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龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCの応援、ソロキャンプ、それに読書、そしてコペンな日々をメモしています。

コペンがやってきた(16)「サンバイザーが、壊れた」

2025年05月26日 02時06分34秒 | クルマ


我が旧型コペンは振動が激しく、
段差を越えるたびに衝撃が走る(笑)
すると助手席のサンバイザーがすぐに垂れ下がってくるようになった。
調べてみると付け根の樹脂部分が割れていた。

とりあえず運転席側ではないので支障はないが、困ったものである。

乗るたびに新しい「発見」があるのだから(苦笑)

「それでも私のことが好きなんでしょ?」
とかいう悪い恋人(やつ)に出会ったみたいなものか。

これはしばらく外したままにしておくことにした。
車検通るかなあ……(苦笑)


今度は夜間にテールライトが消えないトラブルーコペンがやって来た(15)

2025年05月24日 15時17分23秒 | クルマ

三日ほど前、昼間気持ちよく走ってきてそのときは気づかなかったのだが、夜、コンビニまで入金しようと思ったところ、バッテリーが上がっていてエンジンがかからない。不思議だと思っていろいろ見ていくと、テールランプがほのかに点灯している。
しかし、ライトやフォグランプが点灯したままだと、キーオフ時にアラーム音がなるはず。
どう考えてもそれは鳴らなかったし、スイッチを確かめても切れていた。

翌日はキャンプにいく予定で、コペンにソロ用グッズをキレイに詰め込んででかけようと思っていた計画は変更を余儀なくされた(苦笑)。

キャンプから帰り、昨日クルマ屋さんに電話をしたところ、ジャンプスタートのバッテリーを持って家まで来てくれたのだが、全く反応なし。
ブースターケーブが家にないので、今日の朝一でもう一度来てもらった。
エンジンをかけたところ、たしかに赤い丸目の可愛い(苦笑)テールランプが点灯している。
「これじゃだめですよね」
ということで、エンストしないように注意しつつ車屋さんまで行ってみたところ、ワークスの方はさすがで
「これ、ブレーキランプが点灯しっぱなしだよ」
とのこと。
ブレーキのオンオフの部分でスペーサーのような物がブレーキについていて、本来ゴムだから壊れないはずなのだが、それが硬化して割れてしまい、ブレーキを踏まなくてもブレーキランプのスイッチが入ったままになっていたのだという。

別の部品代用で直ちに直してもらったので、助かりました。
日曜は軽で動きたいところがあるので(笑)。

しかし、退屈しないですねえ。古いクルマと付き合うというのはそういうことなのだ、と分かってきました。

きちんとした整備をする聖地の整備士さんは、ミッションオイルの漏れとか、足回りのゴムブッシュの硬化、クラッチの踏みしろの少なさ、マフラーのサビなど、指摘してくれましたが、地元のディーラーでほぼ同じ年式を乗っている営業の方は、

「ミッションオイルが漏れてたら車検とおりませんけど、滲んでいるのはまた評価が違います」

「クラッチは、またれならしばらくはいけるでしょう。やぱくなったら交換しますか」

と、下駄代わり用途の私にはありがたい助言。
きちんとした整備の高い水準と、なんとか次の車検まで低空飛行で乗り越えたいという高くない水準と、両方がだんだん見えてきた感じがしました。

どちらの整備の方も、
「駐車しているところがコンクリートだったら、クルマを動かしたときにオイル漏れがないかどうかだけは気を付けてください」
と教えてくれました。

しかし、クルマを長くのっているし、一つのクルマで20万キロちかく走ったりもしたけれど、ブレーキランプのスイッチのところのゴムが割れてつきっぱなしになった、なんて話は聴いたことがありませんでした(笑)。
なにせ、これはキーを切ってもつきますから、直さなければただちにバッテリーが上がってしまいます。っていうか、整備不良ですよね。

いろいろ出てくるものです。
次はなにかなー(^_^;)

 


ついに電動ルーフが動いた! -コペンがやってきた(14)-

2025年03月15日 14時52分03秒 | クルマ

我がイエローコペンは、電動ルーフの動きが悪く、かろうじてオープンときは遅いながらも作動するのですが、クローズ時には自力では閉じてくれません。
車両中央の屋根を閉じるボタンを右手でおしながら、左手でトランク内部にある屋根に手を添えて、「よっこいしょ」と上に介助してあげなければ動かないのです。
アクチュエーターの動作不良(油圧ポンプですかね)、という旧型低年式コペンの宿痾とでもいうべき(ネットで調べたら古いコペンをお持ちのみなさんこれで苦戦している模様)困難を抱えていました。

