[JAL]株下げ止まらず80円台へ、企業年金暗礁の影響か？

＜コメント＞
ＪＡＬ（日本航空）の株価が下げ止まらない。1株94円で寄りついたものの、下げは止まらず80円台へ突入。政策投資銀行が同社に対するつなぎ融資枠1000億円を発表するも、あくまで『つなぎ』で再建の対策と受けとめられていない。
さらに株価を下げた原因として、政府が打ち出す企業年金の大幅カット反発が大きく影響していると考えられる。
企業年金受給対象者の２／３以上の賛成がないと成り立たない今回の削減。ＪＡＬで今まで働かれた方を含め、どう対応して行くのかがＪＡＬ存続の鍵を握る事になる。


JAL下げ止まらず90円割れ企業年金削減案にOB反対 11月24日10時34分配信 サーチナ

　日本航空 <9205> が下げ止まらない。前週末比1円安の94円で寄り付き、その後も売り優勢の展開に軟調展開となっている。株価は90円割れとなり80円台へ突入、上場来安値を更新となった。
　同社では再建に向けて障害となっている企業年金減額について、OBが会社側の「3割削減」案に反対しており、先行き不透明感からの下げがきつくなっている。三井物産 <8031> が保有している日本航空株の普通株全株を売却する方向になっており、三井物産と同様の動きが今後加速するとみられることも株価の下げをきつくしている。
　また、一部で政策投資銀行が同社に対するつなぎ融資枠1000億円を設定したとの報道もあったが、あくまでも「つなぎ」で再建には再建そのものには程遠いため、買い材料にはなりにくい。（編集担当：山田一）

　
ＪＡＬに乗って飛んで行こう～