今日は熊本県木造利用大型施設コンクールの現地審査があり、設計者として赤水保育園に立会いと説明に行きました。阿蘇は週末からの降雪のため、幹線から保育園までの道路は雪が残り、快晴とはいきませんでしたが、時々日が差しソーラーは外気温6℃の中、集熱温度45℃とそこそこ働いてくれていました。0、1才児も居る保育園はパッシブソーラーのほんのりと温かい床暖房効果が良いと言われます。直接温める床暖房は床面温度が高く、遊んでいる時は良いですが、昼寝の時は寝汗を掻いてしまい体調管理が難しいとの事です。
先週は熊本大学のこばと保育園が完成、昨年からソーラーを組み込んだ保育園の設計が2棟続いたことになります。同じ用途の建物設計は続くケースが多く不思議です。
こばと保育園は熊本大学施設部の発注で基本設計と実施設計は担当しましたが、監理は施設部が行いました。風設計室はソーラー部分だけの重点監理でしたので、色彩計画などは担当の方にお任せでしたが、担当された女性の監理者がきめ細かく、熱心に対応して頂いたので、私としてもほぼ納得の出来上りです。
来週は東京の住宅の棟上げです。熊本の材木、構造部の手刻みと棟上までは熊本の大工さんが行います。私も立会に行きますが天気を心配しています。明日は大工さんの加工場へ、スタッフと一緒に土台と大引に防蟻防腐液状触媒活性炭を塗りに行きます。現場では大型トラックで運んだ木材を下ろし、すぐ土台敷きを始める為、現地で塗る時間が無く熊本で塗って持って行くことになりました。二度目の設計者自らの炭塗りです。