さん(今年87才)が、田んぼや山を買い受けて岩ツツジ山を造成。

通称岩つつじ 固有名称隼人三葉つつじ 総面積9,573平方メートル


東京大学大学院小石川植物園、下園文雄先生が平成12年(2000)6月21日に調査。

休憩所の壁 ここは、家族全員で協力して造られた場所


花が傷んだ所も多いようだった


白木蓮と同様に岩ツツジは寒さに弱く、霜で花や花芽が傷みやすく開花しなかった木も多かったようです。

鹿児島県内でも冬の寒さが厳しいところ


近くのアメダス観測点、さつま柏原は伊佐市大口と同様に寒さの厳しいところです。

この冬鹿児島(鹿児島市東郡元町)では最低気温がマイナスの日はありませんでしたが、さつま柏原では今朝もマイナス0.8度、鹿児島は6.9度。

快晴の一日で朝方は鹿児島よりも8度ほど低く、最高気温はさつま柏原で24度、寒暖差が特に大きい日でした。

ボランティアの案内人さん 5ひく3は?


長年ここで岩ツツジ山の案内をされている方です。記念撮影の掛け声は、1+1が多いですが、お茶な目なこと。

岩ツツジの育て方なども判りやすく、冗談も交えて説明されていました。

この後私も世間話に加わり、昔のことなども教えて頂きありがとうございました。

花盛りの利休梅


上埜さんが高齢のため、岩ツツジ山の管理継続には難題が多いことでしょう。

夏草が猛烈に茂る時期は、ここまでの軽トラ道の草刈なども大変。近くの田の神様は台座から落ち、斜めに倒れ込んだままで気の毒なことです。

定年まで数年の息子さんとも少しお話ができ、長年のお礼を伝えました。来年も楽しみにこの地を訪れたいものです。
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春は進む 梅の枝をバッサリ 2024/03/14(鹿児島)

2024-03-15 14:42:01 | 野菜作り
3月14日(木)野菜園の様子が気になり日置へ出かけました。

ロケット打ち上げ 5秒で爆破 14日朝 日本テレビZIP


前日の民間ロケット打ち上げはわずか5秒で爆発、周囲に破片が落ち炎が上がる驚きの展開でした。

異常を検知して自ら爆破する仕組みが働いたようで、主催者からは失敗と呼ばず今後に生かしたいと前向きの発表がありました。

こちらはマイペースの高田さん テレビ朝日 グッドモーニング


77才とは思えない元気なテキトーさで、話を聞いていると朝から楽しくなります。

ご本人はすごく真面目な方だと思いますが・・・テキトーな部分を演じていることを感じさせず、こんな調子で日々を過ごせたら良いですね。

8時53分 吹上浜日置海岸 以下の画像は3月14日に撮影


薄雲があり寒さも感じますが海は穏やかで、南北見える範囲に釣人は4人ほど。

赤いウキと網の存在を示す旗竿が砂山に立てられていました。こんなことをするのはSさんしかいません。

後で本人に聞くと釣りや散歩の目印に立てたそうで、風景に趣を添えて楽しくなりました。

私もこれまで何度か漂着物のオブジェを砂浜に設置しましたが・・・ある時はシケで流され、海岸のゴミ掃除で撤去されたこともあります。

実家に咲く山桜 右は花を終えた白木蓮の若葉


山桜は50年以上前、母が近所の井戸脇から幼木を移植したものです。

台風で倒れても古い物置が壊れる程度なので、屋根に直接当たる枝以外は切らず、花を楽しんでいます。

さらに伸びたえんどう豆


開花が進みサヤが目に付き始めて順調です。

脇枝が伸びてくれると収穫しやすいのですが、追肥効果も出て先端部が垂れるように伸びています。

ソラマメ 生育は順調


枝数はほとんど増えず、茎が伸び過ぎることもなく順調に見えます。花は咲いていますが、はっきりとしたサヤは見えません。

大きくなり過ぎた大根 移植ゴテは長さ30cm


すでに花芽が伸びて開花しそうで、店先では見ることもない太さに成長し、片手では持ち上げにくいほど。

花が咲くと内部がスカスカになると言われていますが、切ってみたら中身は大丈夫でした。

今日は梅の剪定のつもりが・・・


脚立を持ち込み、高枝鋏も利用して形を整える予定でした。

見た目以上に枝が太く枝先が広がり過ぎ、鋏で切るのは難しいと判断。高さ1m程度のところですべての枝を切りました。

数年間でかなり伸びていた


毎年小まめに剪定していたら良かったのでしょうが、枝も密集していました。

20年ほど前に野菜園の隅に自生したもので、多くの実をつけたのは一度だけです。太い枝にはバラのトゲのようなもの多く出ていて、手指をケガしないよう慎重に作業しました。