ところが、ネットで検索をしていたら…………

ありました!千葉県にある「わだち」というお店が油圧ポンプのリビルド品を販売・取り付けしてくれるという情報。
電話を一本入れてすぐ、早朝コペンを飛ばして千葉県の長生郡にあるお店に向かいました。
https://wadachi.net/

いやー、ここはコペンの聖地といってもいいですね。
特別バージョンの深緑色コペンがピッカピカにレストアされて、250万円ほどで飾ってありました。
油圧ポンプの交換はものの数十分で済みました。
金額は税込みで8万円弱。
ダイハツさんで新品部品(あるだけありがたいけど)の見積もりを取ったら、かるく40万円越え!
「わだち」
さん、ありがとう!

ただ、コペン愛に満ちた「わだち」さんからすると、我がイエローコペンは整備のお眼鏡にかなわない部分が多々あって、基本的なところを整備すると、と見積もりとっていただいたら40万円弱の見積もりが出てきました。
所詮それをやっても程度があまりよくないから……という感じの査定の印象(あくまで個人の感想です)でした。

旧車を乗る場合、そのあたりどこまで踏み込むかは難しいですねえ。

これからL880k(旧型の可愛いコペン)を探す方で、満足のいく状態で末永く乗っていきたい方は、一度この「聖地」に巡礼してみるのが吉かもしれません。

私は、日常の下駄代わりに軽オープンを乗り回したいという用途で考えていたので、乗りだし140万円以上、といった軽の新車に近いお値段のタマは、オークションでも考えから外していました。
50万円以下はさすがに素人にはハードルが高いので、100万円以下で1回車検を通せる程度、と考えて購入しました。

人気のある旧型コペンは、上記のようにそれなりのお値段で、どんな目的で乗るのか、腹づもりをきちんとしてから探すのが良かったようです。

まあでも、いきなり130万円とか150万円とか出費する気にはなれなかったので、やむを得ないところですね。

結果、修理費がかさむというジレンマ(笑)。

まあ私はぼちぼち付き合っていくことにします。

とにかく、初期状態のように屋根が開閉できるようになっただけでめっちゃ幸せになりました。



コペンがやってきた(13)

2025年03月15日 14時42分03秒 | クルマ

イグニッションコイル(点火コイル)が逝った。
気持ちよく海沿いの道路をオープンで走っていたら、突然エンジンの音がスムーズでなくなり、アクセルを踏んでもエンジンの振動は大きくなるものの、スピードが上がらなくなった。

しかし、なんとか走る(よかった(^_^;))。
幸い家から一番ちかいクルマ屋さんがダイハツ販売店(中古コペン購入の決め手になったポイントの一つ)なのでさっそく入庫。
プラグならすぐに変えればいいけれど、エンジン下ろすなんてなったら、どうしよう。どうせならその機会にやるべきことは何があるんだろう……と思っていたら、点火コイル1気筒ダメになっていたとのこと。
ただ、時期が時期(20年もの)だから、のこりの3つも交換推奨、ということで、また気持ちよくエンジンが回る状態で帰ってきました。

お帰りコペン。
こういう小さいことの積み重ねが大事(本当か<笑>)。

恐ろしい出費が来ないことを祈りつつ、晴れた日はほぼ毎日コペンと過ごしています。


意外だったスポーツ性の高さ---コペンがやってきた(7)

2025年01月30日 07時00分00秒 | クルマ

最初は

「屋根が開く軽自動車」
が目的で購入したイエローコペンだったのだが、実際に乗ってみると、そのハンドリングというかスポーツ性の魅力にやられてしまった。
 
もちろん二人乗りの軽量ターボ車だから、気持ちよく加速できる。
5速MT車で、回転もギアも中に選べるからスポーツ性は担保されていて楽しい。
たが何より、そして意外にも魅力的だったのは、FFスポーツの走りの感触だった。
 
