機長の700万マイル―翼は語る講談社このアイテムの詳細を見る |
<私的おすすめ度>★★★★★
[著者]:田口美貴夫
1963年、日本航空に入社し31歳で機長となる。B727、DC8、B747の機長として、欧州線、東南アジア線を中心に飛ぶ。皇室、政治家などのVIPフライトも担当し、グレートキャプテンと評価されている。
<コメント>
本編前のプロローグでいきなり「V1」「Vr」「V2」と進んで行く。うん?何の事・・・?と思わなくても大丈夫、後で詳しく説明されていますから。
田口キャプテンは現役時代、ジャンボ(クラシックタイプ)をよく操縦されていたようで、操縦面ではかなり詳しく解説されています。特に「トリムをとる」は、離陸後オートパイロットに切り替える前の重要さを述べられています。また、ベテランならではの、計器だけに頼るのではなく自分の「目」や「耳」で機体の異常を感じ取る事の大切さも述べられています。
少しだけマニアックな内容かも知れませんが、楽しく読める一冊です。
<ブランチタイトル>
・洋上のハプニング
・出発前の24時間
・飛べ、ジャンボ
・コックピットの窓から
・なつかしのモスクワ線
・着陸復行(go around)
・車輪の下のドラマ
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