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[無罪決定]JAL機14人死傷事故

2007-01-23 | 業界ニュース
<コメント>
 1997年6月に発生した、香港発名古屋行きの日航機乱高下事故で、業務上過失致死傷罪に問われていた機長に無罪が確定しました。事故の詳細は以下ブログよりご確認ください。
<関連ブログ>
[無罪判決]JAL機14人死傷事故 2審も無罪

この事故はどちらかというと「管制」とのコミュニケーション不足から生じた人的事故の印象が強かったように思います。大小はあるものの、乱気流による揺れでけが人が出ています。その都度パイロットの責任が問われてはたまったものではないと思います。
正当な決定に拍手を送ります。


(時事通信)1月23日12時1分配信
 三重県・志摩半島上空で1997年6月、香港発名古屋行きの日航機が乱高下し、乗客乗員14人が死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われ、1、2審で無罪判決を受けた機長高本孝一被告(56)について、名古屋高検は上告期限の23日、「法律上の理由を見いだせない」として、最高裁への上告を断念した。これで高本被告の無罪が確定した。



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4 コメント

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Unknown (医師のひとり)
2007-01-24 21:50:50
無罪になりましたね。
亡くなられた方の家族の方は無念でしょうが、私は無罪は当然だと思います。

そういえば、医療とこの事故との関連が議論されているブログがあります。ブログ主の方は元検事のかたのようです。

紹介します。いちど覗いてみてください。

http://www.yabelab.net/blog/2007/01/09-185120.php
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共通のきっかけに (flight2005)
2007-01-25 07:51:04
医師のひとりさん、おはようございます。
ご紹介頂きましたブログ、読ませて頂きました。
本当に「医療事故問題と同様、事故処理のあり方を考えるきっかけの判決」となる事を願います。
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マスコミの記者が意味がわからず実際の審議内容と違うこと書いてない? (kojisaka)
2007-01-25 21:39:50
みなさん、こんばんは。

マスコミの書き方を見ると、検察は、自動操縦が解除された後の対処方法の方に対して過失を問うているかのように見えて来るのですが、検察は本当にそんなこと言っているのでしょうか?

私は、検察が過失ありと言うのならば、自動操縦が解除されるよりもずっと前に行った、降下率を毎分4500feetに設定した行為の方でないと、おかしいと思うのですが...
マスコミの記事にはそんなこと、ひと言も書かれていませんが、それは記者が、意味がわからず、肝心な部分を飛ばして、自分の想像で、枝葉の部分を繋ぎ合わせて、審議内容を適当に創作したから、ということはないでしょうか?
まあ、検察も、非常事態が起きてから後の対処方法という、過失を問うには無理のある枝葉の部分を一緒に言うからいけないのですが...

この、4500feet という降下率は、常識の範囲内のものなのか、無謀で出鱈目なものなのか、わからないのですが、
例え話でいうと、半径300mの曲線(制限速度 70km/h)にちょっとオーバーしただけの 90km/h で進入するようなものか 136km/h で進入するようなものなのか、わからないのですが、実際どうなんでしょう?
MDなら余裕で出来る筈の降下率なのかなあ?

実際、もし自動操縦が解除されなければ、音速を超えて、空中分解していたわけで、解除は避けられなくなっていたわけですから、解除したことが悪いというのは変です。
解除が避けられなくなるような指示を自動操縦にしていたことの方は、検察は全く問題視せずに、非常事態が起きてから後の対処方法の方ばかり問題視しているかように、マスコミは書いているけれど、これ、本当?
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限界速度超過 (flight2005)
2007-01-26 08:07:51
kojisakaさん、おはようございます。

お久しぶりです!
書かれています通り、異常ともいえる降下率のため、最大運用限界速度を超え、自動操縦が解除されています。前回のブログで「機長のディセントリクエストから2分後に許可が出ています。この空白の2分、すなわち余分な平行飛行が事故を起こした原因の一つになっていると考えます。」と記しましたが、これも事故の要因の一つと思います。
そして、自動操縦解除後、機長は出来る限りの努力をしたと思うのです。管制指示の重大さ、コミュニケーションの大切さを象徴しているような事故だったと思います。
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