花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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吹上浜の漂着ゴミ問題(鹿児島)

2013-08-14 14:25:45 | 吹上浜
2013年の夏は全国的に猛暑続きで局地的には大雨被害も出ています。吹上浜も例年と様相が異なり、西風が続き波の高い日が多くてキス釣りはさっぱりです。7月下旬以降には台湾や中国南部からと思われるゴミが大量に漂着して問題になっています。



7月初旬に梅雨が明けてから殆ど雨が降っていません。乾燥に強い砂丘植物も緑色を失い始めて茶色くなっています。これに拍車を掛けるような漂着ゴミ。左下は集められたゴミです。



ゴミの大半はこのような飲料水のペットボトルと、浮きや魚網などの漁業関係のものです。



「中交二航」の文字があります。救命胴衣でしょうか、中国系のものに見えます。



ガラスビン類に混じって電球も漂着しています。日本国内ではあまり目にしない細長い蛍光灯や、集魚灯のようなものもあります。白熱電球では口金が錆付いたものも多数見かけました。



これは感冒薬のようです。漢字の国からやってきていますので裏面の注意書きなど読むと意味がおおよそ推測できます。異国からの品を物珍しく思える程度なら良いのですが・・・。



これは未使用の注射器です。インフルエンザの予防注射がこんな感じだったような? 左の小瓶は医薬品でしょうか。右上は大きさを比較する100円ライターです。



わずか10mほどの間で集めたガラスビン類です。割れると大変危険です。内容物が残っているものもあり有害性が懸念されます。

同様のゴミ被害が出ている阿久根市の脇本海水浴場周辺では、8月1日に地元の人を中心に約100人が海岸清掃をしました。

8月11日には地元日置市職員500名に呼びかけて7時から吹上浜の海岸清掃が行われましたが、当日朝に見たところでは実施範囲は限定的だったようです。わずかな範囲でこれだけの漂着物ですから、長い海岸線全体ではゴミの量は膨大です。

例年海岸付近住民が参加して海岸清掃が行われます。今年は5月の大型連休前と7月の海の日前に行われました。その後の大量ゴミ漂着です。きれいな砂浜を取り戻すにはさらなる人海戦術か、相当の費用をかけて専門業者の力を頼むしかなさそうです。

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