[静岡空港]立木問題解決にかかった影響は大きい

＜コメント＞
７月６日の昨日、また濃霧のため６便が欠航してしまった静岡空港。８月２７日に滑走路が延び、ＩＬＳの運用が開始されますが、それまではこのような視界不良による欠航が続きそう。

８月２７日に運用開始となるＩＬＳですが、ＣＡＴⅠという低レベルの着陸装置。立地問題で高レベルのＩＬＳの運用が出来なかったのでしょうが、はたしてＣＡＴⅠで霧対策となるのか、いささか疑問です。

ちなみにＩＬＳのレベル（カテゴリー）はおおよそ以下の通りです。
ＣＡＴⅠ・・・・・決心高度２００フィート（約６１メートル）、滑走路視程距離２，６００フィート（約７９２メートル）←静岡空港
ＣＡＴⅡ・・・・・決心高度１００フィート（約３０メートル）、滑走路視程距離１，２００フィート（約３６６メートル）
ＣＡＴⅢＡ・・・・決心高度０フィート（０メートル）、滑走路視程距離７００フィート（約２１３メートル）
ＣＡＴⅢＢ・・・・決心高度０フィート（０メートル）、滑走路視程距離１５０フィート（約４６メートル）

ちなみに霧のため欠航が多かった広島空港ですが、奇しくも静岡空港の開港日６月４日にＣＡＴⅠからＣＡＴⅢＡに変更となり、大幅に改善されています。
風向き、天候、特に霧状況などは何年もかけ調査して来たと思いますが、なぜＣＡＴⅠでＧＯになったのか疑問が残ります。ＣＡＴⅢを立地条件で外したとは思いたくありませんが、本当はどうだったのでしょうね？

まだまだ霧が続く季節。そして台風の季節がやって来ます。
はたして今後どうなって行くのか、静岡空港。


＜関連リンク＞
ＩＬＳとは（ウィキペディア）

静岡空港で６便欠航 7月7日7時56分配信 産経新聞

　濃霧の影響で６日、静岡空港で運航が予定されていた６便が欠航した。
　同空港管理事務所によると、欠航したのは大韓航空とアシアナ航空のソウル線、日本航空（ＪＡＬ）の札幌線、全日空（ＡＮＡ）の那覇線の出発と到着便。また、札幌発のＡＮＡ便が中部国際空港へ、福岡発のＪＡＬ便が羽田空港にそれぞれ代替着陸（目的地変更）した。


＜まだ間に合いますよ、夏休み計画！＞