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葉脈が紅赤紫に染まる「アカフタチツボスミレ」(高尾の花 21-26)

2021年04月12日 08時36分10秒 | 

タチツボスミレの仲間で葉脈が紅赤紫に染まる「アカフタチツボスミレ」。この個体は白に近い淡い紫の色の花をつけていた。可憐なスミレである。

(2021年春 南高尾)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)
「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)

アカフタチツボスミレ (立坪菫)

  葉の脈に沿って紅赤紫色に染まるのが特徴。シロバナ変種より個体数が多いようです。
生育地 北海道、本州、四国、九州のほとんどの地域に分布。北海道の北部と沖縄では少ないです。
適応範囲が広く、日当たりの良い草地や落葉樹林下、杉林の縁や沢沿い。また、海岸沿いから亜高山まで見ることが出来ます。
開花時期 2月~5月頃
草  丈 5~15㎝くらい
花の状態 花色 淡紫色だが濃淡に差があり変化が多い。
花形 直径1.5~2㎝前後。花びらの変化も多く判別しにくいものもある。
側弁 側弁には毛が無い。
距  やや細長い。通常、紫色を帯びる。
萼片 毛は無い。
葉の状態 葉形 心型。長さ2~4㎝。花後は長三角形になることが多い。
葉表 緑色。脈に沿って紅紫色に染まる。
葉裏 緑色。裏からも赤い脈が目立ちます。
托葉 櫛形で切れ目が深いのがこの種の特徴だ。
備   考  シロバナのタチツボスミレよりは個体数が多く、群落を作ることもあります。地域差もあると思いますが、比較的容易に見つけることが出来ます。
 一般のタチツボスミレの葉よりやや色濃く見えるのは微細な脈にも赤色色素が入っているからだと思います。



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