龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
いわきFCの応援とキャンプ、それに読書の日々をメモしています。

J3第13節 いわきFC×ギラヴァンツ北九州

2022年06月26日 11時05分56秒 | いわきFC

ホームゲームだったが、残念ながら直接スタジアムには行けず、DAZNでの事後視聴になってしまった。
岩渕と嵯峨のゴールで2対0とリード。
一点目のシュートはディフェンスからのボールをワンタッチやスルーでつなぎつつ前線の岩渕が一対一からループ気味に柔らかく決めた美しいシュート。
二点目は、嵯峨理久がサイドから上げるかと見せてから内側に動き、そこからのミドルシュート。それがディフェンスにかすってキーパーが対応できにネットを揺らしました。パワーを感じる力強いシュートが奏功した、という印象でした。
理想的な展開……と思われたのですが、その後、後半77分と91分に相次いでゴールを決められてドロー。ホームゲームとしては残念なドローに終わりました。
77分の失点は上がっていった右側からのセンタリングをシンプルに決められたもの。
91分は、これも右側から上がったボールをファーサイドからヘディングで決められてのゴール(GKが掻き出したようにも見えたけれど、入っていたのかな)。

ラインを上げて素早い攻撃をする分攻撃力は増すけれど、逆に速度を上げてサイドからのセンタリング+シュートに対応することが簡単ではないという側面があるのでしょう。

そのスタイルに比して失点が少ない守備ではあると思います。
しかし、ファンとしてはホームで2-0からの引き分けは非常に切ないものがありますね。

ぜひ、今日(2022年6月26日)の松本山雅戦では勝利をつかみ取ってほしいものです。

(DAZNの見逃し配信による視聴)


2021年度いわき市小説講座の受講メモ。

2022年06月13日 20時59分28秒 | 書くことについて

芥川賞作家に学ぶ小説講座2021年12月4日(土)5日(日)

講師:松村栄子先生

※講座を受講した個人のメモです。
単なる心覚えですので、そこのところ了解の上ご覧ください。

☆導入

・好きな作品を100編挙げてみよう

・身近くまとめるのが文章力としては上。必ずしもながいのがえらいというわけではない。

・小説は魔法のようなことがある。

・無理矢理言語化して伝えてみたい。

 

☆小説執筆のための要件

 

大事なもの

長さ(ボリューム)、テーマ、ストーリー

しかしこれらは後で変更可能。

 

語りの視点、文体、登場人物、読者層

これらが決まらなければ一行目も書き始められない。

 

 掌編     短編   中編    長編 

 1-30    30-100  100-300  300-(原稿用紙換算枚数)

 文芸的 ←ーーーーーーーーーーーーーー→文学的

(一語一語?一文一文)         (ことの重さ・深さ)            

アイディア  1テーマ    多くの人物と長い時間を管理

 

空白を勘定に入れるのか?一行改行もパソコンでは読みやすい。

(これは過渡期)

 

☆テーマ これは書き始める動機、きっかけ

 

 ①人物……ある人物像

 ②主張……世の中の不合理

 ③世界……日常から遠い環境

 ④情景……一場面

 

・しばしば動機となったテーマとは違うものが描き出される。

・だから最初のテーマにがんじがらめになる必要はない。

・終わったときには違ったものがあらわされていてもかまわない。

 

☆ストーリー これはシーンとシーンをつなげる役割がある。

 

・シーンには表層の意味と深層の意味がある。

 

表層のできごと→情景

 

深層→本当に書きたいこと

 

・「こう思った」とは書かないが、そこで価値観や心理が動いている。

(ケバケバシかったり、妙だったり……)

 

・そして

 語られたこと→表層

 語られなかったこと→深層

 

 前者よりも後者の方が重要。それによって読者が想像し、ふくらませていく。

 それが読書の醍醐味

 

・書くときには、エピソードと本筋の二本立てで考えている。

(そこに物語を考えるおもしろさと難しさがある)

 

・物事は常に二層構造になっているということ。

 

視点 語り手は見えるものしか語れないということ。

 

語り手は心の中で、見えるものについて語る。意識、感情、記憶を含む。

それ以外は想像するのみ!