なにせ重心が低くて車両が軽いから、曲がる時に余計な力がかからない。一般にFFだとフロントが重くなりがちだが、そんな風に前の重さに振り回される感じはなく、むしろハンドルを切ると前輪が向いたその方向にグイグイ曲がって行き、クルマ自体もそれに沿って回転していく感じがある、、と言えばいいだろうか。
力のある重いエンジンではおそらくこうはいかなかったのではないかな。
一度乗ってみてください。
かつてFFのフロントヘヴィなものをノンパワステで支えながらカーブを曲がっていったあの感触が、むしろ洗練された形で戻ってきた、とでも言えばいいだろうか。
23歳で初めて購入したマツダの初FF(5代目型式BD)のことを思い出させられた。
その後のFF車はメーカーを問わず、どんどん洗練されてFFのクセなど無くなっていく。
 
このコペンはFFスポーツ車としての味わいを(私個人には)思い出させてくれる1台になつたのである。
 
どうか一度この旧型コペン(L880K)に乗ってカーブをまがってみください。
マニュアルのFF車なんて乗れませんからねー😁
 
新型はもっと普通になってるのかな?
 
たまたまの出物がこの色のマニュアルだったことにも感謝。
 
 
 
 

生まれて初めてクルマのデザインと色を考える-コペンがやってきた(6)

2025年01月29日 15時00分02秒 | クルマ
クルマを所有するようになって44年経つが、今日までクルマのデザインや色を真剣に考えたことはなかった。

ところが、コペンを所有してからは、生まれ初めてクルマのデザインと色を意識するようになった。

昔読んだ意地の悪い評論に、
「真性のナルシスト(もちろん悪口です)は、他者の視点を持たないので、外見や身なりに全く頓着しない」
という一説があった。その時は一理あるのか、と思ったが、よく考えてみれば他者の視点を持たない者は自分を独我=主観の中でまどろませるしかないのだから、それは外から見れば究極の醜悪=違和感しか生まないだろう。

他者の視点を意識しなければ自己愛すら成立しない。

さて、そういう意味ではようやく自分が身につけるクルマがどう見られるかを意識するようになった、といえるのだろうか。

ま、理屈は知らんけどイエローコペンはとにかくキュートなのだ(笑)

軽のオープン黄色コペンは迷惑なほど目立つ。
もちろん、ロードスターに乗った経験から言えば、思うほど人は他人の車に関心など持たない。だがいったん意識した時には、
「なんだこいつは」
となる確率は普通の車よりは間違いなく高いだろう。

街でクルマの流れを見るともなく見ているときにこのクルマを認めたら、自意識過剰か?と思う可能性も否定できない。

スポーツ系という大義名分があるホンダのS660なら話は別だが(笑)

まあしかしイエローコペンはとにかく可愛いのである。
その可愛いクルマに初老の男が乗って良いのか問題の結論はまだオープンだ。

だが、発売から20年経ったら故障や修理などそれなりのリスクを背負う。
それを踏まえても乗りたいというスタンスは、一応「モノ好き」カテゴリーには入れてもらえるかもしれない。

とにかく、今まで車を乗ってきてその色やフォルムが気に入ったというのは初めてだ。

今までは多くの場合、ディーゼルターボでトルクフルであること、4WDで雪道も気にせず走れること、ステーションワゴンで荷物が載せられること、ワンボックスで人がたくさん乗れること、コンパクトで燃費が良いことetc.機能で選んできた。

ロードスターに惚れたときはオープンクルージングの爽快さがあること、という感性的価値に軸が移ったけれど、まだ機構として屋根が開くか開かないかという機能の問題でもあった。

このコペンはもはや違う。
屋根を開ける(厳密には閉める)のにも一苦労で、乗れば至る所が軋んでガクガクブルブル。
新型に乗ったほうが乗り心地が良いに決まっている。性能だって新しい方がいいのだろう。

それでも、古い車にはそれにしかない魅力がある。
このクルマでいえば、一つにはデザインの可愛さであり、2つ目はマニュアル車を操る楽しさであり、3つ目はFF軽量スポーツのハンドリングの前輪がグイグイ引っ張る感触だった。

旧車というにはまだまだひよっこだが、こういう楽しみに目覚めたのは、まことにありがたい。

これからその魅力について、ぼちぼち書いていこうと思う。





コペンがやってきた(5)

2025年01月26日 00時58分23秒 | クルマ

年末、コロナを罹患してしまい、せっかくクルマが来たのに乗れないまま新年を迎えた。
ようやくクルマを動かせるようになったが、急の寒波で日本中雪が降った。
さいわい太平洋側はさほどの雪ではなかったら、気温はさすがに低くなる。

気温は低くても晴れていれば、冬こそオープン日和。
さっそく入手したコペンを走らせようとしたが…………。

屋根が開かない!

