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<JAL>機長遅刻で2便欠航(神戸-鹿児島)

2006-04-04 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
地方空港ならではのトラブルだ。朝一番の神戸発8時、鹿児島行きに機長が間に合わなかったのだ。乗客は次便ANA8時35分発で全員無事出発した。
恐らくこの機長は予定通り起床し、タクシー(会社手配のハイヤー)で空港に向かったに違いない。しかし悪い事は重なるものだ。

・通り道である阪神高速道路で事故発生
・タクシードライバーは裏道を通るなどしていたと思うが、それでも間に合わなかった
・地方空港のため、緊急対応パイロットがいなかった

朝一番のシフトパイロットは、羽田ベースの機長が望ましいのではないだろうか。そうなれば空港に隣接している島内のホテルへ宿泊となり、このようなトラブルは回避される。JALさん、いかがでしょうか?

(共同通信) - 4月4日11時20分更新
 日本航空は4日、機長が遅刻したため、午前8時神戸発鹿児島行きと折り返しの計2便が欠航したと発表した。
 機長は午前7時までに神戸空港に到着しなければならなかったが、大阪府箕面市の社宅からタクシーで同空港に向かう途中、阪神高速道路で交通事故による渋滞に巻き込まれ、約1時間半遅刻した。
 同便に乗る予定だった乗客約70人は全日空機で鹿児島に向かった。
 日航によると、主要空港は非常時に代わって乗務する機長がいるが、神戸空港は配置していなかった。日航は「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」としている。

(時事通信) - 4月4日15時0分更新
 日本航空グループのJALエクスプレスで4日、機長が出発時刻に間に合わなかったため、神戸発鹿児島行き3355便など2便が欠航するトラブルが起きた。日航によると、機長の遅刻で欠航するケースは珍しいという。
 同便は神戸空港を午前8時に出発する予定で、機長ら乗務員は1時間前に出社する決まりだった。機長は大阪府箕面市の自宅を午前6時に出て、タクシーで同空港へ向かったが、神戸市内の高速道路で事故渋滞に巻き込まれた。
 出発時間に間に合わないと判断した同社は、欠航を決定。実際に機長が着いたのは午前8時25分だったという。同便に搭乗予定だった約70人は、午前8時35分発の全日空便で鹿児島へ向かった。
 この影響で、折り返しの鹿児島発神戸行き3354便も欠航。搭乗予定の約20人は別の便に乗り換えた。
 日航によると、主要空港ではこうしたケースを想定し、代わりの機長を待機させているが、神戸空港には配置していないという。 

(毎日新聞) - 4月5日15時1分更新
 ◇2便90人に影響
 日本航空神戸空港所は4日、神戸発鹿児島行きJAL3355便が、交通事故渋滞に巻き込まれた機長が出勤時間に遅刻したため、欠航したと発表した。折り返し便の鹿児島発神戸行き同3354便も含め2便が欠航し、神戸・鹿児島両空港で乗客約90人に影響。操縦予定の機長が間に合わない非常時は1時間以内に代替機長を呼び寄せる予定だが、同空港の規模などから神戸市内には代替機長は配置されていないことも背景にあった。【津島史人】
 同空港所によると、機長は大阪府箕面市内からタクシーで出勤途中、神戸市灘区の阪神高速神戸線で起きた交通事故による渋滞に遭遇。このため、同3355便の出発時刻の午前8時に合わせた出勤時刻の同7時より約1時間半遅れの同8時半ごろに神戸空港に到着。同空港所は後続便があったため欠航を決め、欠航した2便に搭乗予定の乗客約90人はそれぞれの空港で後続便に乗った。
 同空港所の説明では今回の欠航機種、ボーイング737型機の操縦ができる機長は、大阪(伊丹)空港発着のこの機種の操縦も兼ねている。しかし、発着便数でみると、神戸空港は4便、一方、大阪空港は16便と多く、機長の自宅も同空港周辺に集中。このため、神戸空港へは遠方通勤となり、タクシーを利用するという。
 同空港所では、タクシー利用の理由として「操縦士に心身ともに良好なコンディションを保ってもらうため」と説明する。今後も同様のケースが予想され、同空港所は「渋滞などによる遅刻を100%防ぐことは難しい。影響を最小限に抑えるようにしたい」と話している。
〔神戸版〕