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<ボーイング>米GEリース子会社から737型機30機を受注

2006-03-30 | 飛行機
<コメント>
注目を集めているB737-NGだが、今後の問題が無いわけではない。B787との住み分けがはっきりしない。「737は小型機(170名)、787は中型機(220名)」と言えばそれまでだが・・・
日本にも数機のB737-NGが就航しているが、これが最初で最後の導入で以降はB787になるとも言われている。ネクストジェネレーションの巻き返しなるか、興味深いところ。

(ロイター) - 3月30日8時20分更新
 [ニューヨーク 29日 ロイター] 米ボーイング<BA.N> は29日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>傘下で、世界最大の航空機リース会社であるGEコマーシャル・アビエーション・サービシズ(GECAS)から、737型機30機を受注したことを明らかにした。発表を受けて、ボーイングの株価は、過去最高値をつけた。
 受注金額は定価でおよそ20億ドル相当、という。ボーイングにとっては、今年に入ってから最大規模の受注となった。旅客機の需要は昨年が非常に好調だったことから、今年は減速すると予想されていたが、今回の受注で、旅客機需要が依然として強いことが示された。
 中国やインドをはじめとする新興諸国で需要が堅調だといいい、GECASはこれまでにも、ボーイング737型機を購入している。またGECASは、別に30機を追加購入するオプションも取得した。
 GECASのヒュブシュマン最高経営責任者(CEO)は「これは非常に人気のある型だ。昨年の注文分はすべてリースしてしまったため、顧客の要求に応えるため、さらに必要になった」と話している。

(機材紹介)
B737-NG(Next-Generation B737-600,700,800,900)
ボーイングが日本と共同開発する予定だった小型機B7J7(日本ではYXX)の受注に失敗した後、韓国の大韓航空などと共同で開発した機体。新鋭B777の技術をふんだんに盛り込んだ最新鋭のハイテク機シリーズで、1997年より生産が開始された。尾翼、主翼も新設計のものに切り替えられたほか、ウイングレットを装備することで長距離飛行(最大航続距離がそれまでは3000~4,000km前後だが、NG型は5,550~6,000km前後)が可能になったものもあり、名前はB737だが、外観はともかく内容はほとんど別の機体である。ビジネスジェットに用いられるなど、B737=短距離用ローカル線の概念も崩れつつある。
このシリーズは、日本では全日空グループ(エアーニッポン)で700型が、スカイマークエアラインズで800型(羽田⇔神戸線用)が導入された。
なお、今後については現在開発中のボーイング787にとってかわられ、NGシリーズがB737の最終発展形となる可能性もあるが、-1000型以降の登場もありうる。


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