朝イチでリハーサルをしました。
この時は雨降りでした。
なんとかして、この雨をやませなくちゃ。
出番までの間に、リレーフォーライフの応援をしました。
会場が近かったので助かりました。
リレーフォーライフの応援の時間まではだいぶありましたが、
「僕たちは応援団なので控室テントの中でスマホで時間を潰す位なら30分でも一時間でも応援をしたいのです。皆さん頑張って走ってらっしゃるのに控室も必要ありません。」
と伝えると、是非にということでしたので雨を止ませるためにも頑張りました。
段々と雨足は弱くなり、終いには止んでいました。
「闘病を終えた、天国の友達にエールをお願いします。」
今ではなく、これまでに対するエールを。
労いのようなエールを。
どんな想いであろうと、僕らはそのように出来ると思う。
そのぐらい、普段から厳しい練習をしている。
さようならじゃなくて、またね、というお友達の気持ちを想いながらエールをすればいいのだ。
集中を別な次元に持っていくことが出来るようにすること。
型に頭を支配されないようになるまで練習をする。
それが、余裕という練習の賜物なのです。
だから、普段からがんばらなくてはならないのだ。
そして、「ユウトのエール」の出番です。
「僕たちも元気になれるんだ!」
ユウトは、その希望の光なのだ。
ユウトが元気に過ごしていること、そのことが「今」病気と戦う子たちにとって希望なのだ。
「団長。僕にエールを教えて?」
「おぉ、いいよ。」
「たくさん応援してもらったからさ、今度は僕が応援するの。」
「それは最高だね。練習、厳しいぞ。」
「うん、分かってる。」
よく頑張ったね。
「小さな体で大きな声を出すには…」
「機敏に動かなければダラけて見える。やり直しだユウト。」
「はい、分かりました!」
よく頑張りました。
「団長…」
「何も考えるな。イチ君とナナちゃんのことだけを考えて。」
「うん。」
「ユウト。」
「なぁに?」
「学ラン、似合ってる。ぶちかませ。」
「分かりました。」
「エール、よぉぉぉぉ~~い!」
届け届け届け!
届け届け届け届け!
オラ頑張れぇ!
諦めんじゃねぇぞ!
それ行けぇい!
頑張れぇい!
やれること、全部ガッチリやってきた。
応援団、いいよ?
ゴニョゴニョ言ってないで入れよ早く。
男だろうが?!
って言いたい。
バシータ(板橋)も言っていた。
僕らは今、終わったはずの青春時代を過ごしている。
あの頃よりも、経験が増えた分いささか人には優しいつもりだが。
数年前。
僕は君を応援していた。
「彼は僕たちの子どもの親友になるかもしれない。」
そんな風な活動を勝手にやって応援していた。
こんな未来は、想像できなかったな。
ね、ヨコシン。
応援は、伝播する。
応援は、繋がっていく気がする。