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[JAL]飛行中にボヤ発生、公表せず

2009-06-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
6月6日、関西国際空港発、台北空港行きのJAL653便で、台北空港に着陸直前、機内でボヤが発生し、同機は緊急着陸を実施しました。
この事故によるけが人は出ていないようです。

火は消化器によって消されましたが、原因が特定できず、乗客には音響機器のトラブルとアナウンスがあったようです。

その後の調べで、ライターによる着火、炎上とほぼ断定されたようです。
JAL側は、重大なインシデントではないので、公表を控えていたと回答しています。


日航機内ぼや公表せず 関空-台北便 座席に焦げたライター 6月8日15時57分配信 産経新聞

 関西国際空港発の日本航空653便(ボーイング767-300型機、乗客乗員44人)が台湾・台北空港に着陸する直前に、客室内でぼやを起こしていたことが8日、分かった。同機は緊急着陸し、負傷者はいなかった。日航は、台湾当局が「重大インシデント(事故)ではない」としたことから、事実を公表していなかった。
 日航によると、同機は6日午後9時20分ごろ(日本時間)、高度約600メートルを降下中、機体中央付近にある座席「47C」周辺から煙が出るなどした。ぼやは客室乗務員が消火器を使って消した。
 同機は同9時24分(同)、台北空港に緊急着陸。機内を調べたところ、47Cの座席に約5センチ四方の焦げた跡が確認されたほか、ひじ掛けと背もたれの間から焦げたライターが見つかった。47Cと隣接する47Aには女性とその子供とみられる乗客が座っていたが、ライターを持っていたかは不明。当初は原因が分からなかったため、乗客には着陸後「音響機器のトラブル」と説明したという。
 このぼやで、7日に出発予定だった折り返し便が欠航した。ぼやは台湾領域内で発生したため、台湾の事故調査当局が調査。事故などには当たらないと判断したため、同機は乗客を乗せない状態で8日に帰国した。日航はぼやを公表しなかった理由について「国土交通省に報告しており、8日以降に公表するかどうか決める予定だった」と説明している。