何度か開閉ボタンを連打すると、しぶい動きながらなんとか開いてくれた。
しかし、今度閉めようとすると、今度は屋根の部分が全く上に動いてくれないのである。

既視感(デジャヴ)!

そういえば、かつて所有していたNCロードスターのRHT(リトラクタブルハードトップ)の時の不具合と同様の動きなのだ。

オープンカーの電動ハードトップは、宿命的に複雑な機構にならざるをえない。アクチュエーターというか、モーター、油圧機構を用いてトランク・後部窓・屋根の大きな3つのパネルを大きく動かす必要があるため、10年以上たてば不具合が出ても全くおかしくない。
事実2台所持して2台とも、ですから(苦笑)。

ちょっと学習すべきですねえ。
ちなみに、この電動ハードトップはダイハツもマツダも、20年ほどまえのドイツの会社の技術を導入して実現していたはず(そしてコペンの方が導入は早かったですね)。

まあ、起こるべくして起こるトラブル、といったところでしょうか。

こうなって改めてネット検索をしてみると、屋根が動かなくなるトラブルは結構あるようです。

購入した工場の人も、そういえば
「ここは根本的に直すのはちょっと難しいかも」
と呟いていた記憶。
油圧系を観てみますけど……
こりゃやばいことになってきた(笑)。

ただ、現状、電動では動かないが手を添えて押してあげるとなんとか動くので、完全に開閉不能というわけではない。

根本的に直そうとすると機構全体をアッセンブリ交換で約40万!

手を添える介護付きならとりあえずはゼロ円である。

しばらくは様子を見ながら乗ることになりそうだ。
でも、毎日走るときには屋根を開けて走っています。
家の駐車場なら屋根を閉めるのもそんなに困ることはありませんしね。



コペンがやってきた(4)

2025年01月08日 21時45分56秒 | クルマ

コペンが来た4

契約が済めば早く乗りたいのが心情。年末納車が可能ということになり、28日に土浦へ。

 

遠いところでクルマを買うと、受取の移動が大変なのは、頭では分かっていたが、実際面倒。気がつくと常磐線は仙台→品川直通の電車は少なく、しかも水戸以降は首都圏まで停車しない。逆に上野→高萩の特急はふんだんに走っている。

水戸からが関東、あるいは高萩までが関東ということなのだろうが、東北地方に住む者にとってはいささか残念な現状だ。

まあ、利用者が少ないのだから仕方がない。私もクルマが使えるなら常磐線、あまり乗らないもんなあ。

 

というわけで、その他細かいところを注文して(ターボフィンリビルド品、念のためのラジエーター交換など)約100万円の買い物になった。

 

引き渡しを受けたのはいいが、引っ越しトラックを除けばほぼ30年ぶりのMT車。クラッチの繋ぎ方をすっかり忘れている。半クラッチというものがあることさえ忘れてエンストの嵐。
なれないと交差点一時停止が恐怖になるという免許取り立ての頃を思い出した(笑)。

 

だが、高速の合流は軽量ターボでエンジンの吹け上がりもよく、極めてスムーズ。
60km~80km前後の加速も十分すぎる機敏さだ。

 

こりゃいい買い物だと思っていたら、高速走行中にサイドブレーキランプ警告灯が点灯。段差ギャップごとに明滅する。

無論サイドブレーキは落としてあるので、第一トラブル発生。

お店のお兄ちゃんに問い合わせたら、スイッチの接触でしょうという。
暇なときに乗ってきて、それまではオッケーというのでとりあえず自宅まで。確かに、センターコンソールの開口部を開けて配線を棒でつつくと警告灯が点滅。しかるべきときに直してもらおうと思う。とにかくめっちゃかわいい。


コペンがやってきた(その3)

2025年01月07日 21時15分20秒 | クルマ

土浦まで1.5h。

たどり着くと工場前の空き地に黄色のコペンがチョコンと座っていた。

説明も聞かないうちに「これだ」と思った。

12年前から20年前の低年式のクルマである。

どんな地雷が潜んでいるかもわからないわけだから、それに惚れるなんていうのは沙汰の限りである(笑)。

そんなことは分かっている。そして現行発売中の新型のほうが性能がいいのも分かっている。

でもね、かわいい軽のオープンカーであるコペンが乗りたいのだ。

色は白か赤か黄色、と決めていた。

黄色は免許を取ってから生まれて初めて彼女(なんだかんだ紆余曲折あっても、結局結婚した亡妻でした<笑>)とドライブデートをしたときの色だ。そのクルマは53年排ガス規制になる前の2代目スターレット1300だった。
軽くてFRで、こういうクルマが欲しいと思った。
しかしもちろん、2020年代になっては、そのクルマを探すのは難しいし、下手をすると相当の覚悟が必要になる。

