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[静岡空港]2,500メートル滑走路で運用開始(8/27)

2009-08-27 | 業界ニュース
<コメント>
本日2009年8月27日より、富士山静岡空港の滑走路が2,500メートル運用となりました。今まで立木問題で300メートル短い滑走路で開港し、小型機だけの運用でしたが、今日からチャーター便含む大型機の離着陸が可能となりました。

ILSも今日から運用開始され、視界不良による目的地変更が大幅に減ると思われます。ただし、前ブログにも記しましたが、静岡空港に設置されているILSは、CATⅠのレベルで、決心高度200フィート(約61メートル)、滑走路視程距離2,600フィート(約792メートル)以上ないと着陸できません。
良くなったとは言え、天候に左右される事は続きます。


<静岡空港関連記事>
[静岡空港]立木問題解決にかかった影響は大きい
[静岡空港]8月27日に完全運用開始


立木問題の静岡空港で完全運用開始 8月27日14時2分配信 TBS

 静岡空港は、滑走路の近くに航空法の高さ制限に触れる立ち木があったため、滑走路を計画よりも300メートル短くして6月に開港しました。
 立ち木は地権者の求めに応じて前の静岡県知事が辞職したことで取り除かれ、27日から2500メートルでの完全運用がスタートしました。
 滑走路が本来の長さになったことで、より大型の航空機が離着陸できるようになりました。
 「これによって韓国や中国だけでなくて、他の地域にも国際線が運用できるという大きな大きな可能性を開いたということであります」(川勝平太静岡県知事)
 しかし、滑走路の短縮と本来の長さに戻す工事とで、合わせて1億3500万円がかかるなど、無駄な税金を投入しての完全開港となりました。(27日13:10)

2500メートルの滑走路を飛び立つ飛行機

[ANA]飛行中減圧し羽田へ緊急着陸

2009-08-27 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2009年8月27日午前11時46分頃、松山発羽田行きの全日空機(B763)が串本上空付近2万3千フィート(約7千6百メートル)で減圧が起こり、羽田空港に11時33分緊急着陸を行い無事着陸しました。
これによるけが人は出ていませんが、減圧により気分が悪いと訴える人も数名いたようです。

減圧が起こる前、当該機の左エンジンにトラブルが発生したため、同エンジンを停止させ、右エンジンだけで飛行を続け、その後減圧が起こったようです。

気圧は海抜0メートルで1気圧。航空機が上空で飛行する気圧は人体に影響がない(少ない)0.8気圧に保たれています。それが一気に減圧し、客室内の酸素マスクが自動落下した事を考えると、急激に0.43気圧以下になったと考えられます。
耳がつまったように感じ、頭痛もされた事と思います。

左エンジン故障の原因、そしてエンジン停止後の与圧低下原因を徹底して原因究明して頂きたい。

全日空機、機内気圧低下で緊急着陸(ニュース)

<最近の与圧トラブル>
[大韓航空機]与圧故障で緊急着陸


<航空トラブル>松山発全日空機で機内減圧 羽田に緊急着陸 8月27日12時32分配信 毎日新聞

 27日午前10時46分ごろ、和歌山県串本町上空を飛行中の松山発羽田行き全日空584便(ボーイング767-300型)が「機内減圧があった」として羽田空港に緊急着陸を要請した。同機は11時33分に着陸。乗客乗員265人にけがはなかったが、乗客数人が「気分が悪い」と訴えた。
 国土交通省東京空港事務所などによると、離陸後に左エンジンに不具合が生じたため、右エンジンだけで飛行していたが、その後、機内の計器が気圧の低下を示し、酸素マスクが下りたという。全日空が原因を調べている。