放置すると野菜園に日影が広がり、自身も年を重ねて枝の整理が難しくなります。

太い枝だけ残した


一か所を切ると他が目立ち、残した枝が徒長しそうで、前回枝を切った個所近くまで切り詰めました。

野菜園に根を拡げ、日当たりが良く冬の季節風の影響を受けません。2~3年もすると元に戻ることでしょう。

若葉を拡げたコクテンギ


吹上浜の海岸林に自生し冬場に紅葉することもあります。砂地で栄養分は少ないでしょうが、成長が早く2~3年に一度は地表近くで伐採しています。

3月1日に植え付けたジャガイモは、畝の表面に一部ひびが入り発芽間近です。

例年より少し早めに春が進んでいます。次は唐芋(サツマイモ)の苗床準備を予定しています。
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自然の宝 藤本の七福神岩 2024/03/10(鹿児島)

2024-03-13 16:04:25 | 自然観察
3月10日(日)観音ケ池からの帰り道、七福神岩に立ち寄りました。

八房川沿いに上流へ向かう 以下の画像は3月10日に撮影


普段と違うコースをたどり、川上小学校のすぐ東側を上流部に進むと、川土手の野焼き作業が進められていました。

画面外すぐ左手を上がると尾木場の棚田へ通じる


10年ぶりほどに走る道沿いでは空き家や耕作放棄地が多く目に付き、胸が痛みました。

サルが住みやすくなったのか、道路脇で6頭ほど見かけました。めったに車が通らない区間でもあり、驚いて藪に逃げ込んで行きました。

この地点から東側へ直線で2.3km程度、風力発電機の裏手辺りの県道沿いに七福神岩があります。

藤本地区の水田 県道36号の北側


小さな川沿いに水田地帯があり、山桜が咲いていました。藤本滝の南側、直線で800mほどの地点です。

15時22分 七福神岩の駐車場に着いた


旧道と県道の間が広い駐車場として整備され、七福神岩の案内板があります。

岩場のある山林は薩摩川内市の土地で、市役所許可の下で地元有志がボランティア作業で整備を進めています。

手軽に岩場風景と季節の花を楽しんでもらいたいと、数年前から作業を続けておられます。

駐車場の北側へ向かう


たまご岩が見えるところまで通路が整備されていました。

一帯の斜面は整備が進み、岩ツツジ、桜、モミジなど季節の花が順次植樹されています。

作業通路先の右上がたまご岩


立入禁止のため、ここから眺めます。今にも落ちそうな丸い卵のような岩ですが、太い木が育つ巨岩です。

駐車場に戻る 岩ツツジ


昨年より小さくなっているので地元の方に話を伺うと、かなりの枝を剪定したとのこと。

自生しているものと違って移植すると根付きにくく、枯れることもあり管理が難しいそうです。

道路南側の岩場


昨年あたりから周辺雑木が整理され、岩場がはっきり見えるようになってきました。

岩場に根を下ろす山桜


すぐに上がれそうですが、崩れた大小の岩が積み重なり足元が悪く、所々に深い穴もあり落ちると大変危険です。

道沿いから眺めるだけにしましょう。

岩場登りの人が集まるらしい


今月24日には岩登りの人たちが七福神岩に集まるようです。

普段から特別な訓練や経験を重ねている人には、手軽な岩登りの練習場かもしれません。

昨年ほどの満開ではない


逞しい山桜ですが花は儚いもので、一晩の風雨でも散ってしまいます。

あと数日で満開か


まさに雲一つない晴天に恵まれ、今年も桜を満喫できて幸いでした。

昨年3月、この地を訪れた時のブログはこちらからご覧ください。
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山桜の季節 観音ケ池市民の森 2024/03/10(鹿児島)

