ずいぶん長くかかってしまったが、Maker Faire Tokyo 2012 出展を控え、次のプロジェクトにもとりかからなければいけないので、ボディーを塗装していったん完成とした。ボディーを載せた状態で安定して飛行できない問題は実はまだ解決していない。
塗料の重みが加わったが全備重量はぎりぎり20g以下に収まっている。
ずいぶん長くかかってしまったが、Maker Faire Tokyo 2012 出展を控え、次のプロジェクトにもとりかからなければいけないので、ボディーを塗装していったん完成とした。ボディーを載せた状態で安定して飛行できない問題は実はまだ解決していない。
塗料の重みが加わったが全備重量はぎりぎり20g以下に収まっている。
Maker Faireは、世界最大のDIYの祭典です。家族で楽しめる、発明と創造と役に立つ情報がいっぱいの展示会であり、Makerムーブメントのお祭りです(開催概要より)。
昨年までは「Make: Tokyo Meeting」として開催されてきましたが、今年から、全世界共通の名称「Maker Faire」としてリニューアル開催するとのこと。
当工房も、過去数回、超小型飛行体研究所さんブースに間借りして参加してきましたが、今年は1団体1テーブルの制限があるため、工房名義でも出展することにしました。
今年の当工房はデルタ・ツイスター発売、NHK総合でのTV放映など活発な動きがありましたが、以前からの仲間達も久しぶりに羽ばたき機に戻ってきてユニークな新作機体を続々開発し始めているので、会場ではバラエティーに富んだ機体を多数展示できる予定です。
Maker Faire Tokyo 2012は、以下の通り開催されます。ご来場をお待ちしております。
※ 小学校未就学者は無料
※ 期間中1日限り有効
2012年10月20日にNHK総合で放送されたTV番組「特ダネ!投稿DO画」で、当工房の羽ばたき飛行機がとりあげられました。映像は番組ホームページの「放送アーカイブ」にアップされていて、ネットで視聴することができます。こちら→ 2012年10月20日放送 特ダネ!投稿DO画
この記事では、番組内で登場した主な機体についてあらためて紹介します:
当工房が原型デザインを担当し、今年「学研大人の科学マガジン」のふろくとしてキット化されたものです。映像は発売前のキットを組んで飛ばしてみたものです。屋外で風に乗ると相当な高さまで飛びます。初出記事
無尾翼タイプの大型羽ばたき機です。翼幅はほぼ1メートルあります。主翼面積が大きいので、屋外では凧のように風を受けて高くまで揚がります。初出記事
フラッピング・ソーサ "空飛ぶうちわ"(画像クリックで動画にジャンプ):
平らな円盤型の機体後部に後ろ向きに取り付けた「うちわ」を上下に羽ばたかせて推力を生み出し前進する変り種の羽ばたき機です。Flying Saucer(空飛ぶ円盤)をもじってFlapping Saucer。初出記事
8枚の羽ばたき翼をタンデム配置した大型多葉機です。機体全長は80センチ超。風を受けて動く彫刻モビールになぞらえてFlying Mobile。初出記事
当工房のYouTubeチャンネルでは他にもユニークな羽ばたき機動画を多数アップ中です。ぜひご視聴ください!
当工房の羽ばたき飛行機がTV番組で取り上げられたのを記念して、当工房および仲間のみなさんの、YouTubeで視聴可能な動画チャンネルをご案内します:
羽ばたき飛行機製作工房のチャンネル: http://www.youtube.com/user/FLAPPINGWING
超小型飛行体研究所さんのチャンネル: http://www.youtube.com/user/tyoukogatalabo
Kazu-Kakuさんのチャンネル: http://www.youtube.com/user/BZH07614
ふしみ製作所さんのチャンネル http://www.youtube.com/user/kazu123457
みなさん熱心にオリジナルの羽ばたき飛行機を製作されている方々です。ユニークな機体ばかりで楽しめますので、工房のチャンネルともどもぜひ視聴ください。
先日、TV局からの取材があった旨報告しましたが、その後順調に番組制作が進み、以下の日程で放送が決定しましたのでご案内:
2012年10月20日(土) 午後3時50分~
NHK総合 特ダネ!投稿DO画
http://doga.nhk.or.jp/doga/
この番組は、通常は日曜夜の放送ですが、今週は番組編成の関係で臨時に土曜夕方からのオンエアになります。
また、当日見逃してしまった場合も、上記の番組サイトで、放送アーカイブとして後日ご覧いただけます。
当工房の羽ばたき機が登場するのは数分間の予定ですが、放送予定の映像は筆者自身も未見なので、当日どんな風に映るか楽しみです。
どうかお楽しみに!