コペンならまだ部品のリビルド品も期待できるだろう。

半年ほどネットを渉猟している間に、だんだんある程度の覚悟が決まってきていた。

そんなところで出会っのがこのイエローコペンだった。

①塗装はかなり傷んでいたとのことで、それなりの全塗装。

まただめになってきたそのとき考えればよいということで、とりあえずきれいになっているのでok。

②エンジン音はなんかいい感じ。
③内装は換装してくれていてとてもきれい。
④シートのやれもなく、カバーしていたものかと思われる。シフトレバーも交換済みの握りやすいもの。
⑤ハンドルも思ったほどひどくなかった。
⑥せっかくだから5速MTと思っていたのでそれもクリア。
ということで、保証はなし。なにか起こったらそのときに対応、という。まあまあそういう感じだろう。


車検付きで90万円を切るというのは、この塗装つきならリーズナブル。
ただし、そのごどんな地雷が爆発するかは神のみぞ知る、である。

手におえなくなれば手放すしかないが、まあ車検期間2年乗れれば御の字。
唯一気になったのはハードトップ開閉のアクチュエーターの動きが渋いこと。
あとでこれが大きな問題になるのだが、作動していればいい(先のことを心配しすぎていては入手できない。予算との都合もあるしね)ということで即決。車検証が来るのを待つことになった。


コペンがやってきた(2)

2025年01月03日 20時49分43秒 | クルマ

2024年の夏過ぎから、ダイハツの軽オープンカーのコペン初期型(L880K)が欲しいと思うようになった。

しばらく前までNCロードスターVSHRT(AT電動ハードトップ型)に乗っていたのだが、普通車2台持ちはさすがに厳しく、加えて12年15万キロを超えた車体はいろいろと不都合も出てきたため、止むなく手放すことにした。
類は友を呼ぶというか、ありがたい友人が、預かるつもりで乗ってやるよ、と2人ほど手を挙げてくれて、NCロードスターは所有者を転々としながら今も現役で走っている。

私は長距離のいわきFCアウェイ応援をクルマで行っているので、長距離用にディーゼルの燃費&4駆の安心度&車中泊可能のCX-8は手放せない。

諸事情でオープンカーを手放してから1年ちょっと。
でもやはり、オープンエアークルージングの魅力には抗えず、ぼちぼち低年式の初期型コペンをネットで探し、業者の人にもお願いしてオークションを当たってもらっていた。

しかし、かわいい初期型丸目のコペン(L880K)は、年式が一番あたらしくても12年落ち、である。
下回りのサビも、色によっては塗装も問題含み。もちろん内装だってかなりの状態である。
エンジンとシャシーがなんとかなればめっけもん、といった状況らしい。
塗装を全部やり直せばそれなりにかかるし、今日び低年式のクルマを塗装してくれるような業者さんも、見つけるのだって簡単ではないだろう。

値段は超ジャンクなら5,60万からネットには上がっているが、購入してからじっくり面倒をみることは覚悟する必要がありそうだ。
加えて、MTとなると更にお値段もぐっと高くなる。程度の良い百数十万円の初期型を買うなら、よほど高年式の現行型を買った方が、いわゆる乗るクルマとしては賢い選択に違いない。

でも、あの初期型コペンがかわいいのである(笑)。

そうはいっても自分で修理をして楽しむようなガチなくるまマニアとはほどとおく、
①やっぱりオープンカーが乗りたい
②軽自動車なら維持費もかからない
③MT乗れるうちに乗って遊びたい
という程度の安易な気持ちではどの個体を選べば良いのか正直わからないというのが現状だった。

そんなとき、11月末に、茨城県の土浦に、コペン専門に扱っている工場があるという情報をネットから拾い、電話1本かけたところ、一台売れるものがあるという。
色は黄色。MT。年式は2004年。
20年落ちとなれば、購入してからどれだけ面倒をみなければならないのか想像も付かない。もう少し年式が新しいもの、とも思ったが、よく考えると最も新しいものでも2012年式である。
もうこの辺になってくると、個体をみてどんな感じか、惚れるかどうか、しかない。