2024-03-13 11:28:26 | 
3月10日(日)たじまどんの後、いちき串木野市の観音ケ池に向かいました。

12時43分 1本だけ目立つ桜 以下の画像は3月10日に撮影


池の北側キャンプ地に向かうと右手にあり、園芸種のようですが色濃くて目立っていました。

周辺にも桜の幼木が多く植えられていて先々が楽しみです。

大きな山桜


自然の木が残っていて今が花盛り。ソメイヨシノと違って開花とともに若葉が広がりきれいです。

楠の緑との対比が美しい


今日は日曜日、あちこちでテントを拡げてくつろぐ若者たちの姿がありました。

こちらも山桜の大木


毎年早咲きで、一部散り始めていました。画面外左手にはしだれ桜などの若木が多く植栽されています。

観音ケ池市民の森にはソメイヨシノが多く、鹿児島市から身近な花見名所で多くの人が訪れます。

鹿児島のソメイヨシノ開花予想日は3月27日、ここでも蕾はまだ固い状態でした。

下流側の溜池


ため池の改修工事があったのでしょうか、水が抜かれていました。

堰堤近くの山桜


樹勢が少し弱ってきましたが、今年もきれいな花を咲かせていました。

池の西側 広がり始めたモミジの新緑


作業小屋が残り周辺の一部は小さな果樹園になっています。

青空に映える山桜


雲一つない青空で、少し雲が出てくれるとさらに風情がありそうですが・・・雨空を思えば贅沢な願いですね。

季節は進む 一期一会の時


山桜は花の時期が特に短く儚いものです。強い風雨にさらされると1~2日で花が散ってしまうことも度々。

13時28分 スイレン池に若葉が広がる


前回立ち寄った時には水が完全に抜かれていて気になりました。一時的だったようで、水が戻り葉が広がっていました。

夏場には美しい花が楽しめそうです。この後、薩摩川内市樋脇町市比野の七福神岩にも立ち寄りました。
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たじまどん 大汝牟遅神社 2024/03/10(鹿児島)

2024-03-11 20:29:06 | 日記
3月10日(日)、大汝牟遅(おおなむち)神社のお祭りに出かけました。

神社近くにはツツジが咲いていた 以下の画像は3月10日に撮影


大汝牟遅(おおなむち)神社は日置市吹上町にあり、祭りに遅れないよう早出して9時過ぎには到着。

10日の鹿児島市は最低気温4.6度、最高気温15.8度。ともに平年より3.1度、1.0度低く、途中の山間部では霜が降りていました。

春の大祭 準備が整った社殿前


10時半から神事祈念祭が行われ、11時からの「たじまどん」は、春先に県内各地で行われる農耕田園劇の一つです。

ここには伊作太鼓踊りの撮影で何度も訪れていますが、たじまどんの撮影は2014年以来の2回目です。

貝殻に盛られた浜砂 


かなり珍しいここだけの風習のようで、説明板には次のように書かれていました。

初詣の時、吹上浜で波打ち際の砂を山盛りし、四方拝後、波で崩れたあとの濡れた砂を、浜辺にある赤貝(オトッゲ)に盛り奉納されたものです。

神社の南100mほどにある千本楠


隣接する南北の林や藪が整理されてだいぶ明るくなり、大楠の生命力を身近に感じられる場所です。

神事が終わった後、たじまどんが始まる前に2つの演目が奉納されました。

11時12分 可愛い子供たちの日本舞踊


11時18分 刀踊り


11時22分 たじまどんが始まった 田の神様が登場


今回は一脚を使って動画も一部記録したものの、撮影自体は完全な失敗でがっかり。

画像を切り取りゆがみなど補正するにも難しく、恥ずかしいですがそのまま掲載しました。

撮影場所を動かずにズームレンズに頼り、背景の社殿が大きく傾いてしまい大失敗。

事前の想定と違った場合には、速やかに撮影位置を移動して最善を尽くすべきでした。

田んぼに肥料を入れて耕す様子


祭りは県内各地と同様ですが、ここでは世相を取り入れた演出があり、今回は大リーグ大谷選手が話題に上がっていました。

2014年はオリンピックカーリングの様子が見られました。

田の神様も一緒に昼ごはん


作業にこき使われた牛が暴れ出して砂を飛ばす


ここの牛は暴れても観客を脅かすほどのことはなく、ヤツデの実が吹き付けられると大人しくなりました。

11時49分 最後に神主さんがモミを撒く


2014年のブログでは「たじまどん」の意味などを書いています。こちらからご覧ください。

雲一つない晴天が続く


祭りが終わってから、参詣者全員に小さなおにぎりとお菓子が配られました。

抽選会もありましたが、今回はその前に神社を後にして山桜の咲く市来の観音ケ池に向かいました。
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カメラが取り囲む 次郎次郎踊り 2024/03/03(鹿児島)

