龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
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熊野古道(16)

2019年09月29日 18時55分33秒 | 相聞歌
参道の階段を上る途中の右側に宝物殿のようなものがあったので立ち寄ると、そこの管理人の方がおもしろいことを話してくれた。その方は民間出身(もともと神職ではない)で、サンチャゴにも行ったことがあるのだという。
宝物の説明をたくさん聴いたのだが、その話が印象に残ったのだ。
世界遺産に指定されるという動きの中で、「サンチャゴの如くに」という形での運動というか、働きかけが世界遺産選定に際してあったのではないかなあ、と想像できる。
別にきちんと調べたわけではない。しかし、そういう感じはあるのかもしれないなあ。
実際、高野山から熊野までの三泊ほどかかる小辺路と呼ばれる熊野古道は、ヨーロッパから来て歩く人が多いのだそうだ。

熊野本宮大社は驚くほど熊野大社しかない、という印象。全く観光地の気配がしない。時間がないとここまではなかなか来れないということだろうか。



もともと熊野本宮大社は熊野川の中州にあったものが、明治期に洪水で流されてしまい、今の場所(川の西側の高台)に移築されたのだそうだ。

写真は元々あった中州のところ(大斎原-おおゆのはら-)に立っている鳥居。でかい。こんなの、見たことがない。

こちらはそれを山の中腹の中辺路から見たもの。

安藤栄作さんの作品。

2019年09月29日 16時56分31秒 | 大震災の中で
円空賞を受賞し、現在パリで個展を開いている安藤栄作さんの作品を、ようやく手に入れました!
福島県いわき市のギャラリー創芸工房で2人展をの最終日と知り、駆け込みで見に行ったところ、書斎に置けるジャストサイズの展示作品があったので迷わずゲット。

「空気の狭間」


安藤さんが作品空間で産み出している空気の流れを、今日からは自室で味わえます(幸せ)。

熊野古道(15)熊野大社へ!

2019年09月29日 14時06分36秒 | 相聞歌
那智大社参拝後、ちょっと新宮に寄って和歌山ラーメンを食す。店名は「速水」。あっさりした細麺のラーメン、食べやすかったです。スープは豚骨の醤油かな。何とか商店で修行中と書いてありました。調べたら井出商店という、らーめん屋さんの流れを汲むとか。
わかんないけど、おいしかった(^_^)


さて、腹ごしらえをしていよいよ熊野大社へ。
車で20km以上山の中に。ただ、高度を上げていく感じはせず、川沿いに遡行していくという印象。歩いたら大変なのでしょうが。

当時は、大阪の方から紀伊半島をぐるりと回っていく紀伊路(大辺路)が熊野詣での道としては主流だったと理解していたけれど、伊勢路と紀伊路どちらも使われていたんですね。
いずれにしても都から遠くて、しかも宗教的・文化的に重要な拠点であることが大切だったんでしょうね(お伊勢さんが盛り上がるのはもう少し後ですよね)。

それから、全国の熊野神社の数にはびっくり。福島の多いこと!全国一じゃん!?


2019年型C220dとMazda6 (ディーゼルターボエンジン車)を比較

2019年09月29日 12時44分19秒 | クルマ
マツダ6 はたしかにいい車だと思う。
試乗してみて欲しくなった。

最高速を求めるならガソリンエンジンだろうが、発進&中間加速、そして高速道路のクルージングを求めるなら、燃費の問題も含めてディーゼルターボエンジンが優っている。

加えてマツダ6はデザインもいい。内装だって悪くはない。

しかし、最終的に選んだのはMercedesベンツのC220d(2019年型。2.0Lになった新しい方)というディーゼルターボ車だった。

値段はそれほど変わらない。
マツダ6は新車でざっと450万円~480万円。
C220dは(新車なら600万円超だが)ディーラー登録の新古車3000km走行で480万円~500万円。 どちらもオプションはフル装備だから、そこから値段がそう高くなるものでもない。  

お互いナビも純正だし(便利な面もあるけどナビ自体としては我慢)。

エンジンはおそらくMazda6の方が音も静かで振動も少ない。対するC220dは止まっているときのアイドル音とかアイドルストップからの復帰時の振動とか、比較すると明らかにマツダ6よりやかましい。そういう面でのエンジンの技術自体は、Mercedesはマツダにかなわないという印象だ。
低速から踏み込んだときに小さなカラカラ音が少し聞こえるのもMercedesの方だ。

いろいろと比較すると、マツダ6のディーセルターボエンジンは確かに良くできている。

だが、私はC220dを選んで正解だったと感じている。

その大きな理由の一つはATの差だ。

マツダ6は6段ATなのに対してC220dは9段AT。

この差は決定的である。

止まっているときには明らかに静粛性でマツダ6に劣っていたC220dだが、いったん走り出してしまうと音が気にならなくなる。おそらく多段ATが低回転領域を次々にしかもスムーズに選んでくれる効果が大きいのだろう。

遮音対策ももおそらく奢っているのだろう。確かに外の音は聞こえにくい。
もしかするとお金をかけて軽量化した分のマージンを遮音に振っているのか。そうだとすれば高い高級車らしいやり方なのかもしれない。

音だけではない。多段ATはMercedesのディーゼルターボエンジンを非常になめらかにコントロールしてくれる。
このセットで考えると、C220dの方に軍配を上げたくなるのだ。

それに対してマツダ6は、あのディーゼル特有の、不要なトルクがアクセルのオンオフでまとわり付く感じがある。

つまり、ATが6 段変速であるぶんだけ、こちらがその有り余るトルクをアクセルでコントロールしてやる必要がある。smoothさに少し欠けるのだ。

もしかすると、MTでディーゼルを操る場合はいいのかもしれない。しかし、ATで乗ろうとするなら、C220dの9段変速ATの細やかなギア選択にかなわないのである。

かといってマツダ6は、(MTで乗る)ディーゼルスポーツとしては、高速域の伸びがイマイチだ。C220dは高速道路での加速域の伸びがマツダ6よりもスムーズでかつ頼りになる(具体的な速度は書けませんが)。

ATで乗るならC220dの9段にかなわないと感じる所以である。
後は同じ値段で(中古だから比較するのはよくないですが)C220dにはオプションのエアサスも(たまたまだが)ついてきた。これが秀逸だった。

決め手はディーゼルターボエンジン自体ではなく9段ATとエアサスだった、ということになる。


繰り返すが、マツダのクルマはすてきだ。魅力もある。たが、エンジンを含めたトータルなテイストでは、もう少し何か、が欲しくなる。

SUBARUや日産にはパワフルなエンジンがある。トヨタにはハイパフォーマンスエンジンもあればハイブリッドもある(私は要らないけど)。
マツダにもう少し何かがあれば、未来が見えてくる。それはおそらく高価格化と引き替えだから簡単ではない。しかし、テイストを追求するなら、避けて通れないところだと思う。

以上、簡単な比較の感想でした。