まずは現物を見て、どんなものがどのぐらいの値段で流通しているのか見てみようと軽い気持ちで現車確認に赴くことにした。



(この項つづく)



コペンがやってきた。

2024年12月29日 19時56分24秒 | クルマ

2024/12/28(土)コペンがやってきた。

ロードスターを手放してからしばらくの間、オープンカーのない生活を続けていた。
妻がいた頃は彼女にロードスターを乗ってもらい、ときどき交換しながらオープンスポーツを味わっていたが、彼女の病気もあってロードスターを手放して軽にすることにした。
手放すときに友人が声をかけてくれて
「奥さんが乗ってたクルマですし好きなんですから預かりますよ。乗りたくなったら言ってください」
持つべきものは友人である。

その彼に三年ほどロードスターの面倒を見てもらっていただろうか。
だが、家族構成が変わって彼も二台持ちは出来ないと言うことになって一度手放したロードスターをまた自分で持つことになった。
なんだかんだいって長い付き合いになったロードスターVSRHT。
このクルマで妻と出雲にもドライブしたし、阿蘇山も走った。お伊勢参りにもいったし、富士山ドライブも。弘前の桜を観にいったのもこのクルマだった。思い出多いクルマである。

まあだが、とはいえ、老後の無職に二台持ちは正直ツラい。

今度はまた別の友人が乗りたいというので
「じゃあ廃車にするか手放すかするときには声をかけてね」
といって乗ってもらうことにした。
二度目のロードスターとの別れだった(笑)

そんなこんなで、ライトウェイトオープンスポーツとの付き合いは終わりかと思われた……のだが、ひょんなことから今回コペンに乗ることになった。
しばらくはそのことを書いておこうと思う。
(この項つづく)

 


冬こそ屋根を開けて走ろうロードスター

2022年01月04日 11時29分00秒 | クルマ
「○○には二種類しかない。」
という常套句がある。
不適切なほどそのジャンルの沼にはまった人が必ずといっていいほど一度はつぶやいてしまう、あれだ。

例えば私の場合、

「車には二種類しかない。屋根が開くか開かないかだ。」

ということになる。

まあそうはいっても、屋根が開けば何でもいいというわけではなく、結局のところ「ライトウェイトオープンFRスポーツ」のマツダロードスターがいい、ということになるのだが、趣味というのはわがままなもので、譲れない一線をどうしても設定してみたくなってしまう。


正直なことをいうと、私の乗っているNCはマツダロードスターのシリーズの中では最も重量が重く、

「車には二種類しかない。軽いか、重いかだ。」

派の人からは同じロードスターでも継子扱いされがちだったりもする。

退職&看護の日々を迎えるにあたって三年前に手放したロードスター(NC初期型のVS・RHT)が、戻ってきて三ヶ月、改めて手になじんできた(もはやそういっていいだろう)愛車は、冬場に屋根を開けて走るのが最高だ、と改めて実感した。

オープンカーオーナーにも実は、屋根を開ける派とあまり開けない派がいる。私は典型的な前者だ。
せっかく屋根の開くクルマに乗っているのに、開けないなんて勿体ない、と思う。中でも冬場に防寒着に手袋とマフラー
を身につけて、シートヒーターをかけながらオープンクルーズをしていると、世界中の幸せを一身に身に受けているような錯覚を覚えるほどだ(笑)。

オープンカーは冬が似合う。
 本当は輸入車の洒落たオープンにでも乗れば良い年齢なのかもしれない。でも、見せるクルマでなくていい。乗って楽しく、10年以上の思い出が詰まっているクルマが手元に戻ってきたのだから、可能な限りオープンクルーズを楽しみたい。

助手席に乗る酔狂な客はそうそういないだろうから、独りで、ゆったりと。

喪ったはずの人生の楽しみが一つ、帰ってきた。
今年はこの愛車とゆっくり付き合っていこうと思っている。

冬のオープンクルーズは露天風呂にも比せられる気持ちよさですよ。よろしかったらぜひ一度ご賞味あれ。

タイヤの違いの大きさ。

2021年10月13日 10時23分22秒 | クルマ
出戻ってきたNCロードスターは、ミシュランのPILOT SPORT3
というタイヤ を履いていた。

これがすこぶる手に馴染む。

かつて新車時の純正はヨコハマのADVAN。このタイヤは能力は高いのだろうけれど、ATミッションでリトラクタブルフールのオープンカーを緩く乗る自分にとってはオーバースペックで、乗り心地も硬め、音もけっこううるさかった。