2024-03-05 16:34:56 | 祭り・伝統行事
3月3日(日)13時半過ぎ、川内川河口から水引町の射勝神社へと急ぎました。

14時4分 射勝(いすぐる)神社 すでに祭りが始まっていた


すでに駐車場は満車で近くの道沿いにも車が一杯。離れた場所から神社への裏道を300mほど歩いてどうにか到着。

参道から鳥居側を望遠レンズで写していた人に聞くと、境内はカメラマンで一杯とのこと。すでに神事が行われているようです。

14時29分 木の枝で害虫を追い払う子供たち


次郎次郎踊りでは観客は田圃に現れる害虫とみなされ、この後も火のついた丸太(トッゴロ)に追われることになります。

14時30分 伝統の無言農耕劇 テチョ(丁長)が登場 


珍しい無言劇で登場する役者は誰も言葉を発しません。観客は田圃の害虫とみなされているので、火のついた丸太が足元に近づくこともしばしば。

祭りの中でのケガには一切責任を負わないので、観客は後ろに避けてケガをしないよう再三注意が呼びかけられました。

田んぼを耕す様子


キセルたばこで休憩


トッゴロで害虫を追い払う


すぐ足元に火が近づくので油断がなりません。後ろに1~2歩避けた方が無難です。

14時38分 ここの牛も暴れ牛


牛の演者は前後2人、気性が荒く手綱さばきも大変。観客は避けるか逃げるだけ。

14時42分 暴れん坊の息子たちも現れた


動きがさらに激しく、火のついた丸太を投げる場面もあり、幼子が怖がって泣き叫んでいました。

カメラマンも追い払われる


今年は多くのカメラマンが集中していて、まるで撮影会のようで驚きました。

各地の写真クラブの人たちが集まったようで、顔見知りの人も多かったですが軽く手を挙げて挨拶する程度。

ぼんやりしていると、どこから火のついた丸太や暴れ牛が寄って来るか判りません。

14時49分 場面は変わりヨメジョ(お嫁さん)登場 抱き合う二人


めでたし 赤ん坊が生まれました


14時50分 落花生を撒いて祭りはお開き


14時56分 インタビューを受ける親子


動画記録の人が数人いて、観客へのインタビューをする方もありました。

今日は鹿児島マラソン、鹿児島神宮の初午祭もありテレビ取材は見かけませんでした。

射勝神社から300mほど上流部


車に戻る途中で風化が進んだ「草道上の田の神様」の案内板が目に付きました。

祭りから戻る近所の方に縦長の自然石で竹林横だと教えてもらい、上流部へ歩いて探し回るも見つからず残念。

それらしき場所では小川沿いに休耕地と数軒の民家がありました。画面外左手の石積み土手が残る水田跡には、イノシシらしき多くの足跡が付いていました。

草道中の田の神様


こちらは国道3号近く、グーグルマップに表示のある田の神様です。

朝から3か所の神社を回り、川内川河口まで動き回って疲れました。今日は1500枚ほど撮影、まさにお腹一杯に撮影を楽しめて何よりでした。

祭り関係者の皆様には今年もありがとうございました。大きな災害なく豊作となりますよう、お祈りします。

2014年の次郎次郎踊りのブログには詳しい内容を掲載しています。こちらからご覧ください。
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久見崎を巡る 変貌する原発周辺 2024/03/03(鹿児島) 

