羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

ピーナッツクラス羽ばたき機

2008-11-30 20:17:48 | 製作記事(羽ばたき機)




最近、根を詰めてやけに小さい機体ばかり作っていたので、息抜きにピーナッツクラス(主翼スパン13インチ)の単葉羽ばたき機。
このサイズの機体はこれまで数多く作ってきたが、今回のものが一番軽量かと思う。
スパーギアを3枚使って思い切り減速比を大きくした(約190:1)。その結果、羽ばたきレートは約2.5~3Hz(2.5~3回/秒)と超スロー。
主翼面積は約2.4d㎡なので、翼面荷重は0.96g/d㎡ということになる。
たいそうゆっくり飛び、ときおりモーターを止めての滑空もなかなかいい感じ。アウトドアでサーマルに乗せてみたい気もする。

60mmマイクロ機と並べてみたところ。これだけサイズが違うが、同じモーター、電池を使っている。

 

       機体スペック
全幅                 320mm
全長                 190mm
飛行重量             2.30g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月  2008年11月


2008/12/07追記:

昨日行われたOSFC第2回飛行会で、初フライトに成功!会場の気温が低くバッテリーの活性が上がらなかったが、まずまずの飛行を見せてくれた。フライトの様子は こちらの動画で(最後の方に登場)
Video Clip is Here

2008/12/23追記:

12/21に行われた第113回SSFC飛行会でも、軽快なフライトを披露することができた。当日は異例の暖かさだったこともありバッテリーも快調。電圧モニターが点灯することもなく、参加者の頭上を数分間にわたってパタパタと飛び続けた。そのときの模様はSSFC主催者tokoさんによる飛行会ムービー超小型飛行体研究所のとしちゃんによる飛行会ムービーにそれぞれ収めていただいているので確認されたい。


60mmスパン極小羽ばたき機飛んだ!

2008-11-23 18:02:24 | 製作記事(羽ばたき機)





やりました主翼スパン60mm。たぶん世界最小。
今のところスロットルオンリーだが、予備テストのようすではパワーにまだ余裕があるので、ラダーを追加して次のOSFC飛行会で公開フライトテストを行う予定。

前作の80mmスパン機と比べると、ギア比を高速寄りに変更したほか、オランダのDelFlyチームのメンバーからメールでいただいたアドバイスにもとづいて羽ばたき角を見直したのが効いている模様。上2枚の羽ばたき翼は、いちばん振り上げた角度では完全に打ち合わせている。
広い体育館ではどんな飛行を見せてくれるだろうか。





       機体スペック
全幅                  60mm
全長                  70mm
飛行重量            1.47g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月  2008年11月

2008/11/24追記:
さっそくラダーを追加してみた。アクチュエータコイルの抵抗値を180オームとして省電力をはかったこともあり、推力ダウンもほとんどない感じでイケそう。ただし機体が小さいだけあってうっかり舵を切りすぎるとあっという間に巻き込んでしまうので、操縦には細心の注意が必要と思われる。




ラダー追加によりわずかに重量が増加したので、スペックを改訂して再掲。

       機体スペック
全幅                  60mm
全長                  70mm
飛行重量            1.54g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月  2008年11月


2008/11/29追記:
来週のOSFCでの公開テストに向けてチューンナップ中。どうも製作当初の元気がなくなっていたので、思い切ってモーターを換装。リンク機構のアライメントが少しでも狂うと、羽ばたきが不均等になって推力が大幅ダウンすることがわかったのでそのあたりも調整。いっぽう、ハードランディングのたびにどこかがこわれるので、再接着や補強を重ねていく間に重量は増加中。どうなることやら。それでも昨晩の時点ではたいへんいい感じの飛びになってきたのだが。

2008/12/07追記:
昨日行われたOSFC第2回飛行会で、公開テストフライトに挑むも、残念ながら不調に終わった。低温によるバッテリーの活性低下でじゅうぶんなパワーが出なかった模様、というだけでなく、全般に追い込み不足だったというほかない。テストの様子は こちらの動画で(最後の方に登場)
Video Clip is Here

2009/01/13追記:

ついに上昇飛行に成功!1/12のSSFC例会での飛行テストの様子をアップしました↓

Video Clip is Here

2009/01/18追記:

再度の飛行に成功。1/17のOSFC例会での飛行テストの様子をアップしました↓

Video Clip is Here


マイクロ羽ばたき機スパン70mmにトライ(飛ばず;;)

2008-11-16 21:29:05 | 製作記事(羽ばたき機)

久しぶりの製作記事。といっても新作ではないのであしからず。

前回のOSFCおよび四国ツアーで元気な飛行を見せてくれたマイクロ羽ばたき機(複葉版)の主翼スパンを、80mmから70mmに縮めてみた。実は、四国ツアーの最終日に、無謀にもいきなり両翼を1センチずつ切り詰めて60mmスパンにしてみたところ上昇飛行できなくなったので、復旧作業を行ったというのが真相。ただ80mmに戻すのでは面白くないので、まずは中間の70mmにして様子を見た。

さっそくのテスト結果は撃沈(泣)。やっぱり上昇できない。80mmスパンのときはあんなに元気があったのに~仕方ないので再度手直しして元の80mmに戻すことにする。


(小さい!けど飛ばない・・・)

       機体スペック
全幅                  70mm
全長                  75mm
飛行重量            1.66g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月  2008年11月

おまけ:
先週、ひさしぶりにヨドバシカメラに出向いて買い込んだ新作トイヘリmini-Bee。いわずと知れたSilverlit製。フルカウル版にジャイロを積んだやつをOSFCでとしちゃんが飛ばしていたが、シー・シー・ピーからの国内発売版はネイキッドタイプ(というかヘリ-Qを意識した金魚鉢キャノピー付き)になった。そのキャノピーも取り去って軽量化をはかったのが下の写真。このキャノピー、見かけによらずしっかりインジェクション成形で、左右で1gもあるので、はずすとかなり軽量化できる。この状態で、飛行重量はなんと7gをきって6.96gである。こんなすごいマイクロマシンが3000円以下で販売されているなんて信じられないことである。


80mmマイクロ羽ばたき機フライトムービーUP!

2008-11-04 23:31:52 | 報告記事(飛行会)
さる10月31日に開催されたOSFC第1回例会と、それに続く四国ツアーでの飛行会シリーズで、2機の80mmマイクロ羽ばたき機が元気なフライトを見せてくれた。そのときの様子を超小型飛行体研究所のとしちゃんがビデオに収めてくれているので、ありがたくリンクを張らせていただきました:

報告記事

動画

Flight Movie is Here