4枚の翼をチョウやトンボのように羽ばたかせて飛行する「メカニカル・バタフライ」。試作第一号は機体構造に問題がありうまくなかったので、主翼のみ流用して機体をまるごと作り直した試作第二号。
ちなみにめざしているのはいうまでもなく、ラピュタに出てきた某羽ばたき機の飛行可能なスケールモデルである。
今回も一筋縄ではいかなかったが、何とか操縦可能な状態にもちこんだ。
主翼の取り付け基部が左右に離れているので、クランクは水平対向(もしくは180度V)方式。
1.7gサーボを追加し、後翼の迎角を左右で変化させることで、ステアリングを可能にしている。
前後の主翼は羽ばたきの位相を45度だけずらしている(前翼のクランクが後翼より1/8回転先行)。
機体重量がさらに増したため、チョウのようにひらひらとは行かず、ジタバタと飛行する。
屋内テストに続き、明朝、天気がよければいつもの公園で屋外飛行テストを行う予定。
結果良好ならいよいよスケ-ルボディー架装だが、そこまで行きつけるかどうか。
機体スペック |
全幅 620mm |
全長 260mm |
飛行重量 13.2g |
(50mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2012年10月 |
2012/10/08追記:
お約束の屋外飛行テストを行ったので映像をアップ。
あちこち本調子でないところがあり、今日のところは予備テストとでもいうべき内容(画像クリックで動画にジャンプ):
2012/10/08追記2:
午前中のテストで気になった部分(ギアのかみ合い、端子の接触、バッテリホルダー等)を修復して、午後から再度屋外テスト。よい感じになってきたが、次第に風が強くなってきて、終始風に向かってホバリングしているような具合になった。そうこうしているうちに胴体フレームの一部が骨折してテスト終了。補強のためにまた機体が重くなる・・・ 操縦に集中するため、カメラを持参しなかったので動画はなし。
ここしばらくの新作はデルタ・ツイスターの派生型が多かったが、一息ついてオリジナルの羽ばたき機開発に取り組むことにする。その最初の試みである「メカニカル・バタフライ」。
4枚の翼は、前後でわずかな位相差をもちながら羽ばたく(単純な逆位相ではない)。また、前翼平面形は、重量増を承知でカーボン・ロッドを組み合わせ、前縁が生物的なカーブを描いている。注目は羽ばたき機構で、ポピュラーなクランク&リンク・ロッドの代わりに、やはり重量増覚悟で多くのピアノ線を知恵の輪のごとく組み合わせたスライディング・リンクとでもいうべき仕組みになっている。
テストしてみた結果だが、十分な推力・揚力で羽ばたき飛行できるのだが、機体構造が脆弱で、着地のたびにどこかが壊れる(重量がありすぎるのも原因)。また、スライディング・リンク機構の工作精度が低く、スムーズに動作せずモータに負担がかかってしまう。
というわけで、スライディング・リンクはあきらめて通常のクランク&リンク・ロッド方式で作り直すことにする。主翼デザインはいい感じなのでこのまま転用するつもり。
機体スペック |
全幅 600mm |
全長 240mm |
飛行重量 11.4g |
(50mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2012年10月 |
追伸・・・
最近、仲間内でにわかに羽ばたき機熱が再燃してきた。これまでに見たことのないようなデザイン・機構も含め、面白い機体が続々登場している。詳しくは超小型飛行体研究所ブログを参照。さらなるコラボが楽しみ。