2024-03-04 18:27:46 | 史跡巡り
3月3日(日)高江太郎太郎踊りの後、川内川河口の久見崎に向かいました。

久見崎(ぐみざき) 知元庵跡の石仏


前回はあちこち歩きまわり近所の方に教えてもらい、ようやくたどり着いたところです。

光の具合か緑が少ないためか 様子が異なる


2度目のためか、最初に目にしたときの印象とはだいぶ違って神秘感はなく、周囲がかなり荒れていることに気付かされました。

ここまで足を運ぶ人は皆無に近いようで、自然の風化に任せるような感じです。ここにいると気付きませんが、林の200mほど西側先は九州電力の原発用地です。

諏訪神社の鳥居


神社のすぐ西側に水路を挟んで広い県道が開通し、周辺の景観が完全に変わり新しい鳥居が目立っていました。

原発敷地横を通っていた県道と交換する新たな道路が、3年間の工事を経て東側山地に昨年11月開通。原発前の県道は九州電力用地になりました。

開通した県道 神社鳥居前から西側の風景


神社の西側には広い用地が造成されていて、原発関連の建物が立ち並びそうな感じです。

参道左手に田の神様


双体型の田の神様が、耕地整理記念碑などと一緒に並んでいます。

社殿は丘の上にある


こじんまりとした社殿殿横には大きなソテツがあり、神事の準備が進められているようでした。

今日は13時半から次郎次郎踊りが行われる


薩摩川内市で次郎次郎踊りと言えば射勝(いすぐる)神社が有名ですが、ここでも次郎次郎踊りがあります。

太郎太郎踊りと次郎次郎踊りの開催日が3か所とも同日であり、ここは場所が狭いことで訪れる人はかなり少ないようです。

ここで一部踊りを写してから射勝神社へ向かうことも考えましたが、どちらも半端になるので今回も撮影はあきらめました。

結果論ですが射勝神社にはカメラマンが集中していましたので、ここで写した方が良かったような気もします。

民家の角地にある阿弥陀像


慶長の役記念碑(久見崎の盆踊り想夫恋)から西に180mほどの地点です。遠目に花輪かと思いましたが、手編みのマフラーで濡れないようにビニール袋に入っていて心遣いを感じます。

河口に向かう道沿いの山桜


山中の山桜と違って道路脇の高さ2mほどの小さなもので、若葉と数輪だけ咲いた花がきれいでした。

この先の水産加工施設からは一部物音が聞こえましたが、飲食店「浜の茶屋」はシーズンオフのためかお客さんはないようでした。

砂地の先に何かある


以前見かけた原発反対の看板のようなものは姿を消して、何か建物がありました。

近づいてみると設置者は不明ですが、海岸清掃用の作業用具置場でした。原発は20年間の運転延長が決まり、反対運動も一区切りついたのでしょう。

2021/07/18 原発反対の看板


原発ができたころは周辺からよく目にした原発ドームが、最近では殆ど見えないほど防護策が施されているようです。

砂地を小走りする小鳥


何か動くものがいるようでレンズを向けました。シロチドリでしょうか、横に小走りで逃げて行きました。

甑島が近くに見える


上甑島までは25km、下甑島の遠いところまで50km程度です。吹上浜日置海岸で見るよりも近いので、列島の様子がわかります。

左手に見えるのは原発港の護岸堤防で、900mほど伸び出しているようです。

原発手前からは立ち入りできない


これまでは県道でしたが、九州電力の社有地になり一般車両は通行できません。この地点では周辺の金網柵の上に10m間隔ほどで監視カメラが並んでいます。

私が車内から写した様子も、監視カメラが記録しているのでしょうか。グーグルマップのストリートビューはこの先原発側への画像が完全に消去されています。

脱炭素政策の上では有力な原発も、事故が懸念される危険な存在であることは変わりません。年に一度程度しか訪れない私ですが、地元の方は朝夕目にして暮らしています。

安全対策上は人の目を遠ざけることが必要なのか知れませんが、何よりも無事故を願わずにはおられません。

あちこち回るうちにすっかり時を忘れ、13時半を過ぎてから射勝神社に向かいました。
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高江の南方神社 太郎太郎踊り 2024/03/03(鹿児島)

2024-03-04 15:15:39 | 祭り・伝統行事
3月3日(日)薩摩川内市の伝統行事、高江太郎太郎踊りに出かけました。

9時52分 薩摩川内市高江町の南方神社 以下の画像は3月3日に撮影


神事は10時から、すでに鳥居近くの駐車場は満車で150mほど東側に車を止めました。

10時15分 神事の間もずっと整列


コロナ禍の期間も規模を縮小して祭りを継続されたとのこと。この日も神事が30分以上も続き、裸足と簡単な着物では寒かったことでしょう。

3月3日の最低気温は川内でマイナス0.8度、鹿児島でも2.1度、自宅を含めて山間部は霜が降りていました。

10時38分 踊り(農耕劇)が始まった 右は牛役


左手でカメラを構える方は長年踊りの主役として活躍されていました。この時間帯になるとカメラマン、観客がだいぶ増えていました。

10時41分 左から祖父、父、息子役


鍬に見立てた太い木の枝を担いで、足元は裸足のまま。煙を上げる丸太が使われます。

太郎は怠け者で一向に田植え準備が進まず、祖父、父から牛を連れて来て作業を進めるよう促されます。

怠け者の太郎 右に小さく見えるのは父親(テチョ)


