野の花 庭の花

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スミレに似た距が長く伸びる「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)

2021年04月10日 07時30分41秒 | 

スミレに似た距が長く伸びる「トキワイカリソウ」。イカリソウとの違いは、この長く伸びた尾にあるらしい。それと常緑の葉が冬にもあるのでトキワと名付けられたらしい。白花と紅紫色があり、写真のような紅紫のタイプをオオイカリソウと呼ぶらしい。

(2021年春 南高尾)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)

「トキワイカリソウ」

トキワイカリソウ(常盤碇草)
多年草
本州(東北地方〜山陰地方の日本海側)の多雪地の山野の林内に生える。高さ30〜60cmになる。葉は2回3出複葉。小葉はかたく、ゆがんだ卵形で先が尾状にのび、基部は深い心形、長さ5〜10cm、ふちに刺毛がある。花は直径3〜4cm、白色〜紅紫色。花弁は4個、距がある。萼は花弁状で8個。内側の4個が大きく、外側4個は早落性。花期は4〜5月。(山に咲く花)
学名は、Epimedium sempervirens
メギ科イカリソウ属
 広義のトキワイカリソウは花の色が紅紫色〜白色まであるが、狭義のトキワイカリソウ(Epimedium sempervirens var. sempervirens)を白色として紅紫色をオオイカリソウ(Epimedium sempervirens var. rugosum)とする考えもある。(広島大学デジタル自然史博物館)
 上記以外に島根半島部の白花は葉が2出して3出するもので、トキワイカリソウと同定できないとされる。
 島根半島及び周辺部におけるイカリソウ属(Epimedium)の分布と形態の比較(島根県立三瓶自然館研究報告 柳浦正夫)

 太平洋側には似た花で、葉が常緑でなく、基部が浅い心形となるイカリソウ(E. grandiflorum var. thunbergianum)がある。色は白〜紅紫。


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