二週間ほど前の話でチョットブログとしては不味いのですが、7月8日にYMCA赤水保育園が優良木造施設で林野庁官賞を受賞し、東京の表彰式へ行きました。以前のブログ熊本県賞に続いての受賞です。
受賞は大変嬉しく思いますが、実を言うと赤水保育園の設計段階には非常に厳しい状況があり、実質の設計期間は1ヶ月強の強行スケジュールでした。完成した建物を見ても解り難いのですが、設計者としてはもう少し時間があれば..と思うところも無い訳ではありません。その状況の中で「此処で幼児期を過ごす園児達が大人になった時に、何らかの心の糧になる建物にしたい」との強い思いだけがありました。
先日東京の友人が来て見てくれたのですが、その後メールで、 「山の中の保育園を見せてもらいましたが、とても良かったです。
細部に優しい心遣いが感じられました。
専門的な事は分かりませんが、心地良い空間とたたずまいでした。
感動に近いものを感じました。
次の仕事を楽しみにしています。」
私にとって一番嬉しい言葉でした。