地元の峰山小学校5・6年生が孫役として祭りに参加しています。

太郎役・おじいさん役・牛役の地域の方々と絡みながらの農耕劇です。

鍬の形をした木をもち,「太郎太郎,はよ牛をひてけ。(早く牛を連れて来い)太郎太郎,はよ牛をひてけ。」と言いながら田を耕します。

いたずらをする子供 木の枝を絡ませる 観客の笑いを誘う


酒飲みが始まった 左は父親(テチョ) 右は太郎


牛は連れてこず、2人は酒盛りを始めました。

牛を曳いて田んぼを起こすが


暴れ牛は逃げ出した


生まれた子供(手に持つ丸い石) 左はおじいさん役(オンジョ)


丸い石を大切に撫でさすりながら、地元名所を読み込んだ歌が歌われました。

11時12分 神主さんがモミを撒く


お疲れ様でした


踊りの流れなど、うまく説明できずにすみません。2014年の太郎太郎踊りブログには詳細を載せています。こちらからご覧ください。

午後は同じ薩摩川内市内の射勝(いすぐる)神社での次郎次郎踊りに立ち寄りました。
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浜は大荒れ ジャガイモ植付 2024/03/01(鹿児島)

2024-03-02 13:48:50 | 野菜作り
3月1日(金)天候回復、ジャガイモを植え付けました。

3月1日 NHK 朝のニュース


早いもので3月になりました。ブログを書いた当時を振り返るため、テレビ画面などを時々掲載しています。

元日の大地震に始まり、自民党の裏金問題にうんざりしていたところ、大谷選手結婚の話題に驚かされました。

ロシアのウクライナ侵攻は2年を経過、中東のガザ地区戦乱も収集の気配が見えません。

アメリカでは、心もとない2人の高齢者が次の大統領候補になりそうな状況が続いています。

10時8分 吹上浜日置海岸 以下の画像は3月1日に撮影


雨は上がったものの雲が残り海は濁っています。見える範囲に釣り人の姿はありませんでした。

若葉が出始めた 実家の白木蓮


梅と早咲きの桜を写して回るうちに菜種梅雨となり、きれいな花を見る間もなく散っていました。

ヤブツバキ 開花ピークを過ぎた


ヤブツバキは海岸近くの林に多く自生しています。発芽後10年程度は成長が遅いものの、1mほどに育つと急速に成長します。

野菜棚周辺の草取り


前回の作業で残っていた野菜棚の下や周辺の草取りをしました。野菜棚天井部にネットが張ってあり、腰を屈めて鍬で耕すうちに腰が痛くなりました。

<腰が痛くなった>
原因の一つは、朝方ホームセンターで鶏糞肥料を持ったこと。

15kg入りをを3袋買って、カートに乗せて運ぶうちに床にずり落ち、3回ほど中腰で持ち上げ積みなおしました。

この時の姿勢が悪く腰に負担がかかったことに気付かず、普段より前屈みで鍬を動かすうちに痛みが表面化したようです。

さあ困った、ジャガイモ植付予定なのに・・・

腰を屈めずに作業を進める


植え付けの溝は付けていたので、立った姿勢のまま種芋を適当な間隔で軽く落としました。

次に簡単な竹の計りを作り、細長い板の先で芋を動かして間隔を30cmにしました。

芋の間に肥料を入れる


バケツと柄杓を使って鶏糞肥料を全体では3~4kg入れて、芋専用肥料を500g程度振り掛けました。

土をかぶせて軽く押さえる


溝の上に5~8センチ程度土をかぶせて軽く鍬で押さえました。

植え付け後も平坦なため、唐芋(サツマイモ)畝のような高畝とは違っていつも違和感があります。

発芽後成長につれて、茎の間引き、追肥、土寄せと作業は続きますが、真夏の唐芋と違って暑くないので管理作業は楽です。

13時51分 浜は荒れていた


昼前から風が強くなり、海は大荒れでした。

時折暴風が吹き付ける


海から暴風が吹き付けて顔に砂粒が当たるので、波打ち際近くを歩きました。簡単に春にはさせないと、寒気が流れ込んでいるようです。

すでに砂山にはコウボウムギの新芽が伸び出しています。寒さは一時的で、春本番の暖かさが続いてくれることを期待しています。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。