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[NW機]成田沖上空で乱気流で重傷者

2009-02-21 | 事故・事件・トラブル
NW機 乱気流で47人ケガ、うち6人重傷

 20日正午ごろ、フィリピン・マニラから成田空港に向かっていた「ノースウエスト航空」2便が着陸直前に乱気流に巻き込まれ、乗客ら47人がケガをした。うち6人は重傷。
 消防によると、マニラ発のノースウエスト航空機が飛行中に乱気流に巻き込まれ、20日午後0時19分に成田空港に着陸した。この飛行機には乗客408人、乗員14人の計422人が乗っており、47人がケガをした。うち6人は重傷。命にかかわるケガをした人はいないという。
 国交省によると、事故の発生は20日午前11時45分ごろで、成田空港への着陸を待つために千葉・銚子沖付近を旋回していた際、乱気流に巻き込まれたという。
 ノースウエスト航空によると、この飛行機はマニラ発成田空港経由アメリカ・ロサンゼルス行きで、通常は成田空港でいったん乗客を降ろした後、再び同じ飛行機でロサンゼルスに向かうという。しかし、今回の事故を受け、ロサンゼルスへは代替機で向かうことになった。
 警察が状況を調べているほか、国交省の運輸安全委員会も調査官3人を成田空港に派遣し、調査している。



ノースウエスト航空機乱気流事故 乗客乗員43人重軽傷 運輸安全委の調査官が機内を調査

マニラ発成田空港行きのノースウエスト航空機が20日、乱気流に巻き込まれ、乗客乗員43人が重軽傷を負った。
突然、乱気流に巻き込まれたノースウエスト航空機は、20日正午すぎに成田空港に到着した。
乗客は「とても激しく上下に揺れた。4回くらい落ちた。天井を壊すほどだった」、「パニック状態ですよ。怖かった。死ぬかと思った」などと話した。
マニラから成田空港に向かっていた航空機は、千葉・銚子沖高度4,500メートルで、着陸待機中に乱気流に巻き込まれた。
フジテレビの三井良浩気象予報士は「当時の気圧配置を見てみると、ちょうど銚子付近に低気圧があって、大気の状態が不安定であったと考えられます」と話した。
ノースウエスト航空は当時、シートベルトの着用指示はしていたという。
しかし、機長はけが人などの発生を知らせる緊急事態を管制官に連絡しないまま、通常着陸した。
そのため、搬送に遅れが出たとみられている。
運輸安全委員会は、調査官3人を派遣し、機内の調査などを行った。
運輸安全委員会の小松 了航空事故調査官は「天井に当たったような痕跡があります」、「いすのシートのひじ掛けとかが少し下がったような、何か重たいものが乗っかったようなシートがいくつかありました」と話した。
運輸安全委員会は、21日も調査官を派遣し、事故原因を調べる方針。



ノースウエスト航空機乱気流事故 運輸安全委、機長や客室乗務員ら14人から事情聴取へ

マニラ発成田空港行きのノースウェスト航空機が20日、乱気流に巻き込まれ、43人が重軽傷を負った事故で、運輸安全委員会は、機長が緊急連絡をせずに通常の着陸を行っていたことから、けが人の情報などが機長にどのように伝わったのか、くわしく調べることにしている。
運輸安全委員会の小松航空事故調査官は「フライトの始まりから終わりまでの間ですね、その間の出来事。それから、(乗組員)それぞれが判断したこととか。そういった内容を中心に話を聞いていきたい」と話した。
乗客などによると、機体は客席のシートベルト着用のサインが点灯し始めた時、大きく揺れ、座席から跳ね上がり、天井にぶつかるなどした乗客らで、機内はパニック状態になったという。
運輸安全委員会の航空事故調査官らは21日午前、病院に出向いて乗客から当時の機内の様子を聴くとともに、21日午後にも、機長や客室乗務員ら乗員14人の事情聴取を行う予定だという。