そして重要なのは、路面がドライ時とウェット時で本当に違った挙動をするということ。

ロードスターというクルマ自体軽くて回頭性が抜群だから、路面が濡れると基本的に何をし出すか分からない(あくまでも素人にとっては、ですが)ということもあるのかもしれない。

その点、このミシュランのPILOT SPORT3は雨の時も安心してハンドルを切ることができた。最新のタイヤというわけではなさそうだ(何年も前にPILOTSPORT4が出ている)こら、絶対的な性能というよりはタイヤの特性の違いなのだろうか。

どちらかと言えば乗り心地もADVANより穏やかで、一時期乗っていたブリジストンのPlayzにむしろ近い。まあこちらはゆったりと乗るのにふさわしいコスパ重視のタイヤだったが。

そこにいくとPILOT SPORT3は、路面のドライ/ウェットで安心感に差が小さく、それでいてまあそこそこスポーティーに走れる。

出戻りのロードスターを乗った最初の印象はたぶん、タイヤの違いだった(クルマの足まわりが特段変化していないとすれば)。

郊外や山道を決してシビアにではなく、むしろゆったりと気持ちよく曲がっていく、そんな自分の乗り方にもフィットしていそうだ。

ロードスターが帰ってきた!

2021年10月13日 09時04分03秒 | クルマ


ロードスターが帰ってきました!

2008年5月に購入し、2019年まで乗っていたマツダロードスター(NCのRHT VS初期型)を手放したのがちょうど3年ほど前。妻の病気療養のため夫婦で仕事を止めた頃のことでした。
さすがに無職・無収入でツーシーターオープンの趣味車を保持はできない。ガンが再発した妻の看護・介護もあり、売却することに。
幸い中古車市場で値がついたので、売ろうかと思ったところ、友人が
「一生乗るつもりだよっていってたじゃないですか。預かるつもりで私が買いますよ」
といってくれました。
もう二度と乗ることはないだろう、と思いつつも、その気持ちがうれしく、ありがたく引き取ってもらうことに。

それから三年後。その友人にたまたま久しぶりにLINEをしたところ、今度は当の友人がどうしても手放さなくてはならなくなったという。

私は妻の看取りを終えて2年が経ち、コロナ禍の中、ちょうど独りで遊ぶ「おもちゃ」を探しているところだったので、渡りに船、とばかり再度ゆずってもらうことになりました。

というわけで、思ってもいなかった再会です!

145,000kmの走行距離を誇る?NCロードスターは、すこぶる快調です。

むしろ乗り手の私の方が年を取った分だけ、低い着座位置の乗降がよりつらくなった感じもするけれど、とにかく至福の再会を満喫しています。

たしか新車時の純正タイヤはヨコハマのADVANだったと記憶しているけど、今履いているのはミシュランのPILOT SPORT 3。

とても同じ車とは思えないほどコーナリングが楽チンなのは、タイヤのせい?それともひさしぶりに乗って、今までの車と乗り味がちがうから?

これからいろいろ楽しみがありそうですね(^_^)v

三年落ちのCX-8に乗り換えた(続き)

2021年06月26日 01時24分44秒 | クルマ
キャンプ道具を乗せ、かつ車中泊することを視野に入れてメルセデスC220dからマツダCX-8に替えたわけだが、ソロキャンに出かけてみると、CX-8の強みと弱みが掴めてきた。

1,骨盤を立てた姿勢の大切さ。

クルマのマニュアル(手順書説明書)なんて何十年も読んだためしがなかったのだが、今回思い立って「運転姿勢」の欄を熟読してみた。
マツダは「Zoom,Zoom」
のキャッチフレーズからも分かるように走る楽しさ、「人馬一体」(これはもともとロードスターでしたね
を大切にしている。推賞しているドライビングポジションがあるなら、一同試してみようと思ったのだ。