 

・視点と人称は、語り手と読者の存在論でもある。

(意識しすぎるのがよいとはかぎらない。ほどほどに意識して)

 

・カメラには死角がある

・語り手≠作者 (語り手は虚構である)

 

・語り手=作者なのは、エッセイ、作文、論文

 

 A一人称視点

 B三人称主観(登場人物)視点

 C三人称客観視点

 

A~Cには謎がある。それを徐々に解いていくのに向く。

それに対して

 

 D神の視点は長大な物語に向く(歴史ものなど)

 

Dは推移がわかりやすい(「孔明が悩んでいた頃、曹操は……」など)。

 

・C(三人称客観視点)について

 あるときこれを説明していたら

 「それって『鬼の視点』じゃないですか」

といってくれた人がいた。

 

つまり、どこにでもいけるが人の気持ちは分からない語り手ということだ。

 

・章ごとに視点を帰るのは安易に使わない方がよい。効果を考えていこう。

 

☆文体 

 

・これは視点の口調に合わせよう。

・一人称の場合、キャラクターに添いすぎると、濃くなり過ぎる。

(多少上品すぎる程度に抑えていく)

・人物より目立つのは不利。

・文体は世界像をつくるもの。したがってことばのレベルを揃えるのが重要。

 

 口語(みたいな) 

 普通(のような)

 文語(のごとき)

 

・視点のぶれも気になるが、ことばのぶれも気になる。

 (感覚を養っておくことが重要)

・話者の違いを、ちゃんと一貫して保つ。

(そうでないと会話の主体が分からなくなる)

・ちょっと書きすぎることがあるので注意)

 

・地の文、叙述部分について

 

  語り手の知性・性格を反映することになる。

 

 実在の作者、仮想の語り手などどのような文体を選ぶかが一行目から重要。

 

・文体は作品全体の品位に係わってくる!

 

 会話文→登場人物の知性・性格を反映(リアリティ重視)

 

 地の文→たとえ一任上でも上品めに。リアリティは会話部分で。

 

・会話文が多いと軽薄。工夫がないとダラダラになる。全てカギかっこにすると地の文が貧しくなる。

 

・会話対が少ないと、重厚だが説明的になる。

 

・会話と地の文のバランスが必要

 

・会話文の効用

①全体のリズムのバランスをとる

②ストーリーを先にすすめられる

③状況説明の補助

(説明ではなく描写するために役立つ)

「なんだよその妙ちきりんな服装は!?」

など

 

・小説は描写。説明は不用。本人に言わせればいい。

・ただし説明的なダラダラした会話は×

(リアルではあっても冗長、くどいので整理すること)

・「と言った」をやりすぎると困る。テンポも悪くなるし誰が言ったのかも問題に。

 

・ではどうするか。

登場人物のしゃべり癖をあらかじめ設定しておく。するとそのキャラがわかりやすく紛れなくなるので、テンポが落ちない。

 

・「と~は言った」ではなく別の動詞を動員しよう。

「目を丸くする」

「振り向いた」

「立っていた」

「~の声だ」

などの、動詞を使ってみる。

 

・地の文は

①視点をずらさず(語り手が誰かを常に意識)←作者に近い美意識を持つ

②くだけすぎず

③無駄なく簡潔に

 

・会話文は

①文法は不要

②話者の個性(年齢性格方言性別)を決めておくこと

 ←キャラを立てる

 ←どれだけ登場人物がたち上がっているか

(一日目、以上)

 

二日目

 

☆小説をどこから作るか?

 

テーマ、キャラクタ、シーン、方法論といろいろあるが

 

☆登場人物について

 

書くかどうかは別として考えておく。

 誕生日、名前、性別、年齢、身分、容姿、家庭環境、 

 性格、趣味、トラウマ、嗜好など

 

・キャラを作るのではなく、どこかにいるはずの人物を想像して描写する。

・「世界で一番の美女」←これは通用しない。ずぼら。もっと多様。

「語り手はそう思う」というのはあるが、具体的特徴を描くのがよい。

・愛情を持った瞳が必要

・身分は、場合によっては作品の中でじゃまになることもあるので注意

 (ある種の固定観念を呼び寄せる?)

