野の花 庭の花

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春一番に青い花で目を引く「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)

2021年03月05日 11時05分08秒 | 

春一番に青い花で目を引く「ツルニチニチソウ」。何もないところにポツンと咲いて、春の訪れを告げてくれる。そのうちに見飽きるのだが、最初はうれしいものだ。

(2021年早春 川崎市)

 

ツルニチニチソウ

ビンカ属はつる性の多年草または亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とそれより小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種がよく知られています。ちなみに、種小名の“major”は大きい、“minor”は小さいを意味します。どちらも、茎が地表を這い、節から根を下ろして広がります。グラウンドカバーやコンテナ、吊り鉢の縁から垂らすなど、長いつるを生かして多様に利用されています。花は春から初夏にかけて、立ち上がる茎の葉腋に青や白色の花を咲かせますが、花よりもむしろ、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています。緑葉に白や黄色の斑が入る品種があり、斑の入り方にもバラエティがあります。なお、斑入り品種は花つきがあまりよくありません。耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ、周年観賞できます。

基本データ
園芸分類 庭木
形態 多年草(または亜低木) 原産地 南ヨーロッパ
草丈/樹高 数m 開花期 3月下旬~6月上旬(葉の観賞期:3月下旬~10月)
花色 紫,白,青 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 強い(ヒメツルニチニチソウ)~普通(ツルニチニチソウ) 耐暑性 強い(ツルニチニチソウ)~普通(ヒメツルニチニチソウ)
特性・用途 常緑性,つる性,カラーリーフ,日陰でも育つ,初心者でも育てやすい,グラウンドカバーにできる

 

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)

 



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