何十年も運転しているのだからいまさら「正しい運転姿勢」をマニュアルで確認する必要もない……のかもしれないが、乗る車によって腰の疲れに違いがあるのも事実。
メルセデスのCクラスに乗るようになってから、運転した後の腰痛からほぼ開放された、ということがあったので、クルマを変えた後どうなるかが不安だった、ということもある。実際かつて乗っていたマツダのロードスター(NC)の場合は、ホールド性がよい、という種類の座席ではなく、長距離運転をすると正直つらいモノがあった。

マツダのマニュアルは至ってシンプルなものだった。

①背もたれを一旦おなかが苦しくなるまで前に倒し、それを戻していって苦しくないところで止める。
②座席を一旦一番後ろにずらし、足をアクセルとブレーキの間に置き、そこから座席を前に戻していって、ブレーキとアクセルを無理なく踏めるところで止める。
③アクセルを最後まで踏んでも足に余裕があるかどうか確かめる。
④ハンドルを前かつ下に下ろし、手をハンドルの上に乗せて、手首のところまで引き出す。
⑤その位置で、メーター類が見えるようにハンドルをあげる。
⑥ボンネットの1/4が見える程度まで座席を上げる。


こんなところだ。

真面目にやってみると、「この辺が標準なのか」ということが分かって、多少ずらしながら自分にとって「いい感じ」のポイントを探しやすくなった。
標準的なやり方を明示してもらえるのはありがたいな、と思った。

驚いたのはその後だ。

これをやってからいつもの郊外の道(郊外のカーブの比較的多くかつセンターラインと歩道があって比較的安全)を走ったところ、びっくりするほど運転が安定するようになった。

いつもより座席が立っており、骨盤が座面と背もたれに(窮屈ではないが)密着している感覚がある。その状態で右カーブになると左腰の端と左足のフットレストとを結ぶ線がまっすぐ意識され、左カーブの時は右腰の端と左足のフットレストとを結んだ線がまっすぐ意識されるようになってきた。

視点と重心がバラバラにならないと、運転が安定する。安心してカーブのラインをたどることができる。

腰の骨の位置をクルマと関係づけて感じることよって一体感が強くなり、安心するどころか愉しくラインをとることができるようになった。

CX-8の運転の質が、これだけでワンランク上がったような気分になった。

2,車中泊は可能、しかし。

2列目と3 列目のシートを倒すと、多少の隙間はあるがフルフラットになるので、車中泊は十分いける。隙間があっても、厚めのマットを引けば気にならない。
春と秋なら十分いけそうだ。
ただ、フラットにはなるものの、高さが十分ではなく、腰をおろしていても、頭がつかえそうになる。あと10センチ屋根が高ければよいのに、とは思うが、これは重心を低くする走りの質との兼ね合いだろうから仕方がないところだ。

一方、キャンプ道具を乗せてかつ三名乗車が余裕でできるのは本当にすばらしい。カーブのある山道を愉しく走りつつこの荷室容量が確保されるのは本当にありがたい。家族用に普通のエアマットレス(西川)を積んでも余裕だ。
セダンでは前席2人乗るのもパッケージングに工夫が必要だろう。まして3人4人乗車は望むべくもない。
当初の目論見通り、キャンプ用には正解だったといえる。

3,泣き所はやはり高速か?

今日近場のオートキャンプに来てみたが、早く設営しようと短い距離だけ高速道路を利用した。
すると、CX-8の弱点が見えてきた。6速ATのため、どうしても100km/hあたりで2000rpmぐらいの回転数になってしまうのだ。
9速ATを備えるC220dとの差はとても大きい。低速トルクとの兼ね合いもあるだろうから、単純には言えないが、せっかくのディーゼルだから高速道路で燃費を稼ぎ出したいとなると、CX-8は90km/h,1700rpm程度が最適回転数になりそうだ。

法定速度を超えた領域での安定性をドイツ車と比較するのはまあ酷というものだろうが、その安定性にも明らかな差がある。

ただ、新東名に限らず120km/h制限の道路も出てきていることを考えると、このまま6速ATではいられないだろうと思う。
新型になれば改良されるのでしょうね、きっと。

結論
100km/h以下で、ワインディングを楽しんだ後、荷物や人を乗せてキャンプや温泉に行くのに大正解の車だ。
4WDディーゼルターボ車に的を絞りつつわさらに高速安定性を求めるとなると、とうしても輸入SUVを選択しなければならないだろう。

ただ、装備や質感に大きな遜色はないから、高速でアクセルを踏みたいひと、あるいは絶対的燃費を求めるひと以外には、かなりのオススメではないかなあ。