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「南イタリア・シチリア島・マルタ島」編 多文化 シラクーサとアルキメデス

2014年05月29日 08時22分22秒 | イタリア

 

 前回、「多文化」と言いましたが、古くからいろんな民族が往き来しいろんな文化を今回訪れた地域に残していると意味で使用しました。おもなものをあげれば、フェニキア(カルタゴ)、ギリシア、アラブイスラーム、ノルマンということになります。

 シチリア島のシラクーサも勿論例外ではありません。古代ギリシアの大数学者、物理学者アルキメデス(BC287 ?~212)の名前を聞いたことある人は多いと思いますが彼がシラクーサの人であるということを知らないは多いようです。したがって、彼を古代ギリシア人と呼ぶのは正しくなくシラクーサ王国の人、またはギリシア系シチリア人と呼ぶべきだとは坂本鉄男氏の説です。(「イタリア 歴史の旅」254)

 古代ギリシアの一つのポリス、コリントスの人たちがこの地に移住して先住民シクリ人を捕虜、奴隷にしてここに彼らの移住都市(よく植民都市と呼ぶことがありますがこれは間違いだと思います。なぜならばコリントスとは全く対等であったからです)をつくったのがBC734年と言われています。

 このコリントスから移住して人たちが、シラクーサを建設しギリシア劇場(写真)を造りました。その子孫の一人がアルキメデスです。このギリシア劇場はBC5世紀(6世紀説あり)岩場をくり抜いて作られ現在残されているのはBC3世紀に改修されたもので観客1万5千人を収容でき当時のギリシア半島を含めて最大でした。

 

 


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