AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

GOSICK RED

2014-03-12 00:48:00 | ノンジャンル
いつの間にか、「GOSICK」の新シリーズが出ていたとは知らなかった。

作者は桜庭 一樹。
日常を生きてる中で、ドロドロした人間の暗い部分を描いたりした小説(一般的認知としては「私の男」かな)で名が知られているが、その一方で若干ライトな雰囲気ものを描いたりしている。

先述した「GOSICK」は、彼女の“ライトもの”の代表作。
スピンオフも合わせたら全12巻に及ぶ長編で、コミカライズもされ、アニメ放送もあった。

オレも当初はタイトルが妙に気になって(だってスペルを変えていても、読み方は「ゴシック」だからねェ:笑)、いざ読んでみたらこれが面白かった。

舞台としては第二次世界大戦が始まる直前の、ヨーロッパのとある小さな国。
そこで主人公である、ワケありの少年と少女が出会い、様々な事件に巻き込まれていくという所謂ダークミステリの内容。

それもあって、中々エグい箇所もあったりするが、表現の軽やかさがその重みを持たせない。
登場キャラも、どこか脱力した雰囲気を持っていたりする。
この辺りが“ライトもの”と呼べる所以である。

で、
今回新シリーズである「GOSICK RED」は、現段階では本編と言える前作より舞台を移し、第二次世界大戦を潜り抜けたアメリカが舞台。
その辺りは前作の最終章でも少しばかり書かれていたので、「GOSICK RED」は純粋に続編と捉えていい。

主人公の2人は、最初の頃より齢は重ねているが関係は全く変わらず。
お互いの雰囲気も全く変わっていないので、何らかの形で「GOSICK」を見た人が手に取ってみても、直ぐに感情移入できると思う。

まだ途中までしか読んでないから何とも言えんが、今作はこの一冊での読み切りとなっているシリーズなので、短編として見ても面白いと思うね。

今のところの憶測ではあるが、タイトルに「RED」とついているために、個人的にはこの路線で「BLUE」とかも出るんじゃないかと思ってしまったり(笑)。

アリならアリで、それは嬉しいケドね。
この手の読み物の中で、好きな作品の一つだから、続くのであれば、良い形で続いてほしい。

 今日のテメェのBGM:FEAR FACTORY『THE INDUSTRIALIST』


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