野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

小さな白い花をちりばめる「ヤブニンジン」(高尾の花 21-27)

2021年04月13日 16時37分13秒 | 

小さな白い花をちりばめる「ヤブニンジン」。これも注意していないと見落としそうだ。茎の枝分かれの仕方に特徴がある。

(2021年春 南高尾)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)
「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)
「アカフタチツボスミレ」(高尾の花 21-26)

ヤブニンジン 藪人参markFlora of Mikawa
セリ科 Apiaceae ヤブニンジン属

別 名 ナガジラミ
中国名 香根芹 xiang gen qin
学 名 Osmorhiza aristata (Thunb.) Rydb.
花 期 4~5月
高 さ 30~70㎝
生活型 多年草
生育場所 林縁、竹やぶ
分 布 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、パキスタン

和名の由来は葉が人参に似て、やぶに生え、別名はヤブジラミに似て果実が長いことから。
 茎は直立して少数の葉をつける。茎や葉に毛が多い。葉は長さ7~30㎝の2回3出複葉。小葉は卵形で、縁に粗い鋸歯がある。葉柄の基部は大きな托葉があり、茎を抱く。複散形花序に、白色の小さな花をまばらにつける。大花柄の基部に総苞片があり、小花柄の基部に小総苞片がある。小花序の中心部に雄花が集まってつき、周囲に長い子房の両性花が数個つく。雄花は花柱が退化して雄しべ5個。両性花はやや大きく、雄しべ5個と長い子房と発達した花柱2個がある。果実は2分果、基部が細くて先が太い長さ約2㎝のこん棒状で、上向きの毛がある。果実が熟すと褐色になり、下部から裂開し、2個の分果に分かれて落ちる。分果の果皮は硬くて取れ難く、円柱状の種子が1個入る。


淡い桃色の花弁に縦に紅色の絞りが入る椿「覆輪京牡丹」(椿シリーズ 21-27)

2021年04月13日 15時03分45秒 | 

淡い桃色の花弁に縦に紅色の絞りが入る椿「覆輪京牡丹」。牡丹咲きの大輪で、白との覆輪である。「京牡丹」の枝変わりだという。

(2021年春 町田市)

 

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)
「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)
「紅獅子」(椿シリーズ 21-17)
「白菊」(椿シリーズ 21-18)
「美濃牡丹」(椿シリーズ 21-19)
「徳恩寺」(椿シリーズ 21-20)
「月照」(椿シリーズ 21-21)
「フレグラント・ピンク」(椿シリーズ 21-22)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-23)
「白羽衣」(椿シリーズ 21-24)
「タイニープリンセス」(椿シリーズ 21-25)
「あかこま」(椿シリーズ 21-26)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)


清楚な白い花が魅力的な「シロヤマブキ」(春の花 21-26)

2021年04月13日 14時59分49秒 | 

清楚な白い花が魅力的な「シロヤマブキ」。山吹の白花かと思うと、全く違う品種で、一属一種の植物で自生のものは絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。そもそも花弁の数が四枚しかない。最近は庭木として多く植えられているようだ。お寺などに植えられているととても雰囲気を出す花である。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

シロヤマブキの育て方
学名…Rhodotypos scandens
和名…シロヤマブキ(白山吹)
科名…バラ科
属名…シロヤマブキ属
原産国…日本
花色…白
樹高…1~2m
日照…半日蔭~日なた


シロヤマブキは、日本、中国、朝鮮に分布するバラ科シロヤマブキ属の落葉性低木です。
日本では中国地方瀬戸内海側の山地、香川県、兵庫県、福井県の限られた地域に自生しており、環境省レッドデータブックに絶滅危惧IB類(EN)として記載されています。

絶滅危惧種に選定されていますが、挿し木や実生での繁殖が容易なため、庭木として流通しています。
また、欧米などでも比較的一般的な庭木として植栽されます。

シロヤマブキは一属一種の植物で、シロヤマブキ属に分類されている植物は本種のみとなっています。
ヤマブキと名前に付いていますが、これは花や葉がヤマブキに似ていることに由来しており、ヤマブキの白花品種という訳ではありません。
ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属に分類されており、別属の植物です。

シロヤマブキの花期は4月~5月。
花期になると新枝の先に、花径3~4㎝程度の白い花を一輪咲かせます。
花は4枚の花弁を持ち、中心には多数の雄しべと4本の雌しべがあります。
園芸品種の流通は無く、基本種である白花品種のみが流通しています。

 


大きな葉が目立つ黄色のスミレ「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)

2021年04月13日 07時42分48秒 | 

名前どおりに大きな葉が目立つ黄色のスミレ「オオバキスミレ」。雪国に生える日本特産の種だという。種形容語brevisutipulataは托葉の短いという意味だ。意外と日本特産のスミレは少ないみたいだ。黄色いスミレは咲いている場所を明るく照らすようで、良い感じだ。

(2021年春 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)

「オオバキスミレ」

オオバキスミレ
●学名Viola brevistipulata
●科名スミレ科スミレ属
●花期6月~7月
●生育地
北海道から近畿地方までの、主に日本海側の多雪地に生える。日本の特産種で変化が多く、さまざまな変種が知られている。湿った林下に群生することが多い。

●特徴
地下茎は長く横にはい、株を分けてふえる。茎は高さ15~30cmとなる。根生葉は少数で長さ幅とも4~10cm、先端は鋭くとがり、基部は心形でふちには鋸歯がある。葉の質は薄くてやわらかい。茎につく葉は上部に3~4枚つき、一番下の1枚はやや離れてつく。上部の葉ほど小さく、葉柄も短い。花は葉のわきから1~3個でる長さ3~7cmの花柄の先につき、径1.5~2cmで花弁は黄色、側弁の基部に毛があり、距はいちじるしく短い、キスミレの仲間は花柱の頭部がふくらんで、その両側に短い突起毛がある。


花弁の青い筋がきれいな「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)

2021年04月13日 06時59分49秒 | 

花弁の青い筋がきれいな「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」。これは園芸品種だが、最近では野生化しているらしい。草地に群れるようにして咲いていた。「アメリカスミレサイシン」という名前も優雅だ。

(2021年春 川崎市)

 

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

ビオラ・ソロリア・プリセアナ 
 分類:落葉多年草プリケアナ アメリカスミレサイシン (アメリカ菫細辛)
学名Viola sororia 'Priceana'
科属スミレ科 / スミレ属
開花時期3月から5月
花色青,紫 白 複色、
移り咲き用途鉢植え 地植え管理環境耐寒性 日なた~半日陰冬季落葉性の多年草。ビオラの一つ
ビオラ・ソロリアの園芸品種。葉はハート形。
根茎は太く上部は地上に出ていることも多い。
葉が落ちる冬には姿をよく確認できる。