・容姿は、モデルのような人物を想定しておく。

 それには通販カタログの人の切り抜きが有効

 また、一度に容姿を書くのではなく、場面場面で必要に応じて矛盾しないように書くとよい。

・主人公を美男美女にしない方がいい。

・ある一部分が魅力的、というのがよい。

・読者がリアルな人物として思い描けることが大切。たとえ突飛であっても、描き方によってはリアリティを持つこともある。

・作者はそういう人がいることを信じることが必要。というよりむしろ「知っている」のだ。

 それを観察して描く←ここが大切。

 

・登場人物は少ない方がよい。

・似た人物は避ける。一人で代表させる(ゴレンジャー)

・ご都合主義に陥らない

・奇抜なキャラクターを書くとき、本人(作者)が存在を疑ってはならない。

・重要人物については、要素を一覧表にまとめておく。

・端役はワンポイントの個性があるとよい。

  咳払いの癖

  変わったメガネ

  くたびれたカーディガン

 すると名前を付けなくても分かる。あとでもしかしたらあのときの?となる。

 

・固有名詞は必要な人だけにつけた方がよい。

 

・産みの苦しみより、捨てる苦しみが大きい。

・スピード感の感覚が必要。捨てるべきは何か。スローモーションもしくは制止画にするとき。

 

・文章は基本順接で進めよう。

・絶対的な悪はかけない。

・自分の好きなものしかかけない。

・楽しいのが大切。

・つらいこと、本当のことは覚悟しないと書けない。

・登場人物を安易に殺さない方がいい。それでもやっぱり実際にそういうことは起こるが。

・つらくてもがんばって生きていくというのが文学的かな。

 

☆最後に

・主述の対応、表現の対応(あたかも~ででもあるかのように)

・てにをはを明確に

「気持ちにさせる」

「思いをさせる」

・小説においては漢語は和語にひらこう。柔らかな表現を用いるのがプロ。

・重複表現を避けよう。

・話し言葉は、対象が移ろいながら展開していくこともある。

 通じていれば間違いとはいえない。しかし、書き言葉の時は気をつけること。

・「産みの苦しみ」より「捨てる痛みを!」

 


J3第12節 カマタマーレ讃岐×いわきFC戦のこと

2022年06月13日 20時24分46秒 | いわきFC

いわきFCのJ3第12節の試合は、カマタマーレ讃岐とのPikaraスタジアムでのアウェー戦だった。

名前のことをどうこういうのはマナーに悖るかもしれないけれど、「カマタマーレ」っていうネーミング、どうなんだろうなあ、と思うことしきり(済みません。もしかして「釜玉うどん」からのネーミングですかね。ちなみに私、釜玉うどん大好きです……といいつつ、私がいわきで食べている丸亀製麺は元々丸亀のうどん屋さんじゃないんですよね……。いろいろ……です)。

さて、この試合、入りから讃岐の連携に富んだ攻撃が印象的だった。川崎、後藤、松本といった(お初なので顔と名前が一致しなくてすみません)選手がけっこうぐいぐい上がってきて「危険」を感じながら観ていました。
いわきFCは前節の圧倒的なパフォーマンスとは打って変わって、シュート数も少なく、コーナーキックも少なく、かなり拮抗した試合展開になりました。

そして先制したのはやはりカマタマーレ讃岐!左からいったん戻してセンタリングしたボールをキレイにヘディングで合わせたゴールはキレイなものでした。いわきFCのGK鹿野もよく反応したのですが、シュートの速度とコースが勝っていました。

そのまま前半終了。これはちょっと心配になります。
でも、後半立ち上がりまもなく、日高がフリーキックをニアに直接決めて、Jリーグ初ゴールをゲット。いわきFCの日高と嵯峨はセンタリングのアシストも自らのゴールもあるという強力な両翼です!

