花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

薩摩永野駅跡 吉川の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 18:19:46 | 史跡巡り
3月16日(土)鶴田の岩ツツジ山の後、薩摩永野駅跡に向かいました。

11時53分 薩摩永野駅跡に向かう途中 中組の田の神様


さつま町求名の国道267号の道路横が広くなっている個所で、田の神様を見かけました。

案内板も何もありませんが、真昼の日差しが当たり存在感がありました。

草刈はしてあるが


顔の表情は失われていますが、しっかりした形の田の神様です。耕地整備や道路拡幅などでこの地に落ち着き、今は祭る人がいないようで気の毒なことです。

12時37分 薩摩永野駅跡の西側 吉川の田の神様


旧国鉄宮之城線の薩摩永野駅記念館から西側へ260mほどの地点にあり、記念館周辺だけを見て田の神様に気付かない人も多いことでしょう。

かなり新しい現代的な田の神様


小型の田の神様で、色濃い彩色が施されたイケメンです。

線路跡 宮之城側から東側を見る 右側に田の神様


左側は大口方面に通じ、桜並木の右側は一段下がっていて宮之城方面です。

地元の方が大切に管理


近くに永野金山跡があり、地域おこし活動に取り組んでおられます。

今年は菜の花が良く育ったようで、準備した苗がだいぶ余ったようです。

桜並木が美しい


線路跡に沿って多くのソメイヨシノが植栽されています。昨年は3月28日に訪れて満開の桜を楽しみました。

南側には中岳(650m) 弾薬庫整備の適地調査が予定されている


さつま町が要望していた弾薬庫設置について、薩摩永野駅跡の南に位置する中岳周辺(国有地)で適地調査が予定されています。

北薩横断道路の永野ICに近く交通の便が良い場所です。

3月7日に町は初の説明会を開催しました。人口増や地域活性化につながることを期待する声の一方で、自然豊かな場所にふさわしくないと不安を感じる人もあるようです。

この先の展開が注目されますが、まずは線路跡の桜並木満開の景色を楽しみたいものです。
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さつま町広瀬 内小川田の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 15:56:52 | 史跡巡り
3月16日(土)、鶴田の岩ツツジ山に行く前に立ち寄りました。

10時1分 さつま町広瀬 穴川の南 内小川田の田の神様


グーグルマップを見るうちに気付いた田の神様で、良い機会だったので立ち寄りました。

女性的な表情


優しい表情の田の神様で、丁寧な彩色が施されていました。季節の花が供えられ、大事にお世話されていることが窺えました。

立姿


田の神様のスタイルは、立った状態、腰を屈めた状態、片足を持ち上げた状態など様々です。

地蔵型、神官型、農夫の姿など様々で、石に田の神と彫り込んだもの、なにも記されていない自然石など様々です。

大きさも大小様々にあり、田んぼを見守ってこられた中には耕地整理などで撤去されたもの、行方不明になったものなど様々なようです。

13時7分 帰り道にも立ち寄った


強い日差しが当たり、午前中とは表情が少し違って見えました。

すぐ上は個人の墓地


個人の墓地がすぐ上にあり、南側には北薩横断道路の高架橋があります。

北薩横断道路 この区間は3月17日に開通


さつま広橋と佐志インターチェンジ間の「広瀬道路」(5.8キロ)は3月17日に開通しました。

地元紙南日本新聞によると、北薩横断道は霧島市の鹿児島空港と阿久根市の国道3号を結ぶ延長64km。

広瀬道路開通で北薩横断道は約31kmが開通、整備率は48%になりました。

未開通は阿久根高尾野道路(阿久根・出水市、8.9km)、宮之城道路(さつま町、10km)溝辺道路(霧島市、14km)の3区間。全線開通時期は未定とのこと。
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さつま町久富木 角郷の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 15:34:59 | 史跡巡り
3月16日(土)旧国鉄宮之城線跡地を、入来から北側へたどりました。

9時34分 角郷(すみごう)の田の神様


鹿児島の言葉(方言)で言うならば「すんごう」、「すんご」でしょうか。ここは旧国鉄宮之城線の線路跡近く、腕木式信号機で知られています。

腕木式信号機(止まれの表示) 政治家の看板が2枚


線路跡は画像外の左手先、薩摩山崎駅跡へ続いています。川に架かる鉄橋は撤去され橋台が残っています。

のどかな水田風景で政治家の看板2枚が指定席のように立てられていました。

今朝(3月18日)のテレビは、世論調査で岸田政権は支持率20%の危険状態、政権交代を望む声が勝るとのこと。

大げさに言えば、皆が熱病に罹ったように「政権交代}を唱えたのは2009年。

そろそろテレビで言いふらす頃とは思っていましたが、悪夢を現実にして見せた民主党政権時代を思い出しゾッとしました。

車が向かう先は入来方向(線路跡)


交差点角近くにあり、車で走っていると見落としそうな場所です。

画像ではわかりにくいですが、政治家看板の後ろが田の神様です。

藁ツトにはサトイモ


田の神様には藁ツトが掛けられ、サトイモが入っていました。

ネット情報を調べると、山崎小学校近くにも田の神様がおられるようです。

線路跡には数本だが桜もある


周囲には水田が広がり遠くに山並みが見えます。ソメイヨシノは開花時期がどこも同じで、思うほどに多くの花巡りができず残念です。

今日の目的地は鶴田の岩ツツジ山ですが、その前にもう一か所田の神様を訪ねました。
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入来町大馬越 栗下の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 14:18:31 | 史跡巡り
3月16日(土)鹿児島市側から入来峠を下りた、大馬越地区の田の神様です。

8時58分 薩摩川内市入来町 大馬越コミュニティセンター 


栗下の田の神様はセンター敷地内の南側に祭られています。

すぐ後ろにはソメイヨシノが数本あり開花すると美しいことでしょう。

台座が高く目につきやすい


高い位置にあり、グーグルマップのストリートビューを拡大表示すると見えます。

立姿 風化が進み彩色が薄くなっている


彩色が施されていますが、明和六年(1769年)造立でだいぶ風化が進んでいます。

近くには山桜


各地で山桜が目に付きました。入来峠から北側へ下りる国道の右側に大きな山桜があり、明るい日差しを受けて特に目立っていました。

獣害対策の侵入防止柵 川沿いの水田を取り囲む


令和6年1月農林水産省 農村振興局の「鳥獣被害の現状と対策」によると、シカは平成元(1989)年度~令和3(2021)年度で約8倍に増加。

平成26(2014)年度以降は減少傾向にあるものの、そのペースは鈍い。令和3年度では222万頭(北海道を除く)と推定されています。

イノシシは平成元年度~令和3年度で約4倍に増加。平成26年度以降は大幅な減少傾向。令和3年度では72万頭と推定されています。

ここから少し南側、八重山の国立天文台入来観測局辺りに多数のシカが出没したころがありました。

猟銃等所持者数は一貫して減少、昭和55(1980)年は全国で56万人でしたが、令和4(2022)年には9万人。

狩猟免許取得者の減少・高齢化が深刻な状況です。60歳以上の割合は昭和50(1975)年は9%でしたが、令和元(2019)年では 59%。

古くからの農地でも耕作条件の悪いところほど休耕が進み、この先も農地減少傾向が加速しそうです。
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