龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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2016年型インプレッサを試乗してきた(2016.11.5)

2016年11月05日 17時11分17秒 | クルマ
2016年型インプレッサを試乗してきた(2016.11.5)

新しいスバルグローバルプラットフォームの第1弾、ということでゴルフの乗り味を頭の中で思い浮かべながら試乗してきた。
短い10分ほどの試乗コースで、かつレガシィ&ロードスターに乗っている素人の印象だから、参考程度に。
乗ったのは

2.0i-S EyeSight 259万2,000円


良かった点。
1,内装レベルが高い。
2,エンジンがさらにスムーズ。
3,CVTの悪癖をほぼ感じない。
4,乗り味はタイヤが18インチの割には良い。
5,後席のスペースも十分。


今ひとつだった点。
1,ゴルフの粘るような、吸い付くような地面との接触感は、残念ながら感じられない。
2,レガシィなど、ワンサイズ上からダウンサイジングを誘うほどの吸引力には乏しい。
3,ステアリング周辺と情報表示ディスプレイ周りがいろいろありすぎて落ち着かない。


ポイントは、このクルマに乗ってどんな「楽しさ」「よろこび」を感じられるのかということ。

正直、そこがまだ少しだけ弱いと思う。
ゴルフを購入して満足していても、いったん故障に出会ったら、インプレッサの方がずっと安心できると思う。だが、それは最初からインプレッサを選ぶ理由としては弱い。
アイサイト標準搭載も、本当に大切なことだと思うけれど、それはクルマ自体の走りの魅力とはまたちょっと違った付加価値になる。


200万円~300万円するわけだから、中古の軽自動車を購入する時のように「故障なく走れば良い」というわけにはいかないだろう。
アクセラやゴルフと比べても遜色ない、とは言える。だが、インプレッサにしかない走り、という強いイメージが今ひとつ伝わってこないのである。


まあ、今乗っているレガシィも、納車された瞬間は「失敗したか、これ?」と思った記憶がある。
その翌日、ワインディングを走ってようやく良さを実感できたのも事実。

インプレッサが買って損のないクルマであることは間違いない。

あとはこれにどんな付加価値が付けられていくのか?あるいはどれだけ走りを熟成させていってくれるのか?

シャシーの実力は折り紙付きなのだから、それを100%生かせる乗り味を実現してほしいものだ。でもやっぱり次はエンジン、かな。



XVやフォレスター、レヴォーグ、アウトバックなど、次の展開も楽しみだ。
期待しています!


ということで、個人的にはレガシィからのダウンサイジングを踏みとどまった試乗体験でした。