その後は得点が動かずに90分が過ぎ、アディショナルタイム4分のうち3分が過ぎたギリギリに今度は有馬のヘッドで驚異の劇的逆転打。

いや、痺れました。終わってみればいわきFCの三連勝。カマタマーレ讃岐は5試合連続勝ちなし。

試合を部分的に観ているとそんなに大きな差があるとは(素人には思えないのに)結果として大きな差ができてしまう。

サッカーの得点というのは、スコアだけでは測れないものがあるんだ、ということを実感しました。

讃岐は岐阜に2-1で勝ってから、5試合勝ちなし。
いわきFCは初めての3連勝。

難しい。この違いがあるから考えてみようという気持ちになるけれど、結果から類推する程度のことしか(まだ)できません。

ボールを奪って前につないでいくのは十分讃岐もできているわけです。
ただ、いわきFCは結果としてFW(1列目も2列目も)は誰でも点数が取れる。鈴木、有馬、岩渕、(古川にはもうちょっとだけ頑張ってほしいけど)、そしてCBの嵯峨もシュートを決め、今日は日高にも得点が生まれる。つまり、前の人たちは誰もが得点チャンスに向かって貪欲で、一瞬を逃さない『強さ」がある。

それは単に身体能力や体格、体幹、当たりといったいわゆる「フィジカル」の強さだけではなく、決めきる強さがある、と考えなければならないと思います。
チャンスあるところに飛び込む判断、そこにボールを上げられる的確さ、ゴール前の混雑の中でそれができる。

そして決める!

そしてやはり変わらないのは「最後まで諦めず走り続けるサッカー」。

それはいわゆる「泥臭く」ってだけではない、テクニックにもお互いの連動にも根ざしている「強さ」なんだろうと感じます。

(全て、首位になっているからには理由があるんだろう、という素人の推測に過ぎません<笑>)

でも、だからこそ勇気をもらえる。

ラインを高く保つため、反撃されたときに戻りが間に合わないのではないか、と素人はハラハラしますが、そんなことはありません。失点の少なさも特筆すべきものがあるのですから。

分からないけれど、星選手とか、最初はボールが足に付かないというか、いわきFCの戦術の中で少し不安に感じる瞬間があったように見えました(そんなことはなかったのかなー)。

しかし、間違いなく「進化」してると感じます。

毎試合きちんと一つのチームを観るなんてことは野球以外したことがなかったし、野球はそういう感じで観るものではありませんよね。
でも、サッカーは息を詰めながら観戦する。すると、90分全体を通して少しでも弱いところがあるとそれに気づかされるってことが(素人でも)ありえる。

いわきFCのサッカーは、監督のいうとおり、進歩してるように思います。

そうでなければ、上位で対策されてきた(というのも分かる)相手に勝ち続けることはなかなかできないでしょう。

圧倒的に強いのではなく、終わってみれば強い。そして次第に進歩している。

まだリーグ戦は1/3が終わったところ。これから連敗もするでしょう。

そのときにいわきFCのサッカーというものの真価が問われるのかもしれませんね(偉そうにいってすんません)。

でも、その時に立ち会うためにも全て試合を見つづけ、応援し続けていきたいと思います。

負けないに越したことはないけれど、そのときにこそ、応援のしがいがある。

そんな気持ちで、とりあえず今節獲得した「首位」を言祝いでおきたいです。

 

 


観るべし『No Activity 本日も異常なし』(amazon primeオリジナル作品)

2022年06月06日 00時17分27秒 | メディア日記
目の前の仕事の逃避として、Amazon Primeオリジナル作品
『No Activity/本日も異状なし』
を観た。
役者も脚本も監督もステキだと感じた。
こういう作品が日本でも撮れるんだ、と思うと、『カメラを止めるな』以来の喜びを覚えた。『鮫肌男と桃尻女』とかとか観たときの感じにちかいかな。

つまり、観た人みんながいいと思うようなものではないかもしれないけれど、強く惹かれるものがある。
コントの舞台みたいなシチュエーションコメディが三段重ねで進行していく中に漂うスピード感と脱臼感。

ちょっと落ち着かない気持ちの時に観てほしい(笑)

たぶん、三谷幸喜の映画に決定的に欠けているものがここにある、と思う。
舞台みたいな、だけれどこれはまごうことなき「映画」だ。

(三谷幸喜の舞台はすこぶる楽しいんですけどね)。でも、映画としてはこっちの方が上質。傑作ではないかもしないけれど、そこはかとないそわそわ感、居心地のわるい落ち着きの良さみたいなものが漂ってくる。
脚本と、役者と、監督とどれもが光ってると思う。

時間があったら観てください。
どこがおもしろいんだ?というなら、すでに成功。
こらならもっともっといいのがあるよ、というなら教えてほしいです。
オダギリジョーのNHKの犬ドラマと同じく、関節の少しズレた面白さがありますなー。

