龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
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熊野古道への道(11 )

2019年09月14日 17時23分38秒 | 相聞歌
いよいよ熊野三社農地の一つ、熊野速玉大社に参詣する。


駐車場はそれほど大きくない。

境内で売っている小さな柑橘類を求め他のだが、それがすこぶる美味であった。
一昨年の夏だったか萩を訪れたときに、松下村塾の前で売っていた細長い不思議な柑橘も旨かった。それは後で調べると弓削瓢柑という名前だった。
今年の春の季節)を待って取り寄せ、妻と一緒に食し、またジャムにして食べた。

この速玉大社の小さな蜜柑は亡妻と一緒に食べることができなかったけれど、土地の味は記憶に残る。取り寄せるようなものでもなかろうが。

さくっとお参りして宿に行こうか、と思ったところ、同行者が是非とも行きたい神社があるという。速玉大社の裏の山にある神倉神社。石段が550余り。気が進まなくてかなり、ぐずぐず行ったのだが、友人のネツイニマケテ石段を登り始めた。
しかし、石段というものは作り方によって登りやすさの難易度に大きく差がでる。
ここの石段はメチャクチャ急で、、本当に死ぬかと思った。

織田信長が作ったといわれる安土城の石段も登るのが大変が、アレは元々普通に人が歩いて登るものでもなさそうだ。歩幅が広く、段差も高い。
対してこちらの石段は、階段の幅が狭く、傾斜が急だ。チョットシタ修行である。写真を撮る余裕もなく、ゼイゼイしながらそれでも、500段余りを登り切った。最初の100段ちょっとがかなり急なので、年輩の方やお子さんは注意が必要。

登り切ってみれば新宮の町と海を一望できる景観の良さ。汗を流すだけの価値はある。


降りてきたところで、地元の人からここにはいわゆる火祭り、「御燈祭り」というものがあると聴いた。
調べてみるとかなり有名なものとか。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=%23&ved=2ahUKEwiTreSVpdHkAhVCw4sBHf0pAhQQwqsBMAB6BAgKEAQ&usg=AOvVaw0VTJzWxrN8ZFOD4xbU2nov

熊野古道への道(10)

2019年09月14日 17時15分56秒 | 相聞歌
ようやく速玉神社、なのだが、その前にある佐藤春夫記念館(旧宅を移築した上で記念館として公開)に寄る。




大岡昇平の両親や有吉佐和子は、和歌山の出身だという。ジャンルは異なるが、紀伊にはぎゅっと核の揺るがない書き手がいる、という印象。
佐藤春夫の『たそがれの人間』と『蝗の大旅行』を改めて読んでみたくなった。

熊野古道への道(9)

2019年09月14日 17時05分44秒 | 相聞歌
新宮は熊野速玉大社がある。いよいよ熊野古道を歩く、というか神社は街中近くだからからくるまですぐいける。
その前に、中上が8mmで撮影した!小説群の舞台にもなっている露出の跡を訪ねてみた。人権教育センターに車をおいていいよ、と図書館の方に教えていただき、その辺りを散策する。


この看板は、路地の後に建てられた市営住宅の片隅に立っている。
中上の生家とかかれているところはその、市営住宅の一角か?
近くに比較的昔の家が残っている線路沿いの家並みがあったので写真に。


いずれにしても再開発されて久しいのだろう。8mmの中の映像を重ねて想像するよりほかになかった。