龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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わるいことはいわないから、原発は止めておこう。

2014年11月05日 07時21分28秒 | 大震災の中で
川内原発:8市町長に九電社長が説明 再稼働に異論出ず -という毎日新聞の記事を読んで。


http://sp.mainichi.jp/select/news/20141105k0000m040108000c.html



異論は出ないんだ……。

もし福島のような事故がおこったら、家や道路は除染もできるし再建できる(あるいは放棄もできる)が、私たちが自然と一緒に構築してきた
「人為+自然」=環境
は、汚染されたまま交換することもできず、ただ線量が下がるのを何十年も待つしかない。
だから、
「どうせ雇用がなくなるんだったら事故まで原発で食いつなごう、国と電力会社相手に戦っても勝ち目はないし」
というのはある意味限定された「合理的判断」なのだけれど、その「合理性」の前提が十分なのかどうか。
反対なら反対だと声を上げ続けていくことが本当に大切。その上で「思考停止」しないことが最も重要です。
「思考しない、判断しない、そして責任も取らない」
では、政治は利権を「苦渋の選択」という装いで受け入れるだけの「儀式」になっちゃいかねないと思うんだけど。

悪いことは言わないから原発は止めておけ、と言いたい。

「人為」を介した「自然」
、つまり「環境」は、土木工事レベルの粗雑さの「除染」では回復しない。
そこが解決されない福島の現状を見れば、再稼働は住民のためにこそ、反対すべきでしょう。このことは、他の原発立地区域の首長たちには通じないんだろうか。

福島県知事選挙の底流に流れるのも、この「通じなさ」と通じているのかな……。

やれやれ。

でも、諦めるわけにはいかないんだよ。再稼働はやめといたほうがいいと思うよ。事故が起こった時、「そらみたことか」なんて言いたくないから。その前に止めたいから。無力でも、余計なお世話でも、どこかで発信し続けなければ。