個人的には戸田菜穂さんが、二場面ぐらいのチョイ役だったけど、ツボでした。
もちろん中村倫也、岸谷五朗、豊川悦司、岡山天音、清野菜名、木村佳乃、みんなステキなんだけどね。


J3第11節 FCいわき×YS横浜の試合

2022年06月05日 12時13分48秒 | いわきFC
試合が終わってみれば6対0でいわきFCの快勝だった。
だが、前半終了間際の得点シーンに至るまでは、YS横浜もいわきFCの良さを出させずに厳しくチェックを続け、シュート数は少ないながらも拮抗した試合運びだったと感じる。
だから、前半の試合だけを見ている限り、スコアの差ほどの力の差はない。
ただ、その拮抗を90分間続けることができるかできないかが勝負の分かれ目になる、という意味では、やはり最終的にはいわきFCが圧倒するだけの力があったということになるのだろうか。
サッカーは難しいな、と思った。
一点目は、横浜のキーパーがボールを止め、両手で掴んだかに見えた直後にファンブル。すぐ脇に詰めていたいわきの19岩淵がすかさず押し込んだゴールだった。横浜から見れば不運な失点、といってもいいかもしれない(もちろん、そこに岩渕が詰めていたからこその得点なのだが)。
ともあれ一試合に3点も取られてしまえば逆転が難しいサッカーにおいては、不運な失点があったときに次の失点をせずに耐えられるどうかがとても大切だと感じる(ファン目線ですが)。
そういう意味では、後半の2点目の失点が横浜にとっては精神的打撃が大きかったのかもしれないと思った。
二点目は、左側から攻め上がった後、19岩渕からのパスを20永井がヒールで後ろ側に戻し、それを再び19岩淵が的確に決めた「美しい」ゴールだった。20永井の存在は、そういう意味で大きいと改めて思う。それと連動して、19岩渕の右側を6日高が入っていてディフェンスを分散させている。
いわきというとフィジカルが強調されるが、こういう点の取り方は見ていて気持ちが良かった。
その後、10有馬、20永井、8日高から9鈴木の三点目も素晴らしかった。
2嵯峨が敵のハンドを誘って、自分で決めたPKの四点目は、2嵯峨らしいうまいボールの扱いだったし、もうこの辺りは怒濤の攻めだった。


5点目は、19岩渕がゴールエリア内で相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、そこから10有馬にボールを出しての得点。
こうなるともう誰も止められない感じになってくる。
最後の6点目は、ゴールポスト脇、キーパーの右側でディフェンスと8日高がもみ合いになり、そこから中央にボールを出したところ、外から入ってきた19岩渕が3点目を決めてハットトリック。ちなみに19岩渕の後ろからでは2嵯峨も詰めていた。
その後、YS横浜も、諦めることなく左サイドから攻め込み、ゴールギリギリまで何度か詰め寄るのだが、最後まで得点を許さなかったGK鹿野を初めとするいわきFCディフェンスの集中力も見事だった。藤枝戦で2-0から2点を取り返されて痛恨のドローに終わったような試合はしてほしくない、そういう気持ちで見ていたファンとしては、「クリーンシート」で試合を終えることができたのは終盤の収穫だと感じた。
繰り返しになるが、6-0という点差ほどの差はなかったと思う。ただ、この日は前半終了間際の得点以降、終始いわきFCが思い通りの自分たちらしいサッカーができていた。

横浜も監督が替わって、これから立て直しをしていくことになるはず。とくに最後のあたり、一点を返して次戦につなげようという「気持ち」というか「意地」が伝わってきて、気持ちが熱くなった。
これで6/4(土)現在暫定首位。6/5(日)鹿児島が沼津に勝てばまた2位になるが、リーグ戦はまた前半。いわきFCもこれからJ3で真価が問われていくのだろうと思う。
ワンタッチで前線にボールを出していくそのスピード感は、それが決まるとファンをとにかく爽快な気持ちにさせてくれる。これから暑くなる時期、大変だけれど、更にいわきFCらしいパワフルで早くて諦めないサッカーを全国のJ3ファンに